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現実で創作世界

この前学校行事で劇団四季のライオン・キングを観劇した。
劇団四季を観に行くのは、確か小学6年に初めて見た以来だと思う。
久しぶりの劇団四季はそれはもう"感激"したのだが、ここで私は、演劇の不思議さについてふわっと語りたい。


演劇、目の前で現実離れした世界が繰り広げられている。それは確かに現実の物事で、この世の法則で、この世の理に則って演じられている。
しかし題材によっては月とスッポン程に現実離れした物語(ファンタジー)を演じることもある。
劇団はファンタジーを演じるために衣装を、道具を、演出を、全て観る視点で創り込む。
現実の中で非現実を再現する。凄いことだ。

しかし、非現実をいくら創り込んでも、やはり舞台は現実であることに変わりない。
そこで、私が先日観劇した劇団四季はそこらへんかなり割り切っている気がする。
かなり造り物なのだ。道具も、衣装も、演出も。
しかしそれこそが演劇の素晴らしさであり魅力でもある。

ファンタジーの中にある手作り感が演劇の魅力であると、私は感じた。

たった一回で、文字では語り尽くせないほどの感情与えてくれた劇団四季に、また会える日を私を待っている。

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