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車いすとイオンシネマと日本人

なんか見た。
日曜日だらだらと旧ツイッターをスクロールしていたらば、見かけたんですよ。
車いすユーザーの方が、足を伸ばして座れる席につきたいと映画館のスタッフに介助をお願いしたところ、次からは来るなと言われたとかなんとか。
※端折って書いているのでなんか違ってたらごみん。

これに関して、誰しも好きな席で映画を自由に観られるように変えていこうぜ!という旨のコメントもあれば、車いすスペースで観ればいい、ヘルパー雇えばいい、わがままだ!という類のコメントもありました。

日本人って優しくて親切で礼儀正しくて云々とか、もぅそんなことは無いんだなと。

私って、よく迷子を保護したり、困っている人に声をかけられたりする率が高いんですよね。
スーパーでおばちゃんに背中のチャック閉めてくれない?みたいなのから、歩道で倒れている熱中症っぽいおじさん助けたりとか、日本語できない外国人に助けを求められたりとか。それも、周りにたくさん人がいる中で、なぜか私が選ばれるんですよね。なんだか無害そうなんでしょうね。ま、全然手を貸しますし、特段イヤだな~って思ったこともなく、むしろ私っていいヤツだなぁなんて思ったりして話のネタにしてみたりして。

偽善ってやつですよ。完全に。そんなに優しい人間ではないので。
「しない善より、する偽善」これ結構いい標語ですよね~。

手を貸さない、貸したくない、関わりたくない、ここまでは何となくわかりますよ。それぞれの事情もありますし。だがしかし、わがままだ!って感じるのは何だろう?私はわがままだ!って思うほどその方々に興味は無い。

何かね、こんな事柄からも日本の落ちぶれ具合を感じるんですよ。
お金も心も貧相。日本は沈む船だな~って。

国民が明日明後日の心配が無ければ、1か月後2か月後の心配が無ければ、1年後2年後の心配が無ければ、足伸ばして映画を観たい車いすユーザーにわがままだなんて言わないと思います。どうぞご自由に、少し手を貸しましょうか?ちょっとそこのあなたも手伝ってくれない?みたいな運びになると思う。国民全員がお金持ちならばね。

すさんでるね。

私は簡単に映画代すら出せない金なしオンナですが、心まで貧困にはなりたくないものです。

お金は無くても、愛は無限に生み出せるんだぜ!
そう信じてる。



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