マイルCSのフリカエリ
こんにちは、デルタです!
2021マイルCSが終わりましたね。
グランアレグリアがラストランを見事優勝という形で有終の美を飾りました。ほんと強い馬です。
今回も前回のエリザベス女王杯同様、馬券内にきた馬の全頭分析での分析結果と照らし合わせ、回顧をしていきたいと思います。
ではいきましょう。
🥇1着:グランアレグリア 牝5 C.ルメール
※マイルCS出走馬全頭分析より引用↓
阪神コース実績(3-0-1-1)
短距離・マイル女王のグランアレグリア。前走の天皇賞秋(G1)では不得意の距離ながら3着とかなり良い競馬をした。今回は得意のマイルに距離に戻し参戦ということになったが、心配な点があり、それは中2週ローテでの出走だ。前走2000mに合わせ、馬場もかなりタフであり、少なからず疲れは残っているなかで中2週ローテは少し心配だ。大阪杯(G1)からのVM(G1)のローテは中5週に含め、牝馬限定戦ということもり、相手関係的にもかなり落ちており、彼女にとっては疲れていても勝てるという感じだった。しかし、その疲れは蓄積し、続く安田記念ではパフォーマンスを落としダノンキングリーに敗戦してしまった。このマイルCSが牝馬限定戦で相手関係もかなり格差がついていたら迷わず本命に推すのだが、今回のメンバーG1勝利のある3歳馬3頭、春秋マイル王が参戦する超ハイレベルなレース。相手関係は拮抗している。状態次第になるが、この馬の本命は少し避けたい所存だ。そしてこれは私独自の調べだが、この馬の敗因ついて調べると、前走スローペースのレースのなると次走鈍る傾向があるのだ。サウジRC(G3)スローペース⇒朝日杯FS(G1)3着、桜花賞(G1)スローペース⇒NHKマイルC(G1)降着5着、マイルCS(G1)スローペース⇒大阪杯(G1)4着、VM(G1)スローペース⇒安田記念(G1)2着。今回の場合だと天皇賞秋(G1)がスローペースに流れたので、傾向からだと今回単勝を買うのは怖い。これだけ不安要素があるので、今回は馬券的には軽視する予定だが、引退の花道を良い形で飾ってもらいたいという思いもあり、葛藤している。現役最後、悔いのない走りを期待している。
現役最後を有終の美で飾ったグランアレグリア。分析ではローテ、前走のレースから軽視していましたが、パドックではいつも以上にイキイキしており、疲れを感じさせることがなかったできでしたね。あとこの馬に言えるのが、データは通じないということだ。ここまでの馬ともなると弱点を見つけるだけ時間の無駄のように感じました。それほど強い馬であったのは間違いないです。結局私はこの馬を本命にし見事的中。この馬には馬券でお世話になりまくりで頭が上がりません🙏。引退は寂しいですが残りの余生をのびのびと健康に過ごしてもらいたいです。本当にお疲れ様でした!!
🥈2着:シュネルマイスター 牡3 横山武史
※マイルCS出走馬全頭分析より引用↓
阪神コース実績(0-0-0-0) 初
今年のNHKマイルC(G1)を制覇したシュネルマイスター。NHKマイルC(G1)制覇後の安田記念(G1)でも力強い走りをみせ3着。続く毎日王冠(G1)では安田記念(G1)を制覇したダノンキングリーをゴール前で差し切り勝利を収めた。成績も安定しており、6戦して4勝、2着1回、3着1回という馬券外無しの好成績だ。脚質は先行と差し追い込みと自在な脚を使えるのが特徴で、いずれの脚質でも好走できるのが彼の一番の強みだと考える。また直線の長さ、周る方向が違う東京コースと中山コースのどちらでも好走できるのもまた強みだ。今回唯一の不安点として、西への遠征が初めてだということだ。手塚厩舎の馬の関西G1遠征時の成績はかなり悪く、菊花賞(G1)へ遠征したアサマノイタヅラは5番人気で9着。秋華賞(G1)へ遠征したユーバーレーベンは5番人気13着。エリザベス女王杯(G1)へ遠征したウインマリリンは3番人気16着。このようになかなか結果がふるっていない。シュネルマイスターもまた手塚厩舎であるので、ここはかなり不安だ。しかし、それ以外ではとくに気にすることはなく、強い馬という事実は隠しきれない。今回は阪神の外回りコースで、内回りコースよりも直線が長いのが特徴だ。右回りコースでの実績と直線が長いコースでの好走実績を加味すると適正はかなりありそうだ。鞍上の横山武史騎手は競馬の基本、先行競馬を得意とし、2回シュネルマイスターとコンビを組んでどちらとも好位先行で競馬を好走している。さらに今回は内枠を引いたのでスタートさえよければ最高の競馬ができそうだ。仮の出遅れたとしても差し競馬でカバーできる点も評価できる。馬体もかなり状態が良く、横山武史騎手からも笑顔がでるほどのできだ。楽しみな一頭だ。
