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エリザベス女王杯(G1)全頭分析!

こんにちは、デルタです!

アルゼンチン共和国杯は軸をマイネルウィルトスで買ってたんですが、フライライクバードが抜けて的中なりませんでした😅レクセランスがきてくれればかなり良い配当だったのですが…。

気を取り直して、今回はエリザベス女王杯の出走全頭考察をします!

ではいきましょう!


アカイイト 牝4 幸英明

阪神コース実績(2-1-1-4)

G1初出走となるアカイイト。生涯成績は(4-4-1-10)であり、馬券外のうち掲示板外がたったの3回と素質十分のキズナ産駒である。後方差しの競馬を得意とし、毎レース上がり3以上を常に出しており、うち12回上がり最速を出している。主戦騎手は決まっておらず、コロコロ騎手が変わっている印象。しかし、騎手によっての相性は然程なく、今回の幸騎手への乗り替わりはマイナスではないだろう。阪神コース実績も安定しており、(2-1-1-4)。デビュー当時は阪神コースであまり結果が残せず、馬券外が続いていたが、古馬となってからだんだん結果を出せるようになり、今年は阪神出走すべてで馬券内にきている。今回は阪神内回り2200mということで直線が短い。3コーナーでの追い出しが上手くいけば、差し脚を伸ばせることができると考えるが、ミスれば一発アウトのコース。重賞での実績もないので、今回は少し厳しいようにも見える。幸騎手がどのような位置取りで競馬し、この馬の末脚を活かすか、注目だ。

主な勝鞍:2021垂水S(3勝クラス)

アカイトリノムスメ 牝3 戸崎圭太

阪神コース実績(1-0-0-1)

牝馬クラシック最後の一冠を手にしたアカイトリノムスメ。父がディープインパクト、母がアパパネという三冠の血を受け継いだ超良血の馬である。東京コースでの実績が目立っており、4戦してすべてで連対を果たしている。対して、右回りの阪神コースでは桜花賞(G1)で4着、秋華賞(G1)で1着。主観だが、はやりこの馬は直線の長い東京向きであると考える。秋華賞での映像をみると、最終4コーナーの追い出しの場面で少し馬がよれている。桜花賞では直線急坂での失速。東京コースほど評価できないのが今の考えだ。中団前での競馬を得意とし、別段速い上がりを出すことはできていないが、無難に競馬をしている印象がある。距離に関しては優駿牝馬(G1)と秋華賞(G1)を見る限り丁度良いと言えるだろう。ただしかし、今回はマークする側ではなくされる側。今までは自分よりも前にソダシを目標に競馬できていたが、今回は歴戦の猛者が集まる古馬G1。標的にされるのは確かだ。ここでの好走の鍵は鞍上の戸崎騎手が焦らず、無難に競馬できるかだけだ。秋華賞馬の意地をみせてほしい。

主な勝鞍:2021秋華賞(G1), 2021クイーンC(G3)

イズジョーノキセキ 牝4 和田竜二

阪神コース実績(2-4-1-3)

初G1出走となるイズジョーノキセキ。阪神コースの実績は上記の通り、かなり相性が良い。チューリップ賞(G2)では最後方から鋭い差し脚を伸ばし3着のレシステンシアに1/2馬身と好走。上がりは33.1をマークした。そのレース以降は中団あたりの競馬をするようになった。しかしその脚は衰えることなく、常に上がり3位以内はマークしている。陣営も阪神での適正を見極め、過去2回出走した重賞はどちらとも阪神。直近のマーメイドSではいつもより前目での競馬をし、直線で脚を残すことができず、7着と大敗。今回は和田騎手への乗り替わりとなり、阪神コースと相性が良い和田騎手に加え、阪神コースの適正があるイズジョーノキセキ。2勝クラス止まりとなっていることは引っかかるが、十分チャンスはあることは確かだ。追い切り、当日のパドック次第では買い目に入れたい一頭。期待したい。

主な勝鞍:2021大宰府特別(2勝クラス)

