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Pixel 8aの長期使用レビュー|ゲーム性能、カメラなど全体的に過不足ないけどちょっと割高?

2024年5月に発売となったPixel 8aを発売日に入手し、1ヶ月以上使っているということで使用感をまとめます。

Pixel 8a

Pixel 8aは毎年夏、7a以降は毎年春に発売されているPixelの「aシリーズ」で、要するに価格こそ抑えられているもののそれなりに快適に使える性能があるラインナップの最新版です。
実際の使用感がどうだったのか、チェックしてみましょう!
なお本記事の商品リンクはAmazonアソシエイト・プログラムを使用しています。

Pixel 8aの本体の質感・サイズ感は良い?

7aが右、8aが左です。

Pixel 8aはプラスチックっぽい本体背面ですが、まぁすごく安っぽいということでもなく普通にアリだと思います。見た目そのものは。
8aの角が取れてコンパクトな雰囲気になった路線は、なかなか良いと思います。
ただしPixel 8aはGoogleストア版の定価が72,600円とそこそこ高いため、この金額だともう少し高級感があってくれたほうが嬉しいところでした。
もっとも現在の日本は円安が進んでしまっているので、価格に対してお出しされるクオリティーにもどうしても影響が出てしまうのは仕方ないかもしれません。
サイズ感は大きすぎず小さすぎずで、日本人受けすると思います。
「大きすぎるスマホは苦手!」という方でも、Pixel 8aのサイズなら受け入れやすいかと。
Pixel 8aの本体重量は189gとなっていて、軽いとまではいかないものの重すぎて持っていてストレスになることもありません。(30歳男性の感想です)

Pixel 8aのスペック|性能は充分高いと感じた

Pixel 8aのSoCはGoogle Tensor G3が採用されていて、Antutuベンチマークテスト結果は1142144点でした。

Pixel 8aのAntutuベンチマークテスト結果

Antutuの数値が高いと、基本的には動作がサクサクだったりゲームが快適に動いたりします。(ただし数値が高いわりには挙動が怪しいじゃん!という機種もそこそこあります)
実際のPixel 8aの使用感といたしましては、日常的に使うブラウザやSNSアプリ、動画アプリなどは非常にサクサク動作しています。
流石一応ハイエンドクラスのSoCであるGoogle Tensor G3搭載というだけはあるかと。

ゲームアプリ重視ならSnapdragon系CPU搭載の機種がおすすめ

ただしゲームアプリの快適さを重視する場合は、Pixelシリーズはあまりおすすめしません。
一応プリコネはサクサク動いてますが、3Dグラフィックのアクションゲームとかになるとどうしても「Antutuの数値のわりには挙動悪くない?」みたいになるんですよね。
ゲームを快適に遊びたいのであればSnapdragon系の高性能CPUが搭載されている、REDMAGIC 9 ProなりPOCO F6 Proなりを選んだほうが良いと思います。
POCO F6 Proなら原神最高画質・60fpsでけっこうヌルヌル動いてますね。流石に発熱はけっこうするけど…

Pixel 8aのカメラ性能は非常に良い。

Pixel 8aはカメラ性能がなかなか高く、キレイな写真を撮影できます

ブックオフで10円だった幻星神

印象としてはPixel 8aより安価な中華メーカー辺りだと「キレイだけどちょっと発色が鮮やかすぎてわざとらしいかな」みたいに思う機種もちらほらありますが、Pixel 8aは自然な綺麗さになっているのが良いです。

Pixel 8aで撮影のラーメン

ラーメンなんかも良い感じに明るく撮れますね。

公園の像

7万円台までで買えるスマホのカメラ性能としては、文句なしにPixel 8aが最強だと思います。
ただし6,400万画素のメインレンズと1,300万画素の超広角レンズという組み合わせで、望遠レンズはありません。

デジタルズーム4倍

とはいえデジタルズームでもそれなりにキレイにズーム撮影ができます。

公園

木とか青空の色なんかも自然でよいですね。

新青森駅前

暗い夜の新青森駅前もかなり明るく撮影可能でした。
白飛びしやすい建物の内部もかなりしっかり写せています。

動画撮影にも強い。

動画撮影にもPixel 8aは強く、外で撮影する時は自動的に環境音のノイズな部分をカットしてくれます。
音声消しゴムマジックという機能を使えばさらに抑えられますが、残念ながら2分が上限なので長尺の動画には適用できません。
とはいえ通常の音声拡張機能でだいぶノイズを取り除けるので、意外と問題はないのかもしれません。

その他、Pixel 8aの使用感まとめ

Pixel 8aのその他気になったことを最後にまとめます。

ストレージ128GBは現代だと物足りない

Redmi Note 13 ProシリーズやPOCO F6 Proなど256GBが基本となっている機種が増えてきている現在では、Pixel 8aのストレージ128GBはちょっと物足りません。
例えば原神が30GB、プリコネが11GB程度あったりするため、ゲームをする人はあっという間にストレージが満杯になってしまいます。
できれば256GBを標準の容量にして欲しいと感じます。
ただしそもそもPixelシリーズはゲーム向きではない性能なので、その前提を踏まえたうえであれば128GBでも十分といえば十分かもしれません。

アクセサリーの豊富さは魅力的

XiaomiやOPPOなどの端末は、保護フィルムや保護ガラスなどの選択肢がほとんどありません。
Pixel 8aは発売日の時点で大量に家電量販店で保護フィルムやケースが販売されていて、やはり大手は充実している…と感じました。
ただしXiaomiもOPPOも保護ケースやフィルムが付属している機種が少なくないため、別途購入しなくて良いんですよね。
一切のアクセサリーが付属していないのは、Pixelシリーズの難点です。

6.1インチスマホは選択肢が意外と少ない

Xiaomi、OPPO、モトローラ、Nothingなどは思い返すと6.5インチ以上の機種が多く、6.1インチ画面のスマホはほとんどありません。
日本人の場合スマホは片手で持てるような小型サイズのほうが嬉しいという声もよく見かけるので、そのニーズにはPixel 8aや無印8が非常に合っているのではないかと感じました。

まとめ

Pixel 8aで撮影

カメラ充実、サイズ感良し、動作も通常用途なら軽快ということで、Pixel 8aはなかなか人におすすめしやすい良端末だと思います。
ただし価格が7万円台と、元々4万円台くらいだったはずのaシリーズとしては高くなりすぎてしまっているのが弱点です。
2024年の段階だともう普通の人はaを選択、予算があればProを選ぶみたいな状態になっていて、ここまで来ると無印モデルの存在意義がほとんどありません。
いっそ無印とaは統一してしまったほうが良いのではないかと思わなくもないです。
というわけで、Pixel 8aは迷っているなら予算に問題なければ買いだと思いました。

予算的に厳しい場合はRedmi Note 13 Pro+、ゲーム性能重視ならPOCO F6 Proなどもおすすめです。

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