見出し画像

【EDH】Secret Lair x Stranger Things

Friends foreverは共闘みたいな能力で、既存の共闘とは組み合わせることは出来ず、Friends同士でないとペアに出来ない。これは個人的には良いシステムだと思う。既存の共闘とごちゃまぜにすると、ただでさえ共闘統率者が幅を利かせている今のEDHで、共闘以外の選択肢が本当になくなってしまうため。

カード評価というのは基本的に単品で扱われることが多いけど、この手のカードは組み合わせが大事なので、今回は具体的な組み合わせを考えてみる。


Eleven, the Mage & Mike, the Dungeon Master

画像1

注目の五色共闘。色が全部そろうだけではなくて、効果も強い。

共闘統率者で“ファイレクシアの闘技場”くらいのカードが強いのは、ティムナが証明している。Elevenは4マナで色拘束が強いので、2ターン目登場は結構ハードルが高いが、一方でたまたまMystic Remoraで沢山引いたときに(手札が11枚を超えた時に)、ノーコストむかつき、深淵への覗き込みでの一撃必殺が狙える。むかつきはフルタップで自分のターンに使うと決まらないことが多いので、マナを節約できるのはうれしい。

Mikeはカラーマーカーと思いきや、ダウスィーの虚空歩きや弱者選別・選別の儀式などで能動的に墓地に送ったカードを再利用できるので、使い道はある。でも、サブカラーとなりがちな緑と白マナを集めて、わざわざこの能力のために統率者をキャストするほどではないかな?


Eleven, the Mage & Chief Jim Hopper

画像2

アドアドしい組み合わせの緑抜き4色。Elevenの能力を能動的に狙えるし、Elevenに物足りなかった宝石の睡蓮の良い使い道が生まれる。5色デッキは色んなカードが使えて強そうに見えるけど、事故率の高さが課題で、グリクシスカラー+白 or 緑で十分なことが多い。

手掛かりトークンはアドになるだけでなく、安定して供給できるとオパールのモックスが安定する。オパモは初手にあると使いづらいけど、むかつき深淵への覗き込みからの一撃必殺の時に0マナからマナを伸ばすには大事な手段で、いつも悩ましい存在となるから、統率者で使用を安定できるのはありがたい。

この組み合わせ、対抗馬となるのはティムナ&クラム。カードを引くだけならティムナ&クラムの方が安定して強いので、Elvenのコスト踏み倒しを能動的に使うギミックが欲しい。Timetwisterのような7ドローでは届かないし、Remoraで沢山引くことを狙うとしても統率者でやりたい事が見え見えなので毎度は期待できない。概念泥棒+Timetwisterやむかつきで一気に手札を増やす方法はあるけど、これは統率者関係なしにその時点で勝っているようなものだし…ヴィリスを再活性でリアニは結構ありかな。

ティムナ&クラムから敢えて乗り換えるほどのパワーではないと思うけど、個人的には本命の組み合わせ。手掛かりをドロー以外に有効に使えるかどうか、Elevenの踏み倒しを生かせるかどうかが鍵か。


Eleven, the Mage & Max, the Daredevil

画像3

グリクシスに緑を足したいなら。4色デッキで死の国からの脱出コンボを組み込むと、マナクリの枚数も減りがちだし、アンタップ能力は生かしづらい。

緑の利点=豊富な生物サーチでタッサの神託者にアクセスしやすいということなので、花を手入れするもの、聖域の織り手などでMaxとのシナジーを増やし、異界の進化、召喚の調べなど緑が濃いデッキならではのタッサの神託者へのアクセス手段を増やす構築が良いか。


Will the Wise & Lucas, the Sharpshooter

画像4

緑抜き4色。Lucasのティム能力では敵対工作員や溜め込み屋のアウフ、エメリアのアルコンなどの厄介なヘイトベアーを対処することはできないが、使嗾によって高パワーの生物のアタックを抑制できる…

リソースを減らす割に後ろ向きだなあ。

ルールスを共闘に出来ることから、能動的にアーティファクトを落として、再利用は狙い目か?3マナでルールスをハンドに加えて、2体の統率者を出して、胆液の水源を出して投げて、毎ターン2マナで2ドロー…

ティムナ&クラムでいいじゃん…

Willの方は、アドを稼ぐために明滅させたい。その場合は呪文探究者+儚い存在コンボを入れたくなると思うと、ルールスを共闘に出来なくなる。

ティムナ&クラムで出来ないことというと、波止場の恐喝者+エミエル or 運石の工芸品の無限マナからWillを無限に出し入れして無限ドロー。波止場の恐喝者にプラスαするだけでコンボを増やせるなら、アリなのかなあ?


ちなみに、名前が挙がっていないものがいる。Dustin。

画像5

Dustinは、カラーマーカーにしかならない雑魚能力なうえに、このゲームで一番組み込みたい黒を含むElevenかWillが、青か白のどちらかを持っているので、出番がない。二人一組作ってくださいって言われて、のけ者にされる存在。可哀そうである。原作知らないけど、本編ではちゃんと優遇されてるの?

Friends foreverが無いものも、こっそり存在している。

画像6

もちろん統率者向きの能力ではない。


一応、今のところは限定カードで、さらにEDHでの使用も認められているが、入手が簡単な既存の共闘を上回る性能とは言い難いので、ガチでやる人は購入必須!とならずに済むのは良かった。でも、実戦レベルのカードではあるので、自分は購入するつもり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?