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人工御影石について。

design88のフロントには人工御影石という素材を使用しています。

この素材の特徴は軽量・耐熱対傷に優れている・優れた弾性など現時点で樹脂を使ったメガネには最適な素材かと思います。

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石で有名なのが大理石だと思います。
床やキッチン、インテリア等々に使われる白いマーブル柄の石です。
一品的にモノに使用される大理石には天然大理石、人造大理石、人工大理石が有ります。
違いは分かります?
天然はそのまま天然の本物です。
人造は天然石と樹脂の混ぜ物、人工が樹脂製です。
っという事で人工御影石は樹脂製です。
ナイロンとカーボンの混合樹脂です。

これは弊社のオリジナル新素材です。
耐熱は180度程度まで耐えられ、耐傷は600番のペーパーヤスリでもほぼ傷がつかない素材になりました。

しかし、この素材には2つの大きな欠点があったのでぇぇぇす!
1つ目が対傷性が凄すぎて磨く事が出来ない。
ペーパーで磨けない物はメガネの磨き工程では磨けません。
ただ、この磨くことは直ぐに方向転換しました。
ぶっちゃけ、磨かない方が武骨でカッコいいんですよねww

無理をして磨くより、この武骨を残す方が素材を活かせると思いました。
一見、重そうで硬そうな素材が軽量で弾力性に優れているギャップの方が面白いと思いました。
「ギャップ萌え♡」で合ってます?

そして、この武骨を表す言葉が石の彫刻でした。
黒くて硬い御影石がピッタリときたんですね。

もう1つの欠点が着色が出来ないって事です
この黒っぽい色は素材の色です。
実はカーボンの代わりに同様の白い材料を混ぜれば白ぽく作れるんですけど……それだと染色と言う着色が可能なんですが、個人的に染色は使いたくないんです。
その理由は控えさせて下さい。
各種方面に迷惑をかけます。

もともと、黒御影石でしっくりしていたので着色を追求する必要性はないと判断しました。
色や柄モノをやりたかったらフロントにメタルやアセテートを使えば良いだけの話なので簡単です。

でも、88ではアセテートやセルは使わないと思います。
今のところですけど……

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