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『魔法・想像』#1

魔力が存在する世界
人々は魔力で己の肉体を強化し暮らしを豊かにする

これは魔法を扱える者達が共に手を取り合い平和を目指す物語


私の名前は井上和
今日から乃木魔法学校の1年生となる
入学していずれは『英霊十傑』と呼ばれる人達になるのが夢なんだ
もうすぐ入学式が始まる!楽しみだなぁ.…



飛:それでは只今より入学式を行います
 初めまして、私は齋藤飛鳥と言います
 基本的には2年生を受け持っているのでよろしく
 そして1年生の担任になるのは新人教師の…どうぞ

○:新しく入る1年生の担任になる○○と言います
 皆と仲良う出来たらエエなって思うんでよろしくお願
 いします

飛:3年生は橋本先生が担当されます

橋:どうも、橋本奈々未でーす

飛:以上で入学式を終わります
 1年生の皆さんは上級生に追い付けるように頑張って
 ください
 


どうも和です
正直、私達の先生ってどうなんでしょう
齋藤先生や橋本先生はそれぞれスゴい人達なことは入学以前から知っていたんですけど
この○○先生はどれだけスゴいか分からないんですよね



○:はい、そないな訳で1年生の担任になった○○です
 どうぞよろしゅう
 ここのクラスは全員で10人な
 ほな早速やっていこか

和:自己紹介とかしなくて大丈夫なんですか?

○:まぁおいおいでエエやろ
 君ら基本的には魔法使えるからここに入学してきたん
 やろ?
 でも暫くは魔法禁止な

咲:何でですか!?

○:簡単に言うと君ら魔力の扱いが雑
 まずは無駄な消費を抑えなアカンねん
 せやないと、いざって時にカスカスになるで

ア:じゃあ、まず何をするんですか?

○:魔力は腹のあたりで練るもんやねん
 やからそこから集中して満遍なく身体中に一定に流す
 イメージや


1年生達は素直に瞑想し始める

○:(一応は言うこと聞くんやな、得たいの知れん先生や
 いうのに)


そんな地味な授業が始まって3日経ったある日


一:齋藤先生、少し話したいんですけど.…

飛:なに?一之瀬

一:あの、○○先生ってどんな人なんですか?
 授業が始まって3日ですけど結構みんな不満が溜まっ
 てて.....

飛:あー、○○のことか
 アイツはスゴいよ、私や奈々未より強いもん

一:ほ、本当ですか!?

飛:仕方がない、飛鳥先生が一肌脱いでやろうじゃない
 か


飛:っていうことがあってね
 ○○と私で模擬戦しよ

○:マジか、まぁやらなアカンのやったらしましょか




和:皆!○○先生と齋藤先生が模擬戦するらしいよ!!

茉:え!ホンマに!?

和:本当本当!見に行こ!

1年生達はグラウンドに集まる

飛:ここでやったら危ないからさ、移動したいんだけど

○:せやな   パチンッ

○○が指を鳴らすと1年生、○○、飛鳥は荒野に移動した

冨:今、何が起こったの!?

飛:じゃ、やるよ○○

バリバリと音を立て飛鳥の周りにが稲妻がほとばしる
一瞬で○○の背後に回り蹴りを繰り出すがかわされる
○○は攻撃を避けながら1年生に向かって説明しだす

ア:速すぎてほとんど見えない....

○:魔法ってのは例外を除いて1つの種類が2個存在する
 ことはあり得へんねん
 要は飛鳥先生が使ってる雷魔法は他の誰も使われへん
 のや

飛:他に教えることは!ブンッ

○:危なっ!
 あとは基本的には1人1つの属性までや!
 時偶に1人で2つ持ってるやつもおるけどな
 そして!

飛:雷魔法《鳴神 創槍撃》!

飛鳥は雷で作った大きな槍を○○に投擲する
○○は拳に魔力を集中させる

○:魔力武術 破拳!!

○○の拳は真正面から槍を粉砕する


○:魔力だけでも魔法を殴り飛ばせる!
 まぁこれは特殊な技術要るけどな


1年生は自分達との実力の差に絶句してしまう

和:○○先生ってスゴい人なんだ...…

彩:ていうか齋藤先生ってスゴい人なの?

和:えっ知らないの彩!?
 この国を滅ぼそうとした魔法使いの集団を橋本先生と
 壊滅させたんだよ!
 しかもあの「始まりの七魔法」の1つである雷魔法を
 使えるんだから!

飛:あれ流石に2人だけじゃないよ笑
 まぁ後はあまりシステム的に好きじゃないけど、階級
 でもある程度は測れるからね

○:取り敢えず今日はこの辺で帰ろか  パチンッ


○○が指を鳴らすと元々いたグラウンドまで戻ってくる


飛:はい!今日はかいさーん!
 しっかり休めよー!

○:明日は座学にせなな

飛:○○色々と教えてなさすぎ

○:メンゴ




つづく...…

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