LJL 2024 Spring Season 順位予想

当日になってしまったが予想していくぞ!!!

・6位 BCT

TOP:tol2 Haruki Shibata
JUN:EL Jeon Seong-hyeon (전성현)
MID:Jool Kang Dong-soo (강동수)
ADC:HowLa Yuki Ishizuka
SUP:Charley Ryugo Nishimura
SUP:Kentakki Kenta Saito
COACH:Raina Shin Okubo

BCの勝負を賭けた2年間が終わった。
2021年11月、春にDFMを脱退したGMのENZAを獲得した。

ENZAって誰やねんという話については後述する。現時点では元DFMの剛腕GMという認識でOK。
そのENZAの辣腕により、LCKCLを優勝したGENG.CからDiceとFlawlessを連れてきた。
Diceに関してはGENGとの契約が残っていたため、移籍金を払っての獲得だったらしい。

YoungJaeもKaelもEnvyもLCKで活躍している
17歳1100LPはすごい

FlawlessはCK、LPL、LCKで実績のあった選手で、私が大好きだったAPKprinceのジャングラーでもある。
Kanaviが来る前はJDGでジャングラーを努めていて、その後はAPK PrinceそしてSeolHaeOne Princeで活躍し、その後所属したGENGではClidのサブとして登録されていた。
まあSeolHaeOne Princeの頃はかなり精彩を欠いていたが、あれはBOTを固定できなかったこととMidをこねくり回したせいだと思っている。

Diceは当時のGENG.Cで有望だった3人のMIDの中の1人だ。
まずOphelia、22年に主要メンバーのコロナ騒動でLCKで出場したこともあったので、名前が記憶にある人も多いだろう。
2人目はその後HLEでデビューし、3年以上に渡ってLCKでスタメンを張っているKaris、そして3人目がDiceだ。
それほどの実力を持つ17歳が2年契約でLJLの下位チームにやってきたのである。
正直、当時としても今としてもありえないレベルのすごい補強だ。

TOPはRayfarkyを二年契約で確保。
SUPはProudが引退してしまったことと日本人枠の選手が必要になったためDFM.AからFujimotoを連れてきた。
21年のアカデミーの試合はおおよそ見たが、Fujimotoはかなりやれていた。DFMの選手たちからの評判も良かったし、齢25だか26だかにして最後の1部リーグデビューのチャンスを掴み取ったことになる。
ブラウムで結果が出ているのが当時の日本人サポにしては珍しいタイプで期待が持てた。
Yuhiはアフェリオスが特に得意だし、守れるチャンプは合うはずだった。

これらの補強と契約状況を鑑みれば、22年はBCにとって明確に勝負の年だったと言えるだろう。
21年にはゲーミングハウスを新築している。

21年のメンバー Gariaruが一番前に居てちょっと腹立つな

けれども22年のBCは私の想定程は勝てなかった。
開幕当初はFujimoto&Yuhiはすごくよく機能していた。
元々得意ピックなのかもしれないが、タムケン一辺倒のピックでYuhiを集団戦で守るという一つのことを徹底させたのである。

開幕から4試合のピック

しかしこの後、彼のパフォーマンスが少しずつ悪くなっていった。
外から見ていただけでは正直理由は分からないが、色々な仕事やチャンピオンをやらせようとしすぎたのか?
元々チャンピオンプールが広い方でないのかもしれないが、とにかく状況判断が良くないシーンが多かった。
ミスの仕方が明らかに脳のリソースが足りてない感じで、すごくテンパってそうだった。
味方が一切届かないエンゲージをするシーンが多く、色々やらせすぎなんちゃうかなと思った。
もうだいぶん前の話なので具体的なシーンが出せず抽象論になってしまうのだが……。
流石にLJLでバリバリやってる日本人サポートたちには能力的に劣る選手だったと思うので、もっと一つの仕事に集中させてあげたかったな。

