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美しい水の芸術・ネイチャーアクアリウムの世界【日本デザインプランナー協会】

ネイチャーアクアリウムをご存知ですか?水槽という限られた空間の中で、水草や流木、石などをレイアウトして美しい世界を作り出していくもので、センスだけでなくアクアリウムに関するさまざまな知識も必要になってきます。今回はネイチャーアクアリウムの世界をご紹介していきたいと思います。

ネイチャーアクアリウムってなに?

ネイチャーアクリウムとは、水槽の中に水草や岩、流木などを置いて、自然の景観を作り出していく水槽レイアウトのことです。

ネイチャーアクアリウムは、日本の写真家である天野尚氏によって作られたADA(アクアデザインアマノ)によって提唱されました。ADAは、アクアリウム業界に高級感のあるブランドという位置づけを築いたことでも有名です。

ネイチャーアクアリウムのメリットとは

ネイチャーアクアリウムは、水槽の中に大自然を感じられるため眺めることでリラックス効果を得ることができます。実際にもアニマルセラピーとアクアリウムセラピー両方の効果があると実証されていて、医療や介護の現場でも見かけることが多くなっています。

さらになんといっても自由度が高いことでしょう。ネイチャーアクアリウムでは、自然の素材を使うため、河原などに落ちている岩や流木を利用できます。使う素材によって印象が違ってくるため、素材探しを楽しむというのもネイチャーアクアリウムの醍醐味でしょう。

ネイチャーアクアリウムを始めてみよう


構図を決める
ネイチャーアクアリウムは、まず低床を入れて、お好みのレイアウト素材を設置していきます。水草、流木、石など好きに設置してもいいのですが、失敗しない基本の置き方が3つあるので、そちらを参考にして置いてもいいですよ。


【ネイチャーアクアリウムの基本の置きかた】


凹型構図
凹型構図は、左右にレイアウトの重点を置いて中央に空間を持たせる配置です。このようにすることで、空間を広く見せることができます。構図の中でも簡単なものなので、初心者のかたにおすすめです。

凸型構図
凸型構図は、中央に盛りあがりを持たせる配置で、バランス感覚が大切になります。中央に重心をおくので、全体的に安定した印象を持つことができます。

三角構図
三角構図は、左右どちらかに重心を置く構図です。比較的小さめの水槽で取り入られる方が空間と物とのバランスを取りやすくなります。

植栽する
植栽は、中から植え初めて、手前、奥の順に進めることが多いです。手前は短めの草にして徐々に長さを出すように植えるといいですよ。中に植える草は特に重要なのでしっかりと作りこむようにしましょう。中間に植える水草は、ボルビティス・ヒュデロッティやミクロソリウム・ナローリーフなどがおすすめです。

注水する
準備ができたら注水して器具を取り付けていきます。最初の一週間程度は毎日水を取り替える必要がありますが、水草の浄化能力が機能し始めると魚を入れられるようになります。そのあとは週に一度は水を変えるといいでしょう。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイター資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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