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「木枯らし1号!」 そう呼ばれて、もうほとんど腰を浮かせていた小林一郎少年はパイプ椅子の上に尻餅をついた。
何が楽しいんやて聞いたら、雪が降ってる間だけ、小さい世界のなかに時間が流れてるみたいに見えるんが面白いんやて。
明石っ子レコードにアクセスできる条件は二つ。 一、明石市で生まれ育ったこと。 二、十五歳以下のこどもであること。