ウインキートス 牝4 丹内祐次

阪神コース実績(0-0-0-0) 初

こちらも初G1出走となるウインキートス。今年の目黒記念(G2)では好位2番手から直線抜け出し、あっさりと勝利を飾った。正直このレースは展開が向いたといっても良いだろう。続く札幌記念(G2)では同じく好位先行するも、直線で伸びを欠き、9着と大敗してしまった。このレースでは馬体増減+18であり、本調子ではなかったということが理由だろう。直近のオールカマー(G2)では札幌記念での馬体大幅増を絞ることができ、本調子で臨み、中団から競馬を続け、直線馬群を切り裂いて2着に入線した。競馬センスはずば抜けており、オールカマーの競馬をみるに、根性もありそうだ。しかし懸念点は、西競馬を使っていないことだ。なんとこの馬デビューから18戦すべて東での競馬しか使っていないのだ。東である程度勝利を積み重ね西へ挑戦する説や、なにかしら不利な理由があり西へ行かない説など色々考えるられるがその真相はわかっていない。なので、今回は阪神コースと似ている中山でのレースを参考とする。中山コース実績は(2-6-1-2)であり、かなり相性が良い。阪神コースも前残りが顕著であり、中山コースのような競馬ができればかなり期待ができる。騎手は10年ぶりの古馬G1騎乗となる、丹内裕二騎手。G1での経験値という点では期待できないが、ウインキートスとかなり相性が良いのは確かなので、人馬共にG1制覇を期待したい。

主な勝鞍:2021目黒記念(G2)

ウインマリリン 牝4 横山武史

阪神コース実績(0-0-0-2)

昨年のエリザベス女王杯では4着と好走したウインマリリン。重賞はフローラS(G2)、日経賞(G2)、オールカマー(G2)の3つを制している。右回りの中山コースでの好走に加え、左回りの東京コースでも優駿牝馬(G1)で2着するなど、左右で得意不得意はなさそうだ。阪神コースでは2レース行い2回とも馬券外。しかし、去年のエリザベス女王杯では同年の大阪杯(G1)を制したラッキーライラック、引退レースの有馬記念(G1)で2着に好走したサラキア、後に海外G1を2度制したラヴズオンリーユーなどの名だたる強豪がいるなかで4着したのは大いに評価できるし、天皇賞春(G1)では牝馬にとっては厳しい距離となる3000m超のレースで、かなりタフな競馬となったが、結果は掲示板5着と見せ場を作った。以上の理由でコース自体の適正がないということは無さそうだ。彼女の競馬は好位先行から抜け出して持続力のある末脚でそのまま押し切る。主戦騎手の横山武史騎手も先行競馬を得意とするイメージがあり、ウインマリリンとはかなり手が合っているように思える。しかし、今回のエリザベス女王杯への出走に向けて少し心配な点がある。それは、陣営からのコメントである。追い切りでは併せ馬のマイネルファンロンに一馬身半遅れて入線。この内容について横山武史騎手は首を傾げどこか本調子ではないように捉えることができる。また調教師の手塚調教師は、気温が下がったことにより体調の変化を気にしていた。元々有馬記念(G1)を指標に上げていたことは知っており、今回のエリザベス女王杯への出走はウインマリリンにとって少しマイナスであるという可能性がある。重賞3勝にくわえ、今一番ノリにノっている横山武史騎手が引き続き乗るということで期待が高まるが、果たせて本当に力を出し切れるのか…。

主な勝鞍:2020フローラS(G2), 2021日経賞(G2), 2021オールカマー(G2)

エアジーン 牝5 藤岡佑介(出走取消)

阪神コース実績(0-0-0-1)

こちらもG1初出走となるエアジーン。この馬も東メインに出走しており、西に出走したのは2020マーメイドS(G3)の一回のみである。その時は、単勝1番人気に支持されたが、結果は5着と期待に応えることはできなかった。しかし、この馬生涯成績(3-2-2-10)であり、着外のうち1回した一桁着順がないことから素質は十分にありそうだ。しかし近5走は着内を取ることができず、惨敗続き。3勝クラスでの勝利も未だにないことから、今回のメンバーと比較するとかなり見劣りしてしまう。また東をメインに出走していることからも輸送などの懸念も考えられるので、ここでは少し買いづらくなってしまう。競馬も基本後方から差し脚を伸ばす競馬だが、別段速い上がりを出せることもなく中団そのままという結果が多くある。阪神内回りコースは基本前残りが顕著なコースとなっているので、後ろからとなると上がり33~34秒台を求められることとなる。今回は厳しいだろう。

