外国語は、サンショウウオとイモリを分けるのか?

チェコ語?
知らんがな。
https://ja.wikipedia.org/wiki/サンショウウオ

そもそも、オオサンショウウオは、でかい小さいの問題ではなく、明らかにサンショウウオとは異種グループやろ。
先に答えを書くと、サラマンダーとニュートに分けるが、その分け方は和訳と合っていない、と云うことの様だ。
分類学を混じえると、
 日本サンショウウオは特異なサンショウウオで、日本に特異的に多種が
 分布する、原始種。
 外国産サンショウウオは、原始的でないサンショウウオで、便宜的に、
 なんちゃらサンショウウオ、と和訳していることが多い。
 更に、違う種も、いる。形は似ている。
 もっと、違う種も、いる。ウナギサンショウウオ。
 もっと、もっと、違う種もいる。アシナシイモリ。って、それは目(もく)
 も違う。
 似ているけど分ける。似ている、と云うのは見た目はトカゲ型。
分類学だとそうだが、一般には、ぬるぬるサラマンダーと、ザラザラニュートで、分けているっぽい。或いは陸棲か水棲か。
ウナギイモリは4種と3種しかいないので、それぞれの名前で呼ばれている。
トカゲ型ではなく、手足が生えたハイギョの様な感じ。
全ての生物の内、最大のDNA情報量を持つことで知られる。
イモリもDNA量は多く、最近、それが再生力を担保していることが判明したらしい。
https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/episode/te/GP16WY58M7/

https://gendai.media/articles/-/97010?page=4

先に、日本語。
名前からして、近代の名前なので、分類学と一致している。
古語では、
 はんざき(オオサンショウウオ)
 はじかみ、はじかみうお(サンショウウオ)
 いもり(井守)
で、あったらしい。
次に、日本産サンショウウオの特殊性。
https://dot.asahi.com/articles/-/38649?page=1

幼生に、あっ、鰓、どっと。
日本産サンショウウオは、原始サラマンダー。
世界の90種の内、47種が日本に分布していると云う。
逆に、日本サンショウウオは、サラマンダーとは、ちと違う。厳密には。
https://en.wikipedia.org/wiki/Asiatic_salamander

ハイノビ。アジアに多く、なぜか地球上の半種類以上が日本に産する原始種。
https://en.wikipedia.org/wiki/Hellbender

ヘルベンダー。
アンドリアス。
オオサンショウウオ。一般には、ジャパニーズジャイアントサラマンダーと呼ばれる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Andrias

https://en.wikipedia.org/wiki/Hellbender

イモリは、日本本土には1種しかいないので分けようがない。
奄美種や沖縄種は、いる。

アンビストマ。
マルクチサラマンダー。
和名は、トラフサンショウウオ。
昔の代表種が、虎斑だったから。
今の代表種は、ウーパールーパー。メキシコサンショウウオ。
日本サンショウウオとはかなり異種だが、そう和名は付けられた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/トラフサンショウウオ科

チュウサンショウウオ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Pacific_giant_salamander

オオサンショウウオより小さくて、かなり別種。
アンビストマに近いので、オオトラフサンショウウオ、と訳される。
https://en.wikipedia.org/wiki/Torrent_salamander

リャコトリトニ。
トレントサラマンダー。
肺が小さい、などの解剖的特質を持つ。見た目はトカゲ型。
オリンピックサンショウウオと和訳されるが、なんでやねん?
https://www.exoinfo.jp/care/2444/

プレソドン。
サンショウウオ類の最終形態で、有尾目の2/3の種がいる最大勢力。
肺がないのに地上生活に適応している。
ムハイサンショウウオ、アメリカに多種がいるのでアメリカサンショウウオ、と訳される。
https://ja.wikipedia.org/wiki/プレソドン科

ユーラシアは、欧州に僅かな種がいる。
韓国で、新種が発見されたと云う。
https://en.wikipedia.org/wiki/Korean_crevice_salamander

アメリカから、ベーリング地峡を渡り、欧州に分布した経路途中の生き残り、らしい。
https://allabout.co.jp/gm/gc/69800/

イモリ。
より、トカゲに似るが、反面、水棲。
サンショウウオやサラマンダーは、乾燥に弱そうだが成体は陸棲。カエルの様なもの。
外国産の輸入物は、サンショウウオの和名が付いているものもある。
https://picturefishai.com/ja/wiki/Chioglossa_lusitanica.html

キンスジサンショウウオは、イモリ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Necturus

商品名、ウォータードッグ、マッドパピー。
北米産のホライモリ。
https://arkpet.ocnk.net/product/2315

ホライモリは、単に洞窟棲のイモリ、サラマンダーではなく、別の科。
https://en.wikipedia.org/wiki/Proteidae

プロテイド。
ユーゴスラビアの地下水脈にいるやつ。
まあ、鍾乳洞。
コウモリの(ぴ~)とかから、食物連鎖が始まるから。
バルカン半島に、特異的に分布。
http://www.monstersproshop.com/eat-amphiuma/

ヨツアシウナギイモリ。
ヨツアシウナギサンショウウオ。
アナゴヘビ。(コンゴスネーク)
アンヒューマ。
地球上の生物で、最大のDNA量を持つ。人間の25倍。
ここまで、オオサンショウウオと日本サンショウウオと愉快な仲間たち以外は、イモリ上科。
https://ja.wikipedia.org/wiki/サイレン科

マエアシウナギイモリ。
マエアシウナギサンショウウオ。
サイレン。
アンヒューマに似るが、かなりの別種。
アルマジロとセンザンコウくらい別種。
だけど同じく北米に分布する。収斂進化か?
あのサイレンと語源は同じらしい。
ギリシア神話の精霊セイレーンより。
あの「サイレン」は、セイレーンの呻き声、から。
両生類のサイレンは、セイレーンの姿から。
フランス人は捻ねくれ者なので、フランス語経由で意味が逆転し、
サイレント、の語源でもある。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11133183526

