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明海大学歯学部 欠員補充試験



明海大学歯学部 欠員補充試験

※この記事は、3~5分で読めます。

 記事の最後に、過去問の再現問題を紹介しています。

明海大学歯学部 欠員補充試験 2023年度


 2022年度に引き続き、2023年度も明海大学にて欠員補充試験が実施されました。

 「欠員補充試験」という名称ですが、いわゆる「歯学部 編入試験」と同じように、2年次から歯学部への編入学が可能となる試験となります。

 ここ数年で、「医学部 学士編入試験」という入試形態が、既卒の方、社会人の方に人気が高まってきたようですが、

 歯学部にも同様に、2年生や3年生から入学できるチャンスを得られるのが、このタイプの試験になります。

 姉妹校である岐阜県の朝日大学でも、同様の試験が実施されているようですね。

 社会人からすれば、1年生に学ぶ内容は、高校範囲がほとんどであることを考えると、短縮して1年でも早く医師・歯科医師になりたいと思う方も多いでしょう。

 それだけでなく、学費1年分(私立大学であれば300万~500万程度)の費用が減額となるというのは、非常に魅力なのではないでしょうか。

国立の歯学部編入と同等の学費・費用?

 私立に比べて、学費の安い国立の医学部・歯学部編入試験では、3~5人の入学定員に対して、40~250名程度の志願者数が見られるように、高倍率の試験になっています。

 一方、私立の歯学部編入試験は、国立の編入試験や、医学部編入試験に比べると、まだまだ入りやすい倍率となっているため、編入学によって、学費1年分を削減できることは、とても大きな違いです。

 さらに、明海大学・朝日大学の学費は、私立歯学部の中で、最も安い費用となっています。

 〇明海大学 5年間の学費 
  約1,600万円(教科書代等を除く)
 〇朝日大学 5年間の学費 
  約1,600万円(教科書代等を除く)

 国立大学でも歯学部の編入試験が実施されていますが、新潟、徳島、岡山の3大学のみで、一人暮らしをする必要がある方も、少なくないはずです。

 一人暮らしの費用は、5年間で

  月20万円×12ヵ月×5年間 =1,200万円

 と考えると、国立の学費が300万円程度(教科書代等を除く)だったとしても、トータルで1,500万円程度は必要な計算となります。

 もし明海大学・朝日大学に通えるエリアに実家がある場合は、実家から大学通うことで、この費用を節約することができます。

 明海大学・朝日大学の学費は約1,600万円ですので、国立の歯学部に編入して一人暮らしをした場合の費用1,500万円と比較するとトータルで必要な費用は近しくなります。

 さらに、明海大学歯学部では、学生支援機構の奨学金と大学独自の奨学金を組み合わせることで、5年間の間に1,250万円を借りることができるため、国立歯学部編入を志望の方も、候補に入れることが可能な歯科大学です。

奨学金 合計1,250万円の内訳
 学生支援機構 第2種奨学金 
  月額16万円×12ヵ月×5年間 =960万円
  入学時の奨学金      = 50万円
 明海大学独自奨学金(無利子)
  月額5万円×12ヵ月×4年間 =240万円

 国も「リスキリング」を提唱して、「学びなおし」を推奨するような時代ですから、今後、こういったタイプの入試は、ますます人気になるかもしれませんね。

 「私立は学費が高い」と敬遠してしまうかもしれませんが、入れるうちに入っておく(いつ人気になるかわからないということで)、というのも、この専門性が求められる時代においては、有効な手段かもしれません。

 なお、世の中に出ていない数字として、社会人を経て歯学部に入学された方の歯科医師国家試験合格率はとても高い(100%に近いのでは?)です。

 私の周りや他大学の話を聞いていても、社会人を経験して歯学部に入学した人の成績は、常に上位10〜20番以内です。

 出身大学が優秀であるとか、そういった関係はなく、専門学校卒で歯学部に入学された方の成績も高いというデータがあります。

 高校生からそのまま歯学部に入った人達は、「青春を楽しみたい」という学生がほとんどで、しっかり勉強をしていない人も多く、留年や国家試験合格率の数字が悪いのは、その影響だとも言われています。

 その点、社会人を経験された方は、そのような心配はないでしょう。

試験概要

・Ⅰ期 【12 月 17 日(土)】 Ⅱ期【3月 16 日(木) 】

・志願者総数:?名 入学者総数:?名

〇試験当日の流れ
 9:30~11:30 論文・理解力テスト
 11:30~11:45 休憩
 11:45~ 面接 

〇論文・理解力テストの内容
 ・論文(100 点)
 ・自然科学系分野に関する理解力テスト(300 点)
 ・面接(段階評価)

問題内容・出題内容(過去問題再現)&面接内容
 
受験した方から得た内容を元に再現した内容を、この記事の最後に紹介しておきます。

 各々の科目の出題範囲、問題の難易度がわかるように、コメント付きで再現しています。

参考:過去の志願者数および入学者数

〇2022年度

・Ⅰ期 【2021年10 月】 Ⅱ期【2022年3月 】

・志願者総数:8名 入学者総数:4名

〇2021年度

・Ⅰ期 【2020年10 月 17 日(土)】 Ⅱ期【2021年3月 6 日(土)】

・志願者総数:不明 入学者総数:2名

〇2020年度

・Ⅰ期 【2019年10 月 19 日(土)】 Ⅱ期【2020年3月7日(土)】

・志願者総数:不明 入学者総数:2名

問題内容・出題内容(過去問題再現)&面接内容

 受験生から得た内容を元に再現した内容を、紹介します。

 オリジナル問題とほぼ同一のレベルまで再現した、完成度の高い再現問題です。

 また、解答例だけでなく、出題範囲・難易度についても、コメントしているので、受験予定の方にとっては、これを知っているか・知らないかにより、受験前の不安が解消されるだけでなく、合否においても、有益な情報になるかと思います。

 「歯学部編入試験が、どの程度の難易度なのか?」

 「国立の歯学部編入試験は、倍率が高く、狭き門であるものの、私立であれば、夢であった歯科医師への道が開くかもしれない」

 「受験は決まっているが、不安を解消したい」

 という方にとっては、参考になるかと思います。

過去問


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