Fuimotoのピック

実際ピックからも「同じキャラを連続ピックして負担を減らそう」という意思は感じたんだが……。
DFMやSGは3KRなのでしょうがないが、2KRのRJには大きく負けてしまった。なんかダリウスが暴れてRJに勝ったのは覚えてる。
SHGにはしっかり勝ってたので、そこは編成のなせる技だね。
が、BCの戦いは22年春で終わった。

要因は色々あるが、まずENZAが離脱したみたいだ。有能すぎて社長業までやらされそうになったらしい。

かわいそう

次にFlawlessのパフォーマンスが異常なレベルで悪くなっていった。
どうやら癌だったらしい。

23年2月の投稿

ただ、23年夏はブラジルのKBMに所属していたみたいなので、病気は治ったのかな?
チームは1勝17敗で最下位だったようで、プロが一時休養することの難しさを教えてくれる。(ちなみにTOPは元SBのLonely)
Fujimotoはパフォーマンスが回復することもなくL0SERと併用され、最終的にはL0SERがスタメンになった。

23年は新たに獲得したCaDはHLEでプレイしていたが正直Frawlessよりはかなり落ちる選手だと思っていて(HLEがViper&Lehendsを抱えて2勝16敗を叩き出した伝説のシーズンに出場していた)、その後に来たELは申し訳ないが名前も知らなかった。
正直、編成段階で23年はちょっと投げてるなと思った。サポもレルしか使えないおっさんだったし。


さてようやく24年の話だ。
BCの勝負の年は終わり、あの新築したゲハは手放したのかどうなったのか知らないが、チーム名に富山の文字を入れ、地域密着型チームとして富山に引っ越したようだ。
まあハッキリ言って、韓国に近い福岡や、首都たる東京に比べて優れた選手を獲得しやすい環境かというと全くそうではないと思う。
チームとして目指すものは勝利ではなくなったのだ。

まずTol2。実力は日本人TOPの中でも上位だ。
これは23年春のデータだが、ソロキル数は1位だ。

もちろん1位のチームでプレイしているということもあるが、@15のスタッツはどれも圧勝していないし、DPMも4位だ。しかしソロキルは取れる選手だ。特にグラガスの印象が強い。

このピックプールでそこまでソロキルが取れるのはすごい。
特に得意なのはグラガスとサイオン。どちらもシーズン当初はかなりひどかったが、春の終わり頃には随分仕上げてきたと思う。カサンテは記憶にない。
レネクトンはあんまり良くない。特に集団戦でのスキルの切り方が良くない。
マルファイトは普通にうまくない。プレーオフでもかなりパフォーマンスが良くなかった。MSIでああなったのも、練度を考えればしょうがないと思う。
所属チームが変わってライバルとしてEviも復帰しては来るが、リーグで3~4番手のTOPとして鎬を削る事になるだろう。
騒動からの復帰ということで、RPGメンバーと相対することを恐れ精神に不調をきたし引退を余儀なくされたDaraのようにならなければよいのだが……。

ジャングルのELは残留。
日本に来たばかり頃のまったく連携の取れていないエンゲージは若干は減ったもののまだまだ健在(絶望
特にセジュアニとマオカイがひどい。もうあなたは遠距離CCウルトチャンプは禁止です!
まあ過去の実績から見てもこんなもんじゃないかなとは思う。
実績通りの実力という感想。24年のKRジャングラーとしては最下層だろう。

MIDは元TCLのDarkPassageからきたJool。正直全然わからん。
CKにいた頃はHarpやMocha、TCLではTanaと一緒にやっていたらしい。
流石にDiceよりは格落ちするかな。
チャンププールとしては、

22年の使用チャンプ
23年の使用チャンプ

といった感じで、まあ傭兵なのでキャリーを求められてる感じがするねとしか言いようがないな。

ADC&SUPは元SHG.Aのコンビを起用。

こういう過去に実績のあるコンビ起用は実に好感が持てる。新人が知らない相手と組むと言語化出来ない部分を合わせるのが大変そうだからな。
元RJのSsol&Secretみたいだあ!(RJはLCKやCKのKDMで一緒にプレーした実績のあるSsol&Secret&VicaLをセットで連れてきた)
えっ!?Gango&Enty?そんなものは知らん。

