BUG続唱というアーキタイプについて(part3)

こんにちは、末裔の道の人と申します。
前回に引き続き、今回もレガシーのBUG続唱について解説していきます。
今回はメインボードの呪文編です。
part1はこちら→ https://note.com/descendantspath/n/n3fdbda7d4abe
本記事の直前の記事はこちら→ https://note.com/descendantspath/n/n9a61d5621c77

メインボード 60(呪文38枚)
祖先の幻視×3
続唱で唱えるとアンリコになる呪文。1t目であれば普通に待機させて唱えてもそこそこ強い。終盤で引いた時はwillのピッチコストに企てるケースご多いです。
渦まく知識×4
他のアーキタイプ同様、ブレストフェッチするのが主な役割ですが、打ち消しを探しにいくために温存する、という動きはほぼしないので引いたらすぐに使ってしまって良いです。
また、手札の祖先の幻視を戻して続唱するために仕込んでおくという使い方も一応出来るのですが、あまり新鮮でない手札を増やすことになるので無理に狙う必要はありません。
突然の衰微×4
緑黒を選択する理由になるカード。積極的にフル投入しましょう。打ち消されないため目くらましを警戒する必要がなく、4マナの状態でも2マナの呪文→突然の衰微の順番で唱えることで安心してマナカーブ通りの動きをすることが出来ます。
暗殺者の戦利品×1
相手のパーマネントであれば何でも除去出来ます。ただし衰微と異なり打ち消されもするし、相手に土地を与えてしまうデメリットを持っています。衰微でケア出来ない4マナ以上のカードや不毛の大地を引いていない場合の特殊地形(カラカス等)を除去するに使います。
また、相手に土地を与えてしまうので使用のタイミングは1マナの重要さの観点からなるべく終盤の方が望ましいです。
悪意の大梟×2
貴重な飛行持ちクリーチャー。地上は後述のタルモゴイフで何とかなるのですが、飛行に対処しにくい構築なので重宝します。アーティファクト・クリーチャーなのでタルモゴイフのサイズが2段階大きくなるのも強みです。
森の知恵×1
雑に強い一枚。手札に断片なき工作員ある場合は続唱した場合の挙動を意識してライブラリ操作しましょう。
マナフラッド気味の場合は2マナ以下の呪文の上に土地を戻すことでライブラリー下に戻す事が出来ます。
hymn to tourach×3
4枚採用されることも多いhymmですが、今回は3枚の採用。序盤で確実に唱えることを想定するのであればフル投入も視野に入りますが、(黒)(黒)を要求する兼ね合いから前後のターンのマナ基盤をある程度拘束してしまうリスクを伴います。また、得意な中盤戦で引いてしまった場合、お互いに手札を消耗していて最大限に活かすことが出来ないケースも少なくなく、今回は3枚に抑えています。
タルモゴイフ×4
本アーキタイプのフィニッシャー。タルモゴイフかオーコで生成した鹿トークンでライフを攻めるのが主な戦術になります。構築の兼ね合いからどのタイミングでもそれなりのサイズを見込めるものの、ダメージ源になる貴重なリソースなので除去されないよう、序盤は出し控える方が良いケースもあります。
断片無き工作員×4
本アーキタイプのキーカードとなるカード。唱えただけで呪文がおまけで付いてくるすごいやつ。突然の衰微や祖先の幻視をめくるとアドアドしいムーブをかますことが出来ます。
着地後は2/2のバニラなので、オーコで鹿に変えて打点を補助するか、チャンプブロックに使いましょう。このカードもアーティファクト・クリーチャーなのでタルモゴイフのサイズアップに貢献します。
トレストの使者、レオヴォルド ×2
1枚の採用が主流ですが個人的には2枚を推奨しています。理由としてはwillのコストになるのでダブついてもある程度使い切れること、打ち消し呪文の少なさから戦場に出てからの場持ちが不安定で、2枚目が欲しくなる場面も少なくない点が挙げられます。
一方で中盤戦以降で定着した時の安定感は他のアーキタイプが証明してくれているので、2枚採用しているうちの1枚目は除去されても良いやの精神で強気で唱えてみましょう。
自然の怒りのタイタン、ウーロ×1
雑に強いその2。ただし脱出用の色マナを出すのが難しく、一回脱出するのでもかなりそのターンの動きを制限するので、メインアタッカーというよりはあくまで第2、第3の勝ち手段として使いましょう。
毒の濁流×1
メインボードとサイドボードに一枚ずつ採用しています。ビートダウンデッキですが、積極的に攻めていけるだけのボディーを持っているのがタルモゴイフくらいなので、メイン戦でも毒の濁流で戦場を粗方流してから攻めに転じるケースがそれなりに見受けられます。相手のアーキタイプに合わせてサイドボード後は枚数を調整しましょう。
ヴェールのリリアナ×2
基本的な除去を突然の衰微に依存しているため、プロテクションや4マナ以上で衰微による除去が出来ないクリーチャーへの布告として使います。また、ミッドレンジの特徴として盤面にパーマネントが並ぶため対処しなければならないカードが多く、その間に奥義を目指してプレッシャーを与えていく使い方も出来ます。
王冠泥棒、オーコ×2
雑に強いその3。他のアーキタイプが証明している通り、守りきることがそのまま勝利に直結します。逆に言えばオーコで負ける場面も少なくないので、オーコ対決が想定される場合はいかに衰微を温存して素早く相手のオーコを除去出来るかが勝負の分かれ目になります。
force of will×4
強力な2マナ以下の打ち消し呪文が採用出来ない都合上、非常にありがたいピッチスペルの打ち消し呪文。青いデッキですが1ゲーム当たりでは1〜2回唱えるのがせいぜいのため、ここぞというところを見極めて唱えましょう。

次回はサイドボードについて紹介していきます。

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