主な勝鞍:2020初咲賞(2勝クラス)

クラヴェル 牝4 横山典弘

阪神コース実績(1-1-0-0)

重賞3連続馬券内の流れで参戦のクラヴェル。マーメイドS(G3)では2着、中京記念(G3)では3着、前走新潟記念(G3)では3着と良い流れでこのエリザベス女王杯へ出走となる。脚質は追い込みに近い差し、阪神内回りではかなり厳しい競馬となりそうなイメージだが、彼女の持ち味は4コーナー後方からでも前を捉えることができる脅威的な末脚だ。今回のエリザベス女王杯同様、阪神内回りコースで行われた3走前のマーメイドS(G3)でも持ち味の末脚を活かし、4コーナー13番手とかなり後方から差し脚を伸ばし、1着のシャムロックヒルをクビ差まで追い詰めた。昨年のエリザベス女王杯では1着のラッキーライラックのクビ差の2着だったサラキアも、4コーナー12番手から差し脚を伸ばしていることからも、相当な末脚持ちならチャンスがあると思われる。今回は前に行きそうな有力馬が多数いるなか、もし仮に前でごちゃつくようなら十分差し切れる実力はあると考える。鞍上の横山典弘騎手ともかなり手が合うようで、8回騎乗し掲示板を外したことがない。ノリさんのことなので、去年のノームコアのように前にいったり、後方でポツンしたりと心配な点はあるが、それ以上に馬の質が高くここは必ず抑えたい。

主な勝鞍:三面川特別(2勝クラス)

コトブキテティス 牝4 柴田善臣

阪神コース実績(0-0-0-0) 初

昨年の紫苑S(G3)依頼の重賞出走となるコトブキテティス。前走の六社S(3勝クラス)でOP入りを果たしアルゼンチン共和国杯(G2)への登録を取り消し、エリザベス女王杯へ出走することを決めた。この馬もメインは東で活動しており、東京実績が多く目立つ。脚質も追い込みよりの差しで上がり1位の数も生涯を通して8回とかなり良い末脚をもっている。しかし今回はどうだろう。前残りが顕著な阪神内回りコースでこの末脚を活かせるだろうか。長い東京の直線ではその脚を存分に活かせることができると考えれが自然に小回りではそれが通用しなくなると考えることができる。距離的にも長距離向きで、2400mでの好走が目立つ。2200mでも大差はないと思うが、長い直線でかつ2400mのレースが多く施行される東京コースのほうが馬場適正がありそうだ。さらに阪神内回りコースと酷似している中山コースでの実績は(0-1-1-4)と結果がふるっていない。3コーナーから捲るようにして上がっていけばチャンスはあると思うが、直線で脚を使うのと、コーナーで脚を使うのとではまた違ってくる。ここは正直厳しいだろう。

主な勝鞍:六社S(3勝クラス)

シャムロックヒル 牝4 団野大成

阪神コース実績(2-0-0-0)

今年のマーメイドS(G3)で待望の重賞初制覇を成し遂げたシャムロックヒル。昨年は未勝利戦で勝ちあがることができな期間が長く続き苦しい時間を過ごした。阪神コース実績はなんと2戦して2勝。コース適正は十分にありそうだ。彼女の競馬前目先行または逃げの競馬。阪神内回りコースも前残りが顕著であり、彼女の脚質には合ってる。また左回りの中京コースではすべて馬券外ということ、残した実績は阪神と札幌の右回りということもあり、今回は絶好の舞台と言える。しかし今年のマーメイドS(G3)で背負った斤量は、出走馬の中で一番軽い50kg。続くクイーンS(G3)では5kgプラスの55kgを背負い9着と大敗してしまった。マーメイドSの制覇の要因はやはり斤量の恩恵が一番大きいと考えている。今回のエリザベス女王杯ではさらに1kgプラスの56kgを背負うことになる。逃げれば怖い存在となるが、先行馬差し馬に上がりが速い馬がごった返す中、逃げ残りはかなり難しいようにも思える。しかし、素質はあり、コース適正も十分にあるので、追い切りパドック次第では抑えたい一頭だ。