コーチはレルしか使えないおっさんことRaina。
昨シーズンもレルだけは往年の輝きを魅せていたので、ちょっと残念。
6チームで唯一のコーチ未経験者かつ日本人コーチということで、まあ指導者としても育成枠なのだろうか。
長らく続いた34体制も終わりを告げ、一体どういったチームになるのだろう。
チーム展開としてはちょっと楽しみなところもあるが、日本人選手のパフォーマンスも未知数だし、KR選手も実績がない。普通に考えて最下位だと思う。

じゃあ最後にENZAの話をするか。興味ない人は5位の話まで飛ばしてほしい。
この人は元Eスポーツの有名選手で、実績は以下の通りだそう。

私はLOL以外のタイトルを知らないので、他のゲームのことはよくわからないが、いろんなタイトルで結果を出していてすごいなあと思う。

LOL界隈の目に見えやすい実績としては、やはりDFMのGMとしての実績だろう。
RJ在籍時は正直知らなかったのでよくわからない。

まずDFMには16年12月から21年4月まで在籍していた。
この間にDFMに起こった主な出来事を述べよう。

16年
 December 1, ENZA (General Manager) joins.
17年
 January 18,  BonziN leave.
 May 16,  Steal joins.
 LJL春準優勝
 LJL夏準優勝
 November 30,  Paz leaves.
 December 14,  Evi joins.
 December 15,  Steal rejoins.
18年
 March 14,  Ace joins as substitute.
 LJL春準優勝
 LJL夏優勝
 WCSでKBMに勝利 BEST17
 December 2,  viviD leaves.
 December 4,  Gaeng joins. Ramune joins as substitute.
19年
 LJL春優勝
 MSI4-2で敗退(VEGAに2敗)
 LJL夏優勝
 WCSプレイイン1-3で敗退、Splyceに勝利(初めてメジャーリージョンに勝利) BEST21
20年
 LJL春優勝
 LJL夏準優勝
21年
 January 9, Aria and Yang (Head Coach) join.
 April 5, ENZA (General Manager) leaves.
 LJL春優勝
 MSI2-4で敗退、C9に勝利
 LJL夏優勝
 WCSグループステージ突破 BEST14

まず、方針として一貫して言えることは
『市場に既存の選手より同国籍で実力のある選手がいれば、長年在籍した選手を放出しても獲得する』
ということだ。当然だろと思われるかもしれないが、メジャーなプロスポーツでもその判断はなかなか難しい。
18年のVivid放出などは最たるものだった。WCS会場にGaengが観戦に来ていたことからなんとなく察しはついたが……。
Vividは兵役でDFMを去るという話もあったが、その後V3やRJに在籍しているのだからそれだけが脱退理由ではないだろう。

あとは、Cerosの後釜というか世代交代先を求めて模索している姿も感じ取れる。
Aceの獲得は今思えば、という感じだがRamuneの獲得はかなり話題性があった。
え!?あのRamuneさんが!?と思われるかもしれないが、当時は本当に日本人で一番のMIDになれると思われていたんだよ。本当だよ?

Pazを放出してEviの獲得もすごかった。ライバルチームとTOPが入れ替わったわけだから。
ぼんちゃんは……元々指導者になりたいって話しがあったからわからん。
指導者になりたいというぼんちゃんと、それは向いてないやろと言ってる梅崎の動画があった気がするんだけど、ちょっと掘り出せなかった。テレビ番組だったかな?
ぼんちゃんが25歳でもう引退を視野に入れてて~みたいな話をしてた気がする。

まあ実際これらの補強にどれだけENZAが関わってるのかわからないけど、Steal獲得には関わってそうだなとは思った。

そういえばRJにいた時期にRJの選手はCROOZ RJとしてCROOZ社員として仕事もしつつ試合をやっていた記憶があったのだが、そこにも関わっているんだろうか?
↓この記事ね

