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オオカミは聖獣なのか?

オオカミとクマ は、日本の動物界の頂点捕食者でした。

もしかして、人間はオオカミを全世界で、絶滅させようとしているのでしょうか?

日本では最近、完全に絶滅しました。

オオカミ は「赤ずきんちゃん」という童話や「送りオオカミ」という怖い存在に、なぜかプロパガンダされていますね。

しかし、オオカミは、人間を襲うことは1%もないのです。

ですので、襲われるということは、何か相当なコトを人間がしたのかもしれないですね。

そして、家畜を襲うこともないのです。(家畜を襲うのはコヨーテ)

彼らは、弱った動物(病気になった)しか襲わないのです。

ですので・・・オオカミは森を健全に保つ、唯一の存在でした。

オオカミは、人間が居るようなところには滅多に出て来ないといいます。

人間が怖いといってるオオカミよりも、人間を襲うことが一番多いのは、人間なのです。
2番目は蚊だといわれていますね・・・。

さて・・・

頂点捕食者を絶滅させると、何が起こるかというと・・・森の循環が消滅します。

まず、頂点捕食者という存在は、獲物を取り、その動物の皮を剥いでくれる、唯一の存在です。

皮を剥げる力があるのは、頂点捕食者のみに与えられた能力なんです。

分かりやすく言えば・・・子供にバナナ の皮を剥いでくれる地球のお母さんの役割なのです。

バナナ の皮を剥いでくれなかったら、みんな腐っていくのを見物するだけですよね。

同じように、地球では、頂点捕食者が皮を剥いでくれたら、色んな動物たち(ハイエナやタカ などの肉食小動物) が食べやすくなり、肉食動物たちが食べた後は、昆虫たちが食べ、昆虫たちが食べたら、最後は微生物 たちが食べてくれるという構図です。

これが、地球の循環ですよね。

では・・・皮を剥いでくれなかった場合、新鮮なまま他の肉食動物が食べられないまま、腐っていきます。

しょうがなく昆虫と微生物だけが食べることになりますが、微生物も皮を食べるのは時間がかかりすぎて、腐敗していくのではないでしょうか?

たくさんの微生物がいる土壌だと大丈夫なんでしょうけど・・・

なので、頂点捕食者「不在の現在」は、地球 の自然の循環はなくなりました。

日本では、現在、鹿 が頂点になり、森の木の皮を食べ尽くし害獣にされてしまっています。

鹿が森を荒らしてしまうので、多様性を語るレベルでもなくなり、森の健全はなくなっています。

日本では、オオカミは「真神」という聖獣として、クマは「神の語源」として崇められていました。

頂点捕食者は、神さまのような存在・・・生態系だけでの話ではなく、習性を考えても神さまのようですね。

ちなみに、中国には2種類のオオカミ が存在していると言われています。

環境の変化の中で変化して いっただけで、DNAは日本のオオカミと同じだそうです。

日本にオオカミを戻してくれる勇者が出てきてくれることを祈るしかないですね 笑

二つの月
福永睦美

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