見出し画像

展望: LC 2回戦 富山 vs 清水

今晩アウェイ富山で行われる、ルヴァンカップ第2戦(清水は第1戦はシード)の富山 vs 清水の展望を書いていきます。


富山ってどんなチーム?

富山といえば写真の通り、清水に約10年と長く在籍した河井陽介選手がいるチーム。また元清水の社長である左伴さんが社長を務めており、清水の白崎選手が所属したこともあることから、清水と非常に縁のあるチームですね。
カターレ富山は、2009年にJリーグ(J2)参入。2014年にJ2最下位となり、2015年以降はJ3に所属しています。但し昨季はJ3 3位と躍進。ほんのわずかの差でJ2昇格を逃しました。
清水がJ2降格した2016年には既にJ3でしたので、両チームの直接の対戦はなく、今回が初対戦になります。

富山の今季の成績は?

今季の富山はこれまでJ3第10節まで戦って、3勝5分2敗の勝ち点14で9位と少し苦戦しています。但し、LCの山形戦含めて、ホームでは5戦4勝1分と無類の強さを誇ります。(アウェイは一度も勝っていません)
今回の清水は、富山のホーム開催になります。J3の前節もホームで鳥取にクリーンシートで勝利しており、富山にとっては良い流れで清水との対戦を迎えることになります。
LCの第1戦山形戦のハイライトです。

まさに死闘。0-0で延長戦に突入。延長前半に山形に先制されるも、延長後半に2点返して逆転。歓喜の勝利になりました。

続いて前節のJ3第10節鳥取戦のハイライトです。

今季初めての複数得点で2-0とクリーンシートで勝利しました。

富山の特徴は?

富山は、やはり堅守のチームという印象です。

J3富山 第10節までのチーム成績(出所 Football Lab)

J3 20チーム中、攻撃面で目立つデータはありません。しいて言えばドリブルの回数が多いくらいでしょうか。

カターレ富山のChance Buildingポイント(出所 Football Lab)

こちらを見るとやはり守備に関する成績はよいですね。KAGI(ゴールに相手を近づけさせていないか)は4位、失点も1試合平均0.8で5位です。

富山の注目選手は?

前節2-0で勝利した鳥取戦のスタメンは以下の通りです。

カターレ富山 鳥取戦スタメン

ルヴァンカップは、前節山形戦はある程度ターンオーバーをかけていましたので、今回もメンバーは入れ替わるかもしれませんが、なんとなくチームの底上げを図る意味でもベストメンバーで来るような気がしています。
この中で大山選手は開始早々で負傷交代しましたので、代わりに入った大迫選手がスタメン予想になります。
まずはなんといっても河井選手。元清水で、今季ファジアーノ岡山から富山に移籍。中盤でバランスをとれる素晴らしい選手です。また富山のストロングは左サイド。27番の「キャプテン翼」こと吉平選手、そして攻撃に優れる左SB安光選手。他にも山形戦で貴重な同点ゴールをあげた地元出身の大卒ルーキー碓井選手も良い選手ですね。この3選手で富山の得点の半数以上を叩きだしています。

清水のスタメン・サブ予想は?

そして最後にお待ちかねの清水のスタメン・サブの予想です。ルヴァンカップのレギュレーションで、エントリーは20名までと、通常のJリーグは7名に対して、9名のベンチ入りが可能です。また交代も延長戦に突入した場合には交代枠が1名が増えます
乾が不在かつCBの枚数が少なく、FWが多い現在のチーム事情を考えれば、システムは、ホーム仙台戦で機能した4-4-2になるでしょう。
また秋葉監督の考え方、及びJ2次節が3位の岡山との「6ポイントマッチ」であり、その後も連戦が続くことを考えれば「完全ターンオーバー」を採用する可能性が高いとみています。つまり、岡山戦にスタメン出場する可能性の高い選手は、スタメンには起用しないと思います。
その考え方で、スタメンを予想しました。

富山戦のスタメン予想

悩んだのは左サイドの矢島のところです。矢島は岡山戦もスタメンの可能性もあるのですが、個人的には岡山戦はカルリを本来の左サイドに戻し、トップは北川とタンキのツートップにするのではないかなと予想しており、であれば矢島を富山戦に回す可能性もあるのではないかなと思います。
両SBが攻撃的で高い位置を取るだけに、サイドハーフには矢島や西澤のようなバランスの取れる選手を置きたいところ。千葉・郡司(あるいはタンキ)という点で合わせることがうまい選手が前線にいる中で、西澤のクロスは大きな武器であり、過去の得点シーンでもやはり右からのクロスの方がゴールに直結しやすいため、西澤を右サイドに置きたいです。
また原選手・白崎選手は報道によると復帰できる見込みであり、若い選手中心のこのゲームの中で主軸として頑張ってほしい。また沖選手も清水では初出場となる見込みで本当に楽しみですね。
続いてサブのメンバーは以下と予想しました。

  • GK: 梅田

  • DF: 監物・森重

  • MF: 矢田・安藤・西原

  • FW: タンキ・北川・川谷

もし、順調に試合をリードする展開であれば、矢田・安藤・川谷といった選手を途中投入して、ゲームをクローズする。同点や相手にリードを奪われた際には、西原・タンキ・北川を投入して、得点を奪いに行くようなイメージです。

いずれにせよ考えているだけでワクワクしますね。どんなメンバーで戦うのか、今から楽しみです。

本日は現地は行けず、DAZNならぬアマプラ観戦になりますが、しっかり画面腰に応援しようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?