2021年2月 オーコ禁止によるBUG続唱への影響について

どうもこんにちは。末裔の道の人と申します。
2021年2月、レガシーで王冠泥棒、オーコが禁止となりました。少し遅くなりましたが、今回はオーコが禁止されたことによるBUG続唱への影響について考察していこうと思います。

結論:オーコの禁止はBUG続唱に取っては上向き

先に結論を述べておきます。オーコの禁止はBUG続唱にとっては上向きの改定となりました。
以前にpart1でもリストに上げている通り、BUG続唱にもオーコは採用されていたので、直感的には痛手を被ったようにも見えますが何故そのように言えるのでしょうか。以下で解説していきます。

①:他のアーキタイプのフィニッシャーが減った
ひとつめは他のデッキがオーコを使用出来なくなったことです。例えばバントミラクル系のデッキはフィニッシャーをウーロオーコに依存していましたが、今はオーコが禁止になりフィニッシャーがほぼウーロだけになりました。
このようにオーコをフィニッシャーとして用意していたデッキは言わば線が細くなってしまっており、こちらが除去しなくてはならないカードが減ったことが理由です。BUG続唱は除去を(サイド等を含めると致命的な一押し、暗殺者の戦利品などもありますが)突然の衰微4枚に頼り切っているため、対戦相手の脅威が減ったことは上向きの改定だったと思います。

②:BUG続唱は他のフィニッシャーの採用が容易
一方で、オーコを採用していたBUG続唱は線が細くなっているかと言うとそうではありません。以下は、僕が2021年6月現在使用しているBUG続唱のデッキリストです。

【メインボード】
島×1
沼×2
森×1
underground sea×3
tropical island×1
bayou×2
汚染された三角州×4
新緑の地下墓地×4
霧深い雨林×1
不毛の大地×3

祖先の幻視×3
渦まく知識×4
突然の衰微×4
暗殺者の戦利品×1
悪意の大梟×2
森の知恵×1
hymn to tourach×3
タルモゴイフ×4
断片無き工作員×4
トレストの使者、レオヴォルド ×2
自然の怒りのタイタン、ウーロ×1
毒の濁流×1
ヴェールのリリアナ×2
精神を刻む者、ジェイス×1

最後の望み、リリアナ×1
force of will×4

【サイドボード】
致命的な一押し×2
思考囲い×3
苦花×1
魔術遠眼鏡×1
梅澤の十手×1
毒の濁流×1
虚空の力戦×4
活性の力×2

オーコを採用していた枠がそのまま精神を刻む者、ジェイスと最後の望み、リリアナに置き換わっています。その他はpart1から変更ありません。
ジェイスは中盤以降をコントロールする力が強く、リリアナはタルモゴイフの攻撃を通すために悪意の大梟や氷牙のコアトルを除去すべく採用しています。また、デスタク系のデッキへのメタカードとしても機能します。
これらのカードはオーコと似たようなマナ域で、やりたいこともボードコントロールとフィニッシュ手段の用意だったので似たような使い方が出来ます。

BUG続唱はミッドレンジのデッキで何かのカードに依存している訳ではないので、他のフィニッシャーを用意することが簡単です。その点でオーコの禁止は他のデッキのフィニッシャーを減らしつつ、こちらへの影響は少ないものだったと言えます。
以上がオーコの禁止がBUG続唱にとって上向きだったと考えられる理由です。
ジェイスやリリアナの使い方については補足の機会を設けようと思います。一旦、今回はここまで。
読んで頂きありがとうございました。

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