【半澤雄高】 神宮外苑マスターズクリテリウム 優勝

昨年までは単独で気楽に出場してたけど、今年はチームとしてのターゲットレースなので重みが違う
といっても特別なことをするわけではなく、普段通りの走りができるようにするだけだが、プレッシャーがあるとそれが難しい

20分弱のレースだから当然スピード域は高く強度も高い
昨年、一昨年と他チームの動きに合わせた為、途中で脚を使ってしまい最後に勝負する脚が残っていなかった

今年はチームメイト達がいて自分で全部対応する必要はないのは圧倒的アドバンテージ

チームからは多数エントリーしていたけど事情によりDNSが多く、高岡さんと福田さんが欠場
エースとブレイン不在は痛いけど数的有利は変わらないので優勝はマストで

前日のチーム内ミーティングにて、勝負どころまで脚を温存させてもらい、早い段階のロングスパートを仕掛けたい旨を伝える

強敵なるしまフレンドの小畑さんはスプリント強いので、スプリント勝負は避けたいのと、プロのように最後トレインが組めるわけでは無いので、人数揃えていても結局ラストは個の戦いになることが考えられるから

短距離スプリントは苦手じゃないけど、自分の1番の強みはトラックパシュート競技で鍛えた中距離独走だと思っているので

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安陪先生にマッサージを施してもらい、身も心も軽くなり最高の状態でスタート

今回は一部コースが変更となり、鋭角コーナーが増えた為、例年よりキツくなっていて、そこがポイントだと思っている
加速からの巡航をいかにスムーズにするか
雑に走らず丁寧に走ることを心がける

クリテ系のスピードレースは前方に居るのは当然だが、人数も少なく、前後に動ける縦の足があれば位置取りにナーバスになる必要はない

序盤、RXは人数の割にはアタック少なめで、他チームの動きに合わせて動く感じ
今思えば自分が声をかけて指示すべきだったかもしれないが、普段一緒に練習しているわけではないので皆の脚がわからず遠慮してしまった
今後はコミュニケーション多くとっていこう

他チームに脚を使わせるべくガンガンペースを上げたかったけど、それ程上がらない印象

終盤に入り、皆脚が残っていてアタックしたらすぐチェック入るのを恐れて弱気になっていた

飛び出すのを躊躇してる時、遠藤さんがスピード上げて自分を連れて行こうとする動きをしてくれる

それに付いたら後ろが少し離れ、予想に反して誰もすぐに追って来ない

これはチャンス!行くっきゃない

鋭角コーナーから残り2キロ弱

後ろを振り返らず全開で行くだけ

短い時間で加速して、高いトップスピードにもっていき、長い時間持続させる
力まかせにならない「スピードを出す」スキル

ラストはまこっちさんのイケー!の声で最後のパワーをもらい、なんとかゴール

終わってみれば、後方でのスプリントも制して1-2-3の表彰台独占!出来過ぎ!


※今回着用したBIORACERの新しいウェアについて※
違いのわからない自分でさえ感じる抜群の着心地で、カラダの動きを阻害しないしなやかさ
独走している時に一番の敵である空気抵抗が今までより一段低く感じ、今回の勝利の一因を担っていると思う


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負けられない戦いに勝てて良かった

でもここまで事前のシミュレーション通りにいくことは稀
チームメイトが各自やるべきことを把握してたからこそだと思う 

それは今回チーム集合写真の為だけに集まったチームメイトにも言えることで、チームの為に貢献しようとする姿を見て、加入して間もないけど、すげー良い雰囲気のチームだなと思った

ファスト&スマートな自転車チームの理想形

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