見出し画像

【RX 半澤】 2024.7.14 全日本自転車競技選手権トラックレース マスターズ大会 3km個人パーシュート 優勝

◇記録:3分30秒111

昨年までエリートで活動しており数年ぶりのマスターズ大会。
30歳以上の選手はカテゴリーをエリートとマスターズのどちらかを任意で選択でき兼属はできない仕組みになっている。
それにより出場できる大会や種目も分かれており、自己成長のためにはよりハイレベルな環境に身を置くべきだが、適切な目標設定も必要で選手としては悩ましいところがある。

昨年10月の全日本実業団トラック以来、3kmの計測をしていなかったため現状の実力が未知数。
今回は期待より不安の方が強く、精神状態はネガティブでよろしくない。
結果的にはパーソナルベストを更新したので自分自身サプライズだった。


会場である美鈴湖競技場までは車で4時間弱。
本来は前乗りしたいところだけど、PTAやら町内会やらで当日入りを余儀なくされる。
朝4:00出発で8:00前には現地到着。
車内ではひたすらイメージトレーニングに勤しんでたら下りるインターを間違える、、、
今回はジュニアオリンピックとパラサイクリング大会と併設のため、参加者が以前より多い印象。
朝から雨が降り続いておりテンションは下降気味。
朝のわずか10分間の指定練習時間で数年ぶりに走る美鈴湖競技場の走路の感触を確かめる。
試走でジャージやソックスがびしょ濡れになったため、レースが始まる昼過ぎまで乾燥させる作業。

トラックレースは1日で様々で種目が行われ、スタート時間をある程度推測しておかなければならないが、進行状況によってはズレが大きくなる。今回は14時くらいを想定していたが、雨の影響か時間が押しており実際は16時くらいになってしまった。
これにより補給のタイミングがズレて空腹感が出てしまったが、パラチノースを摂取して持ちこたえる。これから全力を出し切ろうとする競技において、血糖値の乱高下を抑えてエネルギー補給が可能なパラチノースは最適だ。

ウォーミングアップ中に前輪の異変が気になり、今回悲願のスプリントチャンピオンとなった美鈴湖の主、同い年の武井さんに前輪を借りる(あまりに感触が良かったのでその後買い取る笑)。
検車に行ったところDHバーの突き出し長さの指摘を受けてしまい、直前であたふたとポジション変更。
久々のレースで直前にバタついてしまい関係者の方々に迷惑をかけてしまい反省。

◇レース
なんとかスタート直前に準備が整い、懸念された雨も小康状態となり、あとはやるだけ。
「やる」と言っても特別なことではなくいつものことをやるだけなので、タイム系競技はこの段階で既に8割は勝負は決まっているように思う。
ラップ読みを今回知り合った同世代の現役競輪選手の川上選手にお願いする。仕事としてだけではなく、競技としても自転車に向き合っている姿に感銘を受けた。

スタートは路面が濡れていてスリップすると聞いていたので無難にこなす。
1コーナー手前でブルーバンド?に前輪を滑らせてしまいヒヤリとした後、そのロスを取り戻そうと3コーナーではオーバーランしてしまった。
みんな大好きパワー値で言うと800wで入り400w維持する感じで。あくまで結果でそれを出そうとして走ることはない。
現状が分からないのでとりあえず目標を自己ベストタイム(3分33秒)にして目標ラップタイムを設定。
2周目からはなんとか落ち着いてラップを聞きながら走るが、目標としているタイムより速い、、、が体感的にはキツく感じない。
前半抑えようとか後半上げようとか特に考えず、ただ無心で自分が最後まで出せるチカラを出すのみ。
それにはどの程度まで自分がチカラを出せるか、どの位出したらその後出せなくなるのか、トライ&エラーあるのみ。
自分自身を知ることが最も重要。

BIORACERのTTワンピース、シューズカバーを着用。
エアロ系ジャージは身体にタイトフィットする特性上、耐久性を犠牲にしていることがあるが、このジャージは5シーズン目でいろんなタイトルを獲得してきた相棒。まだまだ着れそうだけど肩付近が色褪せが目立つようになってきたな。

ペース配分を失敗すると途中で地獄が待っているが、今回は余裕を持って最後まで。
ゴール後に知人から感想として、全く力んでいる様子は無かったとのこと。
以前に1000mTTで全く力感が無かったのにベストタイムを出せた時と同じ感じだった。


◇筋トレ、ストレッチ
◇ペダリング、ポジション、フォーム
◇身体の使い方
◇その他

やってきたことが正しかったことが証明されたので、次回以降、レースに向けて取り組んできたことを備忘録として残しておこうかと思う。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?