抜粋

あとはそうね、Eyesが偶に最新メタの解説をしてくれることがあるけど、あれはENZAの受け売りという説もある。実際はわからない。
↓この記事を読めば、プロシーンのGMに対して解像度が上がると思う

この記事は正直かなり面白い記事なのだが、私が特にDFMを外から見ていて思ったことと一致したといいうか、うまく言語化されているなと思った部分として
【これは少し別の話ですが、過去に失敗した例として、有名なコーチを入れたが選手自体が優秀な海外と違い、日本の選手は教えることを遂行する能力がなく、そもそも個人技も教えないといけない為、その教える技術がないコーチが上手く機能しなかったことがあります。】
という所。

結局DFMはDoggoやOnAir(こっちは監督だけど)といった韓国人コーチをずっと採用してきたけど、結局選手が出来ないこと(ゲーム全体での最適解)をやらせようとする韓国人コーチより、選手たちができることの中で妥協点を模索するかずーたの方が結果が出たんだよな。
これは誰もが思っていたことで、去年のSGのReaperdを見てもそういうきらいは感じられた。
DFMはLJLでのシーズン中もフォーカスが難しすぎる構成やYutaponにカリスタやセナを持たせてのノーダメージ構成をやって負けちゃうことがあるんだけど、あのへんはできる構成の限界点を探ってるんだろうな。


・5位 V3

麦田ちょっと痩せた?

TOP:TaNa Lee Sang-wook (이상욱)
JUN:HRK Hiroki Iida
MID:Acee Kotoji Mugita
ADC:Bini Hong Geon-bin (홍건빈)
SUP:Hetel Shuya Koyama
COACH:HW4NG Hwang Young-sik (황영식)

おまたせしました。やっとV3の話。
Biniの強さが全くわからないが、
20年夏にCK(ESC)でHarp、
21年にLCKCL(BRO.C)でTanaとチームメイトのようだ。
19年のアマチュア大会ではJool、Harpと組んでいる。
CK20 7位
LCKCL21春 8位
LCKCL21夏 7位
TCL22冬 9位
TCL22夏 7位
TCL23冬 レギュラーシーズン3位、プレーオフ5位
プレイを見ていないのでなんとも言えないが、
来日時点での実績はHollowよりは下かな。
ValkyrieとかHoneyとか獲得出来なかったんだろうか?
まあArcherみたいに全然実績のない状態から爆発することもあるし、まあええか。

一応Biniが一般KRADCとしての力はあるとして考えると、上半身からでも下半身からでもゲームを作れ、
Aceeの得意チャンプであるガリオが活きる。
まあメタに上がってくるかどうかは分からないが……。
得意のゾーイとルブランもメタに上がってこないときついな。
冷静になって考えると、Biniがどれだけ強かろうとHetelを抱えて下半身でゲームをするのは厳しいかもしれない。
ただHetelは私の見る所ナミは結構うまいんだよな。たまにQがバチクソうまい時がある。
やはり上半身を活かして戦うしかないかもしれない。

Tanaは得意チャンプで大キャリーというよりはピックの広さで構成を整えるという強さの持ち主だと思っているので、せめてもう1レーン計算できるレーンがほしいのだが……。

まあ私の希望としては一つだ。もう一度強かったAceeが見たい。それだけ。

・4位 SG

TOP:Kinatu Yuto Enomoto
JUN:Ellim Choi El-lim (최엘림)
MID:Jett Bae Ho-young (배호영)
MID:Kakkun Kamon Nomoto
ADC:Yuhi Yuhi Nakanishi
SUP:Gaeng Yang Gwang-woo (양광우)
COACH:Yang Yang Gwang-pyo (양광표)