主な勝鞍:2021マーメイドS(G3)

ステラリア 牝3 松山弘平

阪神コース実績(1-0-2-1)

優駿牝馬(G1)、秋華賞(G1)では結果を残すことができなかったステラリア。今まで5人の騎手とタッグを組んできたが騎手によって作戦や戦法が違うため、追い込み競馬になったり先行競馬になったりとばらつきがある。今まで8戦してうち5戦で上がり最速をだしていることからも、末脚には自信がありそうだ。また阪神での実績も好調で、(1-0-2-1)と相性がよい。前走の秋華賞(G1)では人気薄ながらも6着と好走していることからも十分舞台適正はありそうだ。前目の競馬よりも中団あたりでの競馬をすれば彼女の持ち味を十分に発揮できるとおもう。過去のレースを観てみるに、鞭が入ってからの伸びも良く、坂を上ってからでも脚が上がることなくそのままゴールまで脚を使えている。阪神内回りは前残りでありが、彼女の末脚なら十分前に届くと考える。キズナ産駒でのG1制覇がないということだけが不安だが、ここは人気以上に好走してくれそうだ。期待したい。

主な勝鞍:2021忘れな草賞(L)

ソフトフルート 牝4 岩田望来

阪神コース実績(0-0-0-4)

昨年の秋華賞(G1)では3着、エリザベス女王杯(G1)では6着と好走したソフトフルート。昨年は2勝クラス上がりながらも秋華賞では最後方から伸びをみせ3着入線。続くエリザベス女王杯では一転、前目の競馬で6着入線。昨年の秋華賞は京都コースでの開催だったため、持ち味の末脚をいかせる競馬となったが、エリザベス女王杯は阪神コースであるため機転を利かせた先行策に変えたのは良い判断だったと思える。裏を返すと、阪神は後ろからの競馬だと圧倒的に不利だということだ。エリザベス女王杯出走後は、3勝クラスに出走するもなかなか勝ち切ることができず、3戦目のシドニーT(3勝クラス)でOP入りを果たした。勢いそのままにマーメイドS(G3)に出走し1番人気に推されるも8着と惨敗。やはり先行競馬では彼女の持ち味を活かすことができないと考える。阪神コース実績も(0-0-0-4)と結果が振るっていない。素質は十分にあり、距離に関してもなんにも問題はないが、阪神コースとは相性がよくないことから今回も少し厳しいように見える。また鞍上の岩田望来騎手は未だ重賞未勝利。ましてやG1では見せ場が全くない。直線の長いコースでまた狙いたい。

主な勝鞍:2021シドニーT(3勝クラス)

テルツェット 牝4 M.デムーロ

阪神コース実績(0-0-0-0) 初

重賞2勝馬のテルツェット。今年のヴィクトリアマイル(G1)こそ14着と大敗したが、生涯成績は脅威の(6-0-1-1)であり、間違いなく強い。主に差し競馬を得意とし、左回りコースでは常に上がり33秒台を出せるほど脚には自信がある馬だ。右回りコースでの実績ももちろんあり、中山コースで施行されたダービー卿チャレンジトロフィー(G1)では短い直線ながらも中団後方から差し脚を伸ばすと、一気に突き抜け、2着の馬に1馬身差をつけての快勝だった。前走のクイーンS(G1)でも後方から2頭目の位置から差し脚を伸ばし、絶好調だったマジックキャッスルのクビ差差し切り。はやり小回りのコースでも差し切れる実力があるということは強い馬である証拠であると言えるだろう。今回の阪神コースは出走こそ初めてだが、コース形状が似ている中山コースでの重賞勝ち実績を加味すると、それほど心配なない。むしろ期待が高まる。今回は先行馬に有力馬が集まっており、前が崩れる展開も大いに考えられる。そうなったときにチャンスがあるのがこのテルツェットだ。鞍上のデムーロ騎手もエリザベス女王杯にはめっぽう強いイメージがあるので、ここでは必ず押さえておきたい一頭だ。

