余暇が楽しくないから長時間労働になる

折角定時に上がって早く帰っても特別やることがない。毎日大好きな恋人に会えるわけではないし、毎日ワールドカップの日本代表戦があるわけでもない。こういう突発的なハッピーワクワクイベントはそう頻繁にはないですから、普段は定時に帰ろうがダラダラ残業しようがあんまり心の幸せは変わらんということになってしまいます(むしろダラダラ居残って残業代もらえた方がいいかも)。　

突発的な幸せはたいてい他力本願です。恋人に会えたらハッピー、そうじゃなかったら寂しい。ワールドカップシーズンはワクワク、そうじゃないと心にポッカリ穴が空く。外的世界で起きていることに反応しているだけです。ドーパミンが一気にドバドバ出るような快感。

自力で幸せを勝ち取ってるっぽい人って、教養人ですよね。母語以外の言語に秀でていたり、楽器が趣味だったり、料理や植物や動物の知識があったりします。いろんなスポーツ経験があったりします。「なんでそんなことまで知ってるの？」とついつい聞きたくなってしまうような人です。カッコいいですよね。外の世界で何が起きていようと幸せです。こちらはジワーっと広がるセロトニン的な幸せ。

こういう人は、スマホなんて持ってなくたって、座っていろんなことを考えるだけで人生を愉しめる人です。夏にビーチに行くとわかるのですが、テントの中でずっとスマホをいじっている人がいます。一生懸命に日焼け止めを塗ることは怠らない。そんなにスマホが好きで日焼けしたくないならずっと家に居て欲しいなぁと思います。留学に行ってもずっと日本人とつるんだり部屋でスマホばかりみているタイプの人も同様です。

未来の自分のために種蒔きをする習慣を忘れず過ごしたいです。自分の幅を拡げてくれるか否かを大切な判断基準として生きています。