一応巷で噂されている通り、春はMIDKakkunとして話を進める。

というHachamechaさんの定番のギャグはさておき、順番に見ていこう。
まずKinatu。23年夏の決勝戦ではYutaponとの明確なマクロ差を見せつけられたが、Jaxは違いなく日本人随一の使い手といえるまでに成長した。
着実にプールは増えて行っている。プレーオフに行くまでは特に不足ない活躍を見せてくれるはず。
レネクトンは1年目の頃のほうが良かったんじゃないかと思うほどにあまり良くないが、LJLなら特に困ることもないだろう。

Ellimは元T1、KDF。去年はラテンアメリカに居たらしい。
T1がCuzz、Oner、Ellimの3ジャングラーロースターで最後までうまくいかなかったシーズンのイメージが強い。
22年はLCKを見れていないのでちょっとわからないが、かなり火力が出るチャンピオンを使うイメージが有るな。
あんまりタンクのイメージがないかも。ちょっと細かいプレイスタイルまでは記憶にない、申し訳ない。
この年はCuzzの印象は強いのだが……。

Kakkunは22年夏の終わり頃にKaitoの体調不良に伴って、出場した選手。
しかしエラい長い体調不良だったなあれ。結局プレーオフはKaitoが出ていたし、よくわからない。
CGAはアルケミーの突然の引退からのSUPNaehyunだったり、選手の出場したり出場しなかったり問題が不明瞭すぎるだろ。

Kaitoは基本的にレーン戦からどんどんプッシュ勝ちできるキャラをよく使うイメージで、Kakkunはちょっとパワースパイクが若干後ろに寄ってるキャラを使ってるイメージ。
日本人MID相手なら全然レーンはこなせる選手だと思うので、V3やCGAにどれだけやれるか。

ADCはYuhi。Yuhiか……。
先のGaengの話をしよう。
DFMを退団後は従軍することになったが、兵役を終えて帰ってきた。
Gaengといえば本人が一番好きだと言っていたラカン、世界戦で躍動したレオナなどが挙げられる。ノーチラスも得意な印象があるな。

全シーズンの使用チャンプ上位

が、個人的にはGaengと他の今まで見てきたLJLサポートとで明確にうまさが違うと思っているキャラがいる。タリックだ。彼はタリックが抜群にうまい。
本当に唸るようなうまさだ。問題はYuhiがカリスタをあまり使えないというところだが、Taricが出てくるようなメタになればここぞというときに光るピックになるかもしれない。

Yuhiはあまり反射神経が良くなくスペルを残して落ちてしまうことがよくあるしザヤもあまり得意でない。ならタリックRで無敵になれば良いのである。
まあ23年のWCSではエンゲージメタが一転してディスエンゲージメタになったときにもほぼ出番はなく、確かBDSがカリスタリックで1度運用していたぐらいだったかな?
まあ正直望み薄だが、もう一度あのタリックが見たい。
エンゲージャーを持たせる場合は優勢なゲームをしっかり勝利へと導いてくれることだろう。

23年夏の終わり頃にラテンアメリカのESTで現役復帰したので試合を見ていたのだが、あまりエンゲージが味方と合っていない用に見えた。
流石にただのコミュニケーションエラーだとは思うのだが、一抹の不安が残る。
兵役が終わってからすぐKRチャレンジャーになっていたし、本人の実力に問題はなさそうだが……。
後はそうだな。レナータは使えるかどうか未知数なところがあるかな。

Yuhiはどうなんだろうな。
彼はMocha、Medic、Proudと一応LCK1部でも出場したことはある程度のサポと組んできてる。
ここ2年はずっと日本人BOTコンビでかなりつらい戦いを強いられていたので、久々に韓国人サポートと組むわけだ。
流石にBCのBOTには勝ちたいところだが……。

最後にYangコーチ。YangはGaengのお兄ちゃんだ。21年にDFMで結果を残した兄弟コンビの再現ということになる。
23年はラテンアメリカでスーパーチームと言われたESTを率いたが、結果は準優勝だった。

