令和元年度合格者が「電験合格」動画を用いての電験三種合格体験記をお送りする
2013(平成25年)、2014年(平成26年)→全科目不合格(ちょっと記憶あやふやですが、ここらへんの時期に確か受けてます)
2017年(平成29年)→理論合格、電力不合格
2018年(平成30年)→電力合格、機械合格、法規不合格
2019年(令和元年)→法規合格(電験三種取得)
上記の内容が僕の電験三種の戦績となります。
5回の受験でようやく合格できたわけです。
いやあ長かった…。
間の時期には電験三種は業務で用いなかったので受験していません。
そんな軽い気持ちで受験して合格できるものでもありませんので。
まあ2019年にやっと僕も合格したわけですので、合格体験記なるものを書きたいなと。
これから電験三種を受けようと考えている方、現在科目合格で戦闘中の方、既に合格している方。
様々でしょうが、どうかご覧ください。
2013年 歯が立たずなす術もなく砕けちる
多くの人が経験するのではないでしょうか?
「難しそうだけどちょっと頑張って取っちゃおう」という気軽な気持ちでの勉強スタート。
そして現実を知る…。
まずは2013年の話から。
目指したきっかけ…特にないです。
新卒で入社した企業はずっといることはないと考えていました。
数年で転職しようと。
転職するとなるとある程度、経験やらスキルやら必要です。
経験としては、まあ仕事をしていればそれなりについてきます。
ではスキル。
証明しづらいです。
なので「電験三種でもとりあえず取ってみよう」と思った次第なんです。
その時仕事はそれなりに忙しかったですが、僕は電気科院卒でかつ東証1部上場の大企業に入社した人間です。
このスペックでしたら電験三種くらい、さらっと取れると思っていました。
いやあ甘かった…。
教材を選びます。
4教科が記載された参考書を一冊、10年分が記載された過去問集を一冊購入しました。
まずは参考書、理論を読みます。
何となくわかります。
その時の手応えは上々。
大学である程度学んでますし、電気系の研究をしています。
それはある程度できないと困りますよ。
過去問をみます。
コンデンサにリアクトルなど、見慣れた文字がありました。
ですが実際解くことはできず、過去問の解説も何の話をしているか分からず…。
と言いますか問題によっては何の単元について問われているかも分からず…。
「訳が分からない」そんな表現がとても合っていたと思います。
だんだんと何となく、勉強しなくなりました。
「まあ自分は研究や開発で生きていくから、無理してとる必要もないか」と自分を正当化してしまいました。
今考えると本当にダメ人間です。
一応受験地には行きましたが、もちろん歯が立たず全科目落ちという結果でした。
再挑戦するかしないか、それすらも特に考えず時が経ちました。
2014年 歯が立たずなす術もなく砕けちる 同じ過ちを繰り返す
生産技術部に異動し、電気科を出ていることから一応上司から受験の指示が出ました。
とは言っても内心はもう「研究開発職キャリアアップ 転職」。
やる気はありません。
とは言っても、せっかくなら取得したいとは思うものです。
昨年の参考書と過去問を持ち出し、再度勉強します。
やり方は昨年と同じ。参考書を読んでから過去問。
やり方は同じなのですから、結果なんて変わるはずがありません。
もちろん全科目落ち。
その時の感情としては「ショック!」でした。
一応電気系の勉強はしていたので。
今考えればしっかり対策を練っていた訳ではありませんでしたので受かる訳ないんですよね。
それではこれからが本番です。
とうとう始まります。
下記ご覧ください。
2017年 転職し再受験 1科目合格
この年に設備管理業務の会社に転職しています。
元々受験する予定はなかったのですが応募時期になり、会社から指示を受け、受験することに。
以下、今回の状況です。
・勤務先が中小企業ということもあり電験三種保有者が枯渇していたので、会社のため何としても合格もしくは足掛かりだけでも掴み取りたい。今までと違い、今回は強く取得を迫られた。
・2度の大きな過ちの経験があり、もう失敗したくない。
まとめますと、「今回は何が何でもどうにかしてーんだ!」という話です。
ではどうするか、それが問題です。
今まで以上に頑張るか?