主な勝鞍:2021ダービー卿チャレンジ(G3), 2021クイーンS(G3)

デゼル 牝4 武豊

阪神コース実績(2-0-0-0)

今年の阪神牝馬S(G2)の覇者デゼル。前走の府中牝馬S(G2)では単勝2番人気に推されるも、直線伸びを欠き16着と大敗してしまった。またヴィクトリアマイル(G1)でも、上がりはだせたものの8着と大敗してしまった。東京コースでは2勝しているので苦手ではないと思うが、敗因はイマイチつかまめない。だが、戦績から察するに、馬が走る気があるときは1着走る気がないときは大敗という構図を察することができる。私は府中牝馬S(G2)を現地で観戦し、パドックも拝見したが、その日のデゼルは覇気がなく、集中力もなかった印象だった。阪神コースでは2勝しているが、いずれも阪神外周り。東京での実績を加味すると、やはりこの馬は直線が長いほうが脚質的には向いてると考える。迎春S(3勝クラス)でも3着していることから小回りはあまり向いていなさそうだ。今回のエリザベス女王杯は阪神内回り。距離に関しては2200mを経験し、3着していることからも心配はない。この馬に関しては当日のパドックの気配次第で取捨を決めたい。決して弱い馬ではないので

主な勝鞍:2021阪神牝馬S(G2)

ムジカ 牝4 秋山真一郎

阪神コース実績(0-2-2-1)

昨年の秋華賞(G1)以来のG1出走となるムジカ。昨年の秋華賞トライアル、ローズS(G2)では人気薄ながらも2着と好走したのは私も覚えている。脚質は差し・追い込み。上がり最速は18戦中9回とかなりの脚の持ち主だ。戦績も安定しており、2桁着順が一回もない。よい素質を持っているのはたしかだ。しかし、未だに3勝クラスを勝っていないといことが引っかかる。これだけの実力者だけあって、まだOP入りを果たしていないとなると、少し不安となる。後方からの競馬をする彼女だが、なんと阪神コース実績は2着2回3着2回馬券外1回だけという戦績なのだ。阪神コースで差し追い込みが決まっているとすると相当な実力者なのは間違いない。距離に関しても2000mを好走していることからも問題がなく、前が崩れる展開があれば差し脚を伸ばし好位まで押し上げることができると考える。鞍上の秋山騎手とも手があっているようなので、穴としてはかなり面白い存在なのではないだろうか。

主な勝鞍:2020 3歳未勝利

ランブリングアレー 牝5 吉田隼人

阪神コース実績(1-1-0-1)

今年のヴィクトリアマイル(G1)では10人気ながら2着に好走したランブリングアレー。生涯成績も(6-5-1-5)とかなり安定しており、うち阪神コースでは(1-1-0-1)と舞台適正もありそうだ。マイルでの実績が目立っていることから距離不安がささやかれているが、2000m戦の四国新聞杯(2勝クラス)、愛知杯(G3)でそれぞれ2着と、勝ち切れないのは気になるが好走はしている。昨年までは先行競馬を主としていたが、今年に入り脚質転向、中団あたりからの差し競馬をするようになり、成績安定、愛知杯(G3)、中山牝馬S(G3)、ヴィクトリアマイル(G1)で好走を果たした。前走のオールカマー(G2)では初めての2200m戦でこの馬の実力を発揮することなくレースが終わってしまったが、なんとなくこのエリザベス女王杯(G1)に向けての調整のようにも思えたメイチはこのレースで間違いないだろう。距離不安といいながらも前走は7着とまずまずの結果なので、期待できる。また鞍上がこの馬とかなり手が合っている吉田隼人騎手に戻るのもプラスだ。好走期待。

主な勝鞍:2021中山牝馬S(G3)

リュヌルージュ 牝6 富田暁

阪神コース実績(1-2-2-4)