正直、コーチとしての手腕はどうなんだろうと思うところはある。
23年のESTは開幕前から前評判がとんでもなかった。
春はTakeover、SamD、そしてラテンアメリカの英雄Josedodoとメジャーリージョンでプレイした選手が3人もいて、夏はMia(Darkcat)も来たのに結局優勝できなかった。
DFMにいたころも最終的にはメインコーチはかずーたになっていたし、ちょっと色々と疑問が残るところはある。
日本人枠のKinatu・Kakkun・Yuhiのパフォーマンスが安定するかというどうもそうは思えなかったので4位評価となった。
V3のBiniの腕次第では5位もありうると思う。

夏からはGaengが日本人枠になるらしいので、Jettが出場できるとかなんとか。それなら3位は安泰だろう。


・3位 AXC

Eugeoの画像しかなかった……

TOP:Washidai Daito Suzuki
JUN:Cassin Kim Dae-hee (김대희)
MID:Eugeo Takehiko Katsuki
ADC:Ssol Seo Jin-sol (서진솔)
SUP:Ino Fumiya Aino
COACH:Son Son Jae-seok (손재석)

いい加減Dicey脱退の理由を説明してくれないか?
まあ周囲と本人の反応からある程度察しはつくが……。
CGAと合体したAXIZ。1部チームをAXIZ(アックスエンターテイメント)が運営して、2部チームをCGA(ヒューマンアカデミー)が運営するらしい。

HoneyはCGAと契約が残っていたはずなのだが、引退となってしまった。この辺の契約周りどうなってるんだろう?

TOPはNapが引退ということでV3でTanaに押し出されたWashidaiを獲得。
確かWashidaiも契約が残っていたと思うのだが、移籍金を払ったのだろうか?
Napは23年夏こそある程度パフォーマンスを戻したが、22年と23年春はなかなかメタも向かずパフォーマンスも上がらずで正直見ている側としても限界を感じていた。往年のNapを知っているだけに余計に。
現チームこそ違えど、NapとHachamechaの引退はLJLCSの余韻というか、残り香さえ失わせるような象徴的な出来事だと思う。

残った選択肢の中で考えるとWashidaiはベストだろう。
相変わらずピックがナーに偏っているが、23年はチャンププールの広がりを見せてくれた。カサンテがある程度使えるのは大きい。
常々他レーンの負け具合で負けが決まらないチームでも見てみたいと思っていたので、これは僥倖。

Cassinはキャリアを通じて、CS@15のスタッツが高い。
Onceほど極端じゃないけど、かなりしっかりジャングルを回っているというか、あまりカバーをしないイメージ。
23年オフは両親を日本旅行に招待していたみたいだし、結構長くプレーする目算でもあるのかな。
しかしチームが統合してもなお生き残るとは……。実力を考えると実に不思議だ。
ツイッターで頑張ってることは伝わってくるので、なんとか結果につながると良いが……。
正直Eugeoとのかみ合わせを想像してもHogletの方が良かったなと思わんでもない。

Eugeoはガリオ&スワイン以外のキャラを使っているときのパフォーマンスが著しく下がるので、
タリヤやライズは同じグローバル仲間としてちょいちょいピックをしているが、ライズはチーム全体での練習がかなり必要になるので厳しいかな。
タリヤも下位チームに出してあまりうまく運用できていないので、ちょっと厳しそう。

リソースを食うジャングラーとMIDの組み合わせとして20年のV3のBugi&Aceのように慣れればよいのだが。
あの頃のAceはレーンの不利をガンガン背負ってまでBugiのデワードに付き合ったりしてて、異常な献身だった。
まだCassinEugeoはどちらも遠慮してる感じに見える。
正直ここのラインは良くなるように見えないんだけど、一応Washidai・Eugeo・Inoの3人の日本人のパフォーマンスがSGの3人より安定して良さそうなので3位評価。

