忘れたいのか忘れたくないのかわからない恋愛 出会い編

私は小学生、いや、幼稚園の時から恋多き女だったと思う。基本的にやんわり好きな人がいた。それに、年に1.2回は告白されていた。人を好きになるのに抵抗はない人間だった。

でも、高校で好きになった男の子に告白しようと自転車置き場で待っていた時、その男の子が付き合ったばかりの彼女と出てくるのを見た。とても傷ついた。その日は雨が降っていて、友達とカッパを着ながらたくさん泣いた。もっと早く好きって伝えればよかったなあ。なんてありきたりな感想を抱いた。

大学入学。大学生になれば一人暮らしも始まるし、好きな人くらいすぐにできるだろうと思っていた。予想に反し、出会いはなかった。半年経った大学1年の9月、私は授業で出会った男の子に一目惚れした。2回目の授業で手を振られた時には、「絶対にこの人の彼女になる」と思った。行動は起こせなかったけど、12月食事に誘われた。もちろん行った。イルミネーションを見て手を繋いだりなんかもしちゃったりした。待てど暮らせど告白されない。次会って付き合わなかったらもう諦める、そう決意を決めたデートで付き合って欲しいと言ってもらえた。半年の片思いが実った瞬間だった。なのに(なのに)2ヶ月で別れた。まじかーーーー。

別れるか別れないかの話し合いを何回もしている時期に、運命的な出会いをしてしまった。また授業。英語の授業。斜め前に座った男の子の顔を見た瞬間、あ、私こんな人と付き合いたい。と思った。もっとこの人のことを知りたいと思った。でも、まだ別れていなかったから、何もできなかった。
多分その二週間後、別の授業を1人で受けていたら、「隣座っていいですか。」って聞いてきた人がいた。それが彼だった。私の心臓は飛び出しそうだった。名前なんてもちろんフルネームで知っているし、いろんな友達を探って共通の知り合いも見つけ、サークルまで特定していたけど(キモくてごめん)、全然知らないフリをして、「いいですよー」と言った。「もしかして、英語の授業一緒ですか?」って聞いてみたりした。もちろん一緒だった。名前も聞いてみた。もちろん知ってる名前だった。

なぜか次の週も近くの席で授業を受けた。校舎移動が一緒だったから、一緒に移動することにした。雨が降ってたけど私は傘を持ってなかった。雨と天気予報を見なかった私、まじでナイス。傘には入れてもらって、お礼を言うのと同じタイミングでLINEを聞いた。(草)その日から毎日、今日会ったことの報告LINEというありえんカップルみてえなLINEをしてた。あ、ちなみに、その前の彼氏とは、彼に「彼氏いるの?」と聞かれ、「いない」と答えてしまったその日に別れた。私が振ったはずなのになぜか最後は私が振られたみたいになってた。まあ円満に別れたので別にいい。


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