今年の出走馬で最高齢のリュヌルージュ。昨年のエリザベス女王杯にも出走しており、結果は12着と大敗してしまった。2020年のマーメイドS(G3)から馬券内がなく、直近のレースでも見せ場を作ることができていない。阪神コース実績は(1-2-2-4)と好調で、馬場適正はありそうだが、それはデビューから2019年のときが主で、今では阪神でも好走できていない点はいくら馬場適正があっても割引だ。また脚質もはっきりしておらず、逃げてはつかまり、差しでは脚を活かせず後方そのまま。年齢的なものがやはり影響しているのであろう。今回のエリザベス女王杯でもかなりの強者がそろっている。相手関係的にも厳しいだろう。

主な勝鞍:2020稲荷特別(2勝クラス)

レイパパレ 牝4 C.ルメール

阪神コース実績(3-0-1-0)

今年の大阪杯では名立たる強豪を倒し、さらに最強の鞍上C.ルメール騎手に乗り替わり参戦するレイパパレ。大阪杯(G1)では3冠馬のコントレイルや短距離マイル女王のグランアレグリアが出走するなか、強気の逃げ競馬を披露し、後続を大きく離し、見事大阪杯を制した。この馬の脚質は逃げ先行であるにも関わらず、上がり上位を出せる脚をもっている。阪神コースにはもってこいの脚質であり、実績も安定しており、絶好の舞台と言えるだろう。しかし問題は距離だ。同舞台の宝塚記念(G1)では直線先頭に躍り出るも、坂を上ったあと伸びを欠き、逃げたユニコーンライオンに差し返されるという結果になってしまった。また前走のオールカマー(G2)でも好位先行し、直線前で出るも同じように直線坂を上った直後後続の馬たちに差され4着と惨敗してしまった。これに関してはやはり距離の壁があるようにも思える。また馬場もある程度悪いほうが彼女の持ち味を十分に発揮できると考える。さらに、過去のレース映像をみるに、4コーナー過ぎ直線に入る際に競り合う馬が多いと苦戦しているようにも見える。逆に競る馬が少ないと楽に直線を走っているように見える。距離が持たない分、最終コーナーでは他の先行馬も競り合ってくるので、そういう展開になると不利になることがありそうだ。鞍上は川田騎手からの乗り替わりでC.ルメール騎手が騎乗することになるが、C.ルメールが負けたあとによく聞くのが、距離が長すぎた。この馬も距離不安がという懸念があるので、少し危険な人気馬のようにも見える。しかしオールカマーを叩きと考えればエリザベス女王杯を指標に調整してきたと捉えることができるので、よっぽどのことがない限り大崩れはしないと考える。勝利への鍵は展開と距離の克服か。

主な勝鞍:2021大阪杯(G3)

ロザムール 牝5 池添謙一

阪神コース実績(0-0-0-0) 初

こちらG1初出走となるロザムール。今年に入り中山牝馬S(G3)と七夕賞(G3)で2着に入線するなど、かなり調子を上げてきた印象だ。逃げ馬ということもあり勝鞍は中山などの直線が短い前残りしやすいコースでの実績が目立つ。その点今回のエリザベス女王杯では阪神内回りで施行されるので、彼女の脚質にはもってこいのコースであるといえる。しかしこの馬、馬場が悪いときのほうが好走しているのだ。重賞2着に好走した中山牝馬Sと七夕賞(G3)ではどちらも稍重以上の馬場状態であり、その他の平場レースで馬券内に来た時の馬場状態も重や不良のときだ。日曜日の阪神競馬場の天気は晴れ。残念ながら道悪決戦には持ち込めそうにない。また距離不安もある。前走のオールカマーを出走するまではマイルをメインに出走してきており、距離適性に関しては期待できない。逃げてどこまでという結果になりそうだ。

主な勝鞍:常総S(3勝クラス)



以上が今回のエリザベス女王杯出走馬の全頭分析でした。

今回も長々と書きましたが参考にしていただけると幸いです。

予想に関しては時間がありましたらツイッターのほうでツイートするつもりですので、ぜひチェックお願いします。

では良い週末を…

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