おっとBOTレーンを忘れていた。
Ssolの獲得はちょっと驚いた。Honey放出も頷ける。他のレーンがボコボコにならなければしっかりキャリーしてくれるだろう。
彼にハードキャリーを持たせるというのがドラフトの軸になりそうだが、他のメンバーもプールが広いということもなく、ちょっとドラフトに苦労しそうな面もある。
Washidaiはナー・カサンテがメインになるだろうし、Eugeoも得意ピックを持たせてあげたい。Inoはサポに転向したばかりだ。
Inoも日本人サポートの中では実力最上位……ということになるのか?まだあまり出場経験がないが。
ちょっとまだ自信を持ってピックできるプールが狭そうなので、レルがメタから消えたときが不安。

23年夏SUP転向後のInoのピック

エンゲージャー以外のチャンピオンは使えるんだろうか?
メイジサポメタやADCサポメタが来たときに対応できるかという疑問もある。

LCKでのピック数

だ、だめかもしれない……。
私はInoのGPとカミールが好きだったので、本格的にサポに転向してしまうのはちょっと悲しい思いもある。
アカデミーの選手はまだ発表されていないみたいだが、一応2部である程度出場経験のあるレベルの選手をおいておいたほうが良いと思う。Washidaiのパフォーマンスが良くない場合にInoをTOPに戻す必要があるかもしれない。

・2位 DFM

Rayfarky痩せた?

TOP:RayFarky Minato Shinohara
JUN:Steal Mun Geon-yeong (문건영)
MID:Aria Lee Ga-eul (이가을)
ADC:Yutapon Yuta Sugiura
SUP:Harp Lee Ji-yoong (이지융)
COACH:viviD Han Gi-hun (한기훈)

Rayfarkyは市場に存在する選択肢では最良と言えるだろう。
ピックするだけで勝てるレベルのキャラとしてはグラガス、GP、ダリウスだ。これらはDopa風にLJLレベルで10点満点で点をつけるなら9点をつけていいだろう。
次点でフィオラが8点、少し下がってジャックスとレネクトンが7点あたりというところか。ジェイスはBCの頃はDiceとのフレックスで出していたが、正直単体としてみると使えてるとは言わないレベルだとは思う。
21年まではAriaもジェイスを使わなかったが、23年はそれなりに出した。主にDasher相手の取り上げの側面が強かったとは思うが、今年もフレックスで出せるかもしれない。
できればTOPMIDのフレックスチャンプが1チャンプはほしいところだ。かつてのEvi-Ariaのアカリのように。

ダリウスはBotが自動で勝てる相手なら出しても良いと思うが、今のDFMのチームカラーとしては下半身でゲームをするチームなのでピックしづらいかもしれない。
グラガスはタンクグラガスよりAPグラガスの印象が強いが、21~22年頃はタンクグラガスも出していたので問題ないだろう。
まだLCKの試合を見れていないので24年のメタが全くわからないが、基本的にはグラガス・レネクトン・ジャックス・GPが主軸になるだろうが、グラガスはパッシブのナーフから息を潜め、GPもずいぶん長いこと行方不明になっている。
カサンテはキャリアでほぼピックしていないことから、使えないのかもしれない。

優勝を目指す上ではあるていどEviとやり合えないといけないのだが、ひとつ問題がある。
Eviのグラガスは10点だということだ。
Eviといえばナー・アーゴットあたりが代名詞だが、個人的にはミクロはグラガスが一番だと思う。
Rayfarkyのプールではグラガスを取り上げられたときにドラフトがなかなか辛そうだ。

EviはLJLレベルで見れば、
ナー・グラガスは10点が付くだろう。
レネクトン・カサンテ・ポッピー・グウェン当たりがそれに続き、
あまり出さないがオーンも練度は高い。
完成度はそこまででもないものの最近習得したケネンもカウンターでされる盤面は多いし、
非常に高いレベルのポケットピックとしてトリン、アーゴット、セト、アカリ、リリアがある。
昔の得意チャンプとしてはカミール、タムケンチ、ヨリックなども。