力強い競馬をみせたシュネルマイスター。内枠を引きスタートもかなり良かったので、終始経済コースを通り、最後の直線では馬場が悪い内を避け、残り200mから追い出しにかかり見事2着に入線した。分析でもあったようにこの馬は自在な脚を使えることが長所で、直線向いたときは前が壁であったが進路を見つけするすると抜けその後さらに加速した。阪神外コースは直線も長いうえ、差しも決まりやすい。前走の毎日王冠でもみせた瞬発力をこのコースでも遺憾なく発揮できたのではないだろうか。右回りの実績もあることからこの馬はどのコースでもこなしてくれそうだ。馬体も良く、パドックの状態も一枚抜けていたなという印象だった。外国血統も光った一戦であったと考える。これからがすごく楽しみな一頭だ。鞍上の横山武史騎手も常に冷静に乗りこなし、最適なコースを選択できた点、かなり評価できるし、G1ジョッキーらしい風格もでてきた。人馬ともにさらなる高みを目指してほしい。
🥉3着:ダノンザキッド 牡3 川田将雅
※マイルCS出走馬全頭分析より引用↓
阪神コース実績(1-0-0-0)
2020ホープフルS(G1)を制したダノンザキッド。今年の皐月賞(G1)では1番人気に推されるも16頭中15着と大敗を喫してしまった。しかしこの皐月賞(G1)では4コーナーで不利があり馬が走る気を無くしてしまったという理由がつけられるので、度外視でいいだろう。それを除けば掲示板を外したことがなくかなり優秀である。早熟説が疑われているが、前走の走りをみればそのようなことはないと考える。前走も2番人気4着と期待に答えることができなかったが、休み明けでプラス22kgであったためここは叩きであったことに違いない。クラシック参戦のために主に東での出走をメインとしてきたが、栗東所属であり、輸送がないのはかなり大きい。デビュー戦も阪神コースを使って余裕の1着をとっていることからも適性の面ではなんら問題はないだろう。脚質は先行で、前走の富士S(G2)では差し競馬となったが、それでも4着に入線できているので、はやり素質は高いものを感じる。距離は中距離向きであると考えるが、陣営も連続でマイルに出走させるということは馬体もマイル仕様に作ってきていると考えており、適正を見出したからこそここに出走したと思うので、マイルでも大丈夫だろう。鞍上はデビューから手綱を握っている川田将雅騎手。同レースに出走するグレナディアガーズの主戦でもあるなかこちらを選んだというのも勝負気配がするし、この馬に関しては川田騎手が一番知っているので、期待したい。枠は外枠になってしまったが、馬場は外有利。思い切った先行で、外目をつけば十分チャンスがあるので、あとは展開とペース次第と言ったところか。パドックでも入れ込む傾向があるので、その辺りは要チェックだ。
外差し競馬で3着入線を果たしたダノンザキッド。前走は明らかな叩きレースであったのにも関わらず、4着と好走したことから素質は十分あることはわかっていた。分析でもあるように皐月賞で大敗した要因は不利にあることはわかっていたので、終わった馬という断定は早いと考える。今回は長距離輸送がなかった点もプラスで、良い馬体重はさらに増えたものの良い状態で臨めたと考える。終始外からの競馬となったが、外のほうが馬場がよく、差し脚も届き、最後インディチャンプをぎりぎり差し切ることができた。彼もまた3歳ということでこれからが楽しみとなる一戦であった。
総括
今回のマイルCSでも差しが決まったことからやはり馬場は差し有利であったと考える。インディチャンプは先行で粘れるだけの強さをまだ持っているので、末恐ろしい…。また3歳世代の活躍が著しく、シュネルマイスターを始め、ダノンザキッドまでも馬券内。さらには5着にホウオウアマゾンと今年の3歳世代はこれからも期待できる。(スプリンターズSを制したのも3歳のピクシーナイト)。近々阪神コースはBコースとなるので、また馬場の傾向が違ってくるので要注意だ。
以上が今回のマイルCSの回顧でした。
みなさんは予想的中しましたか…?
来週のジャパンC(G1)も出走馬全頭分析を執筆する予定なので、ぜひチェックしてください!!
ごきげんよう、また来週。
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