忘れない
今日は競馬の話。
先日、落馬事故で入院していた藤岡康太騎手が亡くなられました。
藤岡康太騎手。京都大賞典でマカヒキを復活勝利に導いたり、マイルチャンピオンシップでは当日代打騎乗でナミュールの特大ホームランを演出。
ここぞというところでドラマを生むイメージが私の中にあります。
そして、なんと言っても私の最推しデゼルのラストラン・ヴィクトリアマイルにも騎乗。
あと実はほんの少しだけですが、お話もしたことがあります。透き通った目で、優しすぎる笑顔でした。
落馬事故があった6日以降、康太騎手の状況が一向に更新されず、不安な日々でした。
それから5日後の11日、訃報が入りました。
やる気が何も起きない一日を過ごしました。仕事をしていても涙が出てしまう、そんな一日でした。
その週末から競馬場に献花台が設置されるということで、13日に中山競馬場へ記帳・献花をしに行きました。
多くの人が並んでおり、記帳・献花まで30分ほどかかりました。それほど多くの競馬ファンから愛されていたんだなと実感しました。記帳し、献花し、手を合わせた時、涙が溢れてしまいました。
一人の偉大な騎手がいなくなっても競馬は走り続けます。
土曜日のメインは中山グランドジャンプ、勝利したのは黒岩悠騎手。
JRA公式にアップされたジョッキーカメラではゴール時に「康太!康太勝ったぞ!」と叫ぶ黒岩騎手の声が入っていました。
日曜日のメインは皐月賞。
私は新馬戦から応援しているジャスティンミラノを本命に。
無敗で皐月賞を迎えたジャスティンミラノはこれで3戦目。この3戦全ての1週前に藤岡康太騎手が調教についていた。
一番に駆け抜けて康太騎手が喜ぶ姿を見たく、全力で応援することに。
そして、クビ差凌いで勝利したジャスティンミラノ。
戸崎騎手は「最後の"クビ差"は康太が後押ししてくれた。康太ありがとう」。
そして、管理するほとんどの馬の調教を康太騎手に任していた友道先生も「康太!康太!」って叫んだと。
雲ひとつない中山競馬場で素晴らしい物を見せてあげられたのではないだろうか。
5月に待つ日本ダービーでも最高の結果で康太騎手をさらに喜ばせてあげてほしい。
ファンだけでなく、競馬関係者からも愛されていた藤岡康太騎手。
天国でもこれからの競馬をどうか見守っていてください、そして競馬を愛し続けてください。
ありがとう、お疲れ様でした。
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