【情報オーバーロード】#デジタルにできることはまだ、あるかい

このノートはデジタルハリウッド大学における、落合陽一氏による特別プログラム「メディアアート」の成果発表展示会のための作品説明である。

情報オーバーロード 山中 享

毎日あなたに届くSNS、メール、新しいNews、沢山の広告など、受け取りたいもの、受け取りたくないもの、あるいは無関心ながら目の中に自然に入ってくるものなど、沢山の情報が氾濫しています。一度あなたを鏡に映してください。あなたの姿は美しいか?醜いか?それって本当にご自身の生活に必要なのでしょうか?何にとらわれているのでしょうか?周りが怖い?いっそのこと全部失ってみてもいいんじゃないですか?人間に求められるものは見栄だけではないかもしれません。もっと違う欲求もあるかもしれません。このアートはあなたを見つめ直す作品です。もっと効率的に情報が欲しい人はきっと最適なAIでパーソナライズ、フィルタリングされた情報のみ取ればいいということに気づくこともあるでしょう。あるいはもう懲り懲りとのことであれば、やめちゃえばいいんです。脳には当然キャパシティもありますし、当然疲れるんです。ケアも必要で、休むときだって必要です。脳はAIで開発された新しい情報をインプットするような本当のマルチタスクなんてできません。もっと人間らしい豊かな生活を。脳を機械とくらべちゃいけません。ポンコツだっていいんじゃない?人間にあたたかみのあるやさしい世界を。


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