アシナシイモリ。
ハダカヘビ。
セボネミミズ。
セシリユェン。
多分、両生類なので「イモリ」と和名を付けたのだろうが、形状は全く異なる。
原始的、とは言われているが、サンショウウオが魚類的な形質を残しているが、これはミミズになった両生類の様なもので、土中に棲む。
目(もく)から異なる。
https://www.zukan-bouz.com/syu/カマキリ

日本語でも、「カマキリ」って虫?、魚?、ってことがあるが(ねえよ)、
セシリユェンは、アシナガバチ?、アシナシイモリ?、と云う事があるらしい(ねえよ)。
アシナガバチは、Wasp、が一般的。白人のアングロサクソン民族のプロテスタント。
https://ja.wikipedia.org/wiki/チェコ語

チェコ語にも、サンショウウオと云う言葉は、ある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/山椒魚戦争

人間型サンショウウオなので、小型サラマンダーではなく、オオサンショウウオを題材としたSF小説である。
その類型としては、宇宙船が戻ってきた、方じゃない猿の惑星、に似ているのではないか?
なぜ、マイナーな動物であるサンショウウオがSF小説のネタになったかと云えば、ヨーロッパにはサルはいないが、当時、巨大サンショウウオの化石
(ヨーロッパオオサンショウウオ)が発掘され、話題になっていたらしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/テラフォーマーズ

SF作家。当時はチェコスロバキア。
https://ja.wikipedia.org/wiki/カレル・チャペック

「ロボット」の語を使ったSF作家さんと、同一人物。
レイバー(labour)とロボット(robot)は、語源的には近いのではないか?
語意は、「労働使役」。外国語もしばしば、L音とR音は入れ替わる。

https://dic.pixiv.net/a/パトレイバー

まあ、日本圏から、英語以外の外国語語源を探すのは、難しい。
トカゲ・lizard(リザード) ヘビの様なもの。
イモリ・newt (ニュート) トカゲみたいなもの。
山椒魚・salamander(サラマンダー) 火のトカゲ(伝説)。
これらの語を、19世紀くらいに割り振ったらしい。
更に、トリトン、が加わる。triton・小型の有尾目の両生類。
トリトンが水神(?)であることから学名に使われ、日本みたいに標準英名を付けないので、ラテン語だかギリシャ語のまま、種名が呼ばれる。
分布は、欧州がイモリ、北米がサンショウウオなので(?)、そこらは微妙である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ファイアサラマンダー

伝説の妖怪(?)サラマンダーが具現化したのが、ファイアーサラマンダーである。
陸棲イモリ。多分、昔の人は、トカゲと区別していなかったと思う。
https://ja.wikipedia.org/wiki/オオサンショウウオ

https://zh.wikipedia.org/wiki/日本大鲵

https://en.wikipedia.org/wiki/Japanese_giant_salamander

https://cs.wikipedia.org/wiki/Velemlok_japonský

https://de.wikipedia.org/wiki/Japanischer_Riesensalamander

https://fr.wikipedia.org/wiki/Andrias_japonicus

https://it.wikipedia.org/wiki/Andrias_japonicus

https://es.wikipedia.org/wiki/Andrias_japonicus

https://tr.wikipedia.org/wiki/Dev_Japon_semenderi

オオサンショウウオ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/サンショウウオ

https://zh.wikipedia.org/wiki/山椒魚

https://zh.wikipedia.org/wiki/小鲵

https://en.wikipedia.org/wiki/Asiatic_salamander

https://cs.wikipedia.org/wiki/Pamlokovití

https://de.wikipedia.org/wiki/Winkelzahnmolche

https://fr.wikipedia.org/wiki/Hynobiidae

https://it.wikipedia.org/wiki/Hynobiidae

https://es.wikipedia.org/wiki/Hynobiidae

https://tr.wikipedia.org/wiki/Hynobiidae

とりあえず、ここまで。
Wikipediaだと、ニホンサンショウウオの各国語訳、ニホンイモリ(アカハライモリ)の各国語訳、が出てしまう。
思ったより、チェコ語は、ちゃんと語彙がある様だ。
イタリア、フランス、スペインは、ラテン語の学名のままだな。
https://animalbook.jp/animalia/newt/

https://en.wikipedia.org/wiki/Newt

https://pl.wikipedia.org/wiki/Traszka

https://de.wikipedia.org/wiki/Molch

https://fr.wikipedia.org/wiki/Triton_(amphibien)

https://eo.wikipedia.org/wiki/Trituro_(amfibio)

ドイツ語のMolchは、両生類有尾目の総称、らしい。
https://www.aquahermit.com/aboutouparupa

https://ja.wikipedia.org/wiki/メキシコサンショウウオ

https://zh.wikipedia.org/wiki/墨西哥钝口螈

https://en.wikipedia.org/wiki/Axolotl

https://de.wikipedia.org/wiki/Axolotl

https://cs.wikipedia.org/wiki/Axolotl_mexický

https://fr.wikipedia.org/wiki/Axolotl

https://it.wikipedia.org/wiki/Ambystoma_mexicanum

https://es.wikipedia.org/wiki/Ambystoma_mexicanum

メキシコサラマンダーは、和製英語なのか?
それとも、英語版のWikipediaとかは、学術用語を使っているのか?
日本のサンショウウオは、原始サンショウウオ。アメリカのサンショウウオは、アンビストマとプレソドン等に分かれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/アホロートル

アホロートルの語義としては、生殖能力のあるオタマジャクシ(幼生形態)、である。

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