『魔法・想像』#8
9月になり涼しくなってきた頃
一部を除く全生徒が召集されていた
飛:今日集まってもらったのは他でもない!
今この国の至るところで被害が多発している!
遡ること2日前
それは突如として起こった出来事
遠:あれ?え?
矢:どうしたの!さくちゃん!
遠:魔法が……使えない…………
真:……さくも?私も急に…
弓:どういうこと!?
遠:飛鳥先生………
飛:私も使えなくなってる………
筒:私、使えますよ?
飛:ちょっと○○と奈々未に聞いてくる
橋:私のとこも大園が使えなくなってる
飛:私も使えなくなってて
○:七魔法が使える連中が使われへんくなったんか
橋:心当たりは?
○:無いことはない
もしかしたら国中がパニックに陥るかもな
飛:どういうこと?
○:取り敢えず全員集合させろ、話はそっからや
○:こっからはオレが話す
今から話すのはあくまでも可能性や
でも、十中八九当たっとる
敵の魔法はおそらく「死霊魔法」や
死霊魔法
過去生きていた人物を蘇生、蘇った人物は持っていた魔法を各々で使えるようになり魔力は尽きることはない
しかし、死霊魔法自身の魔力の総量は少なく身体能力も著しく下がってしまう
魔法使い本人を倒すと蘇った人物も消える
○:以上が死霊魔法使いの能力と弱点や
今回生き返ってんのも七魔法使いのかつて勇者やなん
や言われたやつらやろ
真:だから私も使えなくなったんですか?
○:せや、かつての水魔法使いが復活したから田村の水
魔法は発動せえへん
この世に「水魔法」が2つも無いからな
それではこれより班に分かれて各個撃破してくで!
被害が出ているのは今いる「乃木国」の東西南北
東班
梅澤、向井、佐藤、井上、弓木
西班
与田、矢久保、中西、池田、金川
南班
久保、筒井、冨里、菅原、山下
北班
阪口、五百城、一之瀬、川崎
待機班
奥田、遠藤、田村、大園、伊藤、岩本
○:以上!
全員無事に帰ってきいや!
全:はい!
彩:○○先生、彩は?
○:小川はオレと一緒に本体叩きに行くで
彩:え?
○○は小川にこっそり耳打ちする
○:いや、ここだけの話な
ホンマは井上の白魔法を本体に当てたら一撃で終わる
ねんけどや
それやると成長に繋がらんからさ
彩:な、なるほど!
ちなみに場所は分かるんですか?
○:おおよそ検討はついてるからな
ほな、オレらも行こか
つづく
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