【とらいぽふぉびあ】#デジタルにできることはまだ、あるかい

このノートはデジタルハリウッド大学における、落合陽一氏による特別プログラム「メディアアート」の成果発表展示会のための作品説明である。

とらいぽふぉびあ 川口萌花

スマートフォンが普及した現代において写真を撮る行為は誰もが簡単にできるようになった。彼らは自らをSNSで発信し、身の回りの出来事の写真を載せる。その時、その画像のあなたの顔は撮影したそのままの顔だろうか?カワイイものに誰もがなれてしまう時代、加工はどこまでその人のままだと言えるのだろうか。 trypophobia(集合体恐怖症)という小さな穴や斑点に対して恐怖や嫌悪感を覚える恐怖症がある。大抵の人は感染症だとかを想像し「気持ちわるーい…」と目をそらす。そんな集合体を自分自身にスタンプを貼り付け顔を加工している人々につけたら面白いのではないか。カワイイはずなのにどうしても嫌悪感を覚えるものがあるせいで純粋に可愛いと思えない。そんな体験をして欲しい。

学生による「手作り」の展示会を実施しています。いただいた費用は、展示会の運営に回させていただきます。 みなさまによるサポートをお待ちしております。