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「好き」の因数分解~子ども科学電話相談~

子ども科学電話相談が好きすぎるので、因数分解してみます。

子ども科学電話相談は、NHKラジオ第1で毎週日曜の午前10時5分~11時50分まで放送しているラジオ番組。科学、恐竜・岩石鉱物・植物・昆虫・動物・鳥・鉄道・宇宙・心と体などのテーマから毎週3分野程の専門家が先生として登場され、子どもと電話で話しながら答えてくれる。夏休みや冬休みなど大型連休にはスペシャルとして毎日4時間も質問に答えてくれることもある。もう37年もされているらしい…すごい長寿番組…
NHKらじおアプリで好きな時に過去回が聞ける。

①素朴ですてきな質問

基本この番組では子どもを「お友達」って呼んでる。大人になったら細かいこと気にしないというか、「当たり前じゃん」で済ませているような疑問も鋭く聞いてくれる。「人にはどうしてしっぽがないの?」という、かわいらしい質問から、「人の心はどこにあるのですか」というドキッとする質問や、「家の植物に来ていたあの虫の正体は」という探偵みたいな質問も。今週だったら「価値の高い岩石(宝石とか)があるなら、価値の少ない岩石はありますか」という質問だったり、考えたこともなかった質問も出てきたり、確かに不思議だなと思う質問に出会えて楽しいです。

②お友達と先生のかけ合い

まっすぐゆえに時々先生もタジタジしてしまうような質問も飛び出します。そういう時の先生方は「難しい質問ですね」などと言いながらも、どこかいきいきしているように聞こえます。(笑)どんな質問にも的確に、かつお友達にもわかりやすい例えを用いて説明される先生方に例え力の高さや語彙力や発想の転換、毎回すごいなーと尊敬の耳で聞いています。「等分」の意味がまだ分からないお友達に、おまんじゅうをみんなで分けるシーンを用いて説明したり、しっかりかみ砕いて話をしてくれるので、知識のない私にも理解できます。

③テーマの広さ

とにかくテーマがとても広い。興味関心を持っていない分野でも、知り始めると面白いと感じるもので、例えば昆虫。アリの巣にはアリ以外の昆虫も住んでいて、なぜそれが可能かというとアリは目があまり良くないそう。目がよくない分、アリたちはフェロモンでお互いを認識しあっているのだけど、外部からの侵入者はフェロモンを出すことはできない。そこで時々アリに抱きついてフェロモンを纏って何食わぬ顔(かは分からんけど)で一緒に暮らしているらしい。こわ!!!けどおもしろい!!!
恐竜にも親近感が湧いたり(おこがましい)、宇宙に関しても興味が湧いています。普段の生活では考えることのない分野について、お友達の質問ベースではあるけど、知れたり考えたりできることはとても生活を豊かにしてくれます。おいしいなと思って何気なく食べていた岩塩はもともと海だった地面が火山活動などで隆起して今は海ではなく山となった所からとれている話だったり、地球に隕石が落ちたのは6600万年前で、その地層から蓮の花の化石が発見されていることから6月とわかっているだとか。何千万年も前のこと普段考えないし、自分から地球の誕生とか調べようと思う生活してないから、毎週驚きと感動と笑顔と元気をもらってます。

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