Rayfarkyは23年夏、ドラフト時に先出しレネクトンに対してあまり出せるキャラが居なくて困っていたシーンが多く見受けられた。
GPもグラガスもメタ外で、ランブルはあまり使えず、ジャックスがOP過ぎてバンされてあまり出せなかった。
ダリウスを出してうまく行っていることもあったが、あまり練度の高くないオーンやカサンテでお茶を濁すのがやっとだった。

なにかもう1キャラ安定して出せるピックがほしい。
ナーもあまり出さない方なので、このままではしかたなくレネクトンというピックが増えそうだ。

あと4人は据え置きなので別段言及することもない。
まあYutaponに向かない脅威ヴァルス・ジン・カリスタの多い環境にはなってほしくないな。ジンはうまいんだが、チームカラーに合ってない。

・1位 SHG

またしても全員の画像がなかった

TOP:Evi Shunsuke Murase
JUN:Forest Lee Hyeon-seo (이현서)
MID:DasheR Kim Deok-beom (김덕범)
ADC:Marble Rei Shimaya
SUP:Vsta Oh Hyo-seong (오효성)
COACH:VicaL Kim Sun-mook (김선묵)

17年以来、LJLの優勝チーム予想は簡単だ。
Eviがいるチームが勝つ。それだけだ。
例外はDFM移籍後初シーズンの18年春、そして名将OnAirの怒涛のTF推し(テンポアップ目的)でチームのコミュニケーションが崩壊した20年夏だけだ。
23年末のKRブートキャンプでも過去最高レートを叩き出していたし、実力は疑うべくもない。

韓国での低pingでの結果なので、日本人選手のKRランクの比較するときは若干差し引く必要がある

ForestはT1.Cの選手だが、HLE.Aの頃にCheoniやSudai(23年SHGコーチ)とやったてことがあるらしい。
T1.AではなくT1.Cの選手というのは実力的にかなり不安が残る。

EUへ行ったPhotonの活躍を思えば「LCKCLの選手だから実力が~」という言は乱暴な物言いかもしれないが、TriggerやKabbie(Irove)を見ているとどうだろうなあという気持ちになってくる。

Forestの全シーズンでの使用チャンプ

チャンププールとしてはLJLには珍しいViegoの使い手らしい。ちょっとCassinみたいだな。
コミュニケーションの問題もあるだろうし、基本的にはVstaが居るBOT重視でプレイして欲しい。
22年か23年もSHGはKinatuにリソースを注いでうまくいかない時期があったが、EviはLJLレベルなら誰相手で不利マッチでも勝てるんだから放っておけば良い。集団戦でDasherだけが火力を持つ状況になるとよくない。ちゃんとMarbleがダメージが出せるようにゲーム展開を作っていきたい。

下半身は23年と同じ。VstaはLCKにいたときからアリスターOTPみたいなところがあり、今のLCKのサポートのピックメタを見ているとDFMのBOTに勝てなさそうだなとは思う。一応ルルはそれなりに使えるが……。

LCKでのサポピック 環境が向かないかも?

エンゲージャーをピックし続けられるメタなら仕事はできるはず。

Marbleはアフェリオスの勝率が良くないのは気になるが、まあ大きな問題はないだろう。印象としてはゼリを持っているときのパフォーマンスが一番良いような気もする。

まあこれは22年に隣りにいたルルが使えないおっさんのせいかもしれない。もしかしてルシアンの勝率が悪いのもナミが使えないおっさんのせいなのか!?

Eviに続く最高の補強としてVicaLを獲得できたのは素晴らしい。野球でもそうだが、一長一短でどこか足りない選手たちの長所を活かす能力と、巨大戦力を確実に運用する能力は全く異なる。
野村克也や仰木は前者だが、森や原は後者と言える。

VicaLはLJLに来てからは「2KRのチームで3KRのチームを下すこともある名将」といったイメージだが、RNGやSuperMassive、AllKnightsを率いていた頃は持たざるものものとは言えなかったわけで、まあなんとかなるだろう。

ということで順位予想は終わり!


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