僕はそれだけではダメと思いました。
だって今までもそれなりには頑張っていたからです。
何も考えずに闇雲に挑んでいくのは同じ過ちを繰り返すだけだと思ったんです。
ですので今まで何がダメだったのか、ちょっと考えてみたんです。
下記に挙げます。
・その過去問が何の単元の問題をやっているのか分からない。
・そもそも過去問の解説が何が何だか全然分からない。宇宙語かよ笑
とりあえずこの問題を解決すれば前に進めると思いました。
解決方法はネット頼みでした。
→実況出版の参考書なら、どの過去問が何ページの解説を読めば理解できるようになっているか記載があるので、何の単元の問題をやっているかもわかる。
→販売されている過去問の解説ではなく、インターネットにあるものを利用するようにした。販売されているものだと、学術的なというか、科学的にというか、難しく書いてある印象。ブログやYoutube動画だと理解することに特化して記載があるのでスラスラと進めることができる。
過去の自分に関する問題は解決。
これで電験三種に合格する準備が整いました!!
ではどうだったか!?
…あまり理解できませんでした笑
なぜか?
これについては、流石に時間が足りなかったからだと自己分析。
他の資格の勉強があり、勉強できていなかったのです。
電験の勉強は1〜2カ月くらいだったかと思います。
時間をかけ、回数をこなさないと脳に記憶が定着しません。
来季は早めに、1月からスタートすることを予定しました。
早すぎるとメンタルが持たないと思ったので年が明けてからにしました。
「これで来年は絶対合格するぞ!4科目頑張るぞ!」
そう決意しました。
…とはいえです。実は理論科目は合格しています。
しっかり試験会場に出向いて、分からなくても全て埋めて回答したことが勝因かと。
「諦めないこと」これが大切だと思いました。
2018年は3科目の受験となります。
2018年 神様「電験合格」先生Youtube降臨 2科目合格
電験三種は科目合格制度があります。
3年以内に4科目合格すれば資格取得です。
でもそれは逆に言えば3年以内に合格しなければ、科目合格も無駄になる訳ですよ。
いやいやプレッシャー。
何せ理論はけっこうなまぐれ合格してますから。
とは言えまあ、やるしかありません。
予定通り1月からスタート。
…本当は12月末に少しやってました。
ビビリなんです。
けっこうしっかりとスケジュール立てて勉強していく人は多いです。
「この月までに参考書を何周して…」という具合です。
そして「3周すれば理解できます!!」みたいにおっしゃる方もいますよね。
でも僕は特に計画は立てなかったです。
何周すればどれくらい理解できるか、なんて分からないと思ったので。
ですので「時間が取れる限り試験日までは勉強し続ける」というのが僕の合言葉でした。
勉強し続ける中で誰もが知る方との出会いが…。
「電験合格先生」動画です。
出会いは3月です。
そこからはこの動画中心の勉強になりました。
実は電験合格動画がアップされる前から、過去問の解説は他の方もアップしていました。
それは知っていたので定期的にYoutubeは確認していました。
その際偶然見つけたのです。
最初は「解説している方の年齢が若いためちょっと試しにみてみようかな?」というレベルでした。
ですが実際観てみると電験三種の基礎を理解できるような解説をしている。
いわゆる授業というものです。
まさか無料でこんなクオリティのものが落ちているとは…。
のめり込みました。
とにかくとにかく、時間さえあれば電験合格動画を観て勉強。
ノートにまとめて図書館や他外出先でも利用できるようにし、たくさん勉強しました。
結果は2科目合格。
法規のみ落としました。
この年は合格ボーダーが51点と難関で外れ年。
とは言え残り1科目。
そこまでモチベーションを落とすことはありませんでした。
何せ演習科目の動画を観ていなかったので。
それだけやれば取れると考え、それなりに楽観的な気持ちでした。
そこまで手を伸ばすと内容を覚えられるか不安でしたし、この年はギリギリまで演習編がアップされなかったのですよ。
まああと1年あるし、なんとかなるだろう。
頑張ろう。
そう願い、誓った2018年度でした。
2019年 頼れるのは「電験合格」先生のみ 地道に勉強し電験三種取得
電験合格動画も出揃い、ひたすら電験合格動画で勉強しました。
ひたすらやる。
それだけです。
この年で決めたい。
そう強く考えていたので1科目でありながら1月から勉強スタート。
2018年よりはたくさんの勉強というよりも継続して毎日勉強することを意識しましたね。
そのほうが記憶に定着すると考えましたので。
2018年よりは時間に余裕があったので発信活動も始めました。
このブログもその一つです。
最初は転職関係のみでしたが、だんだんとこの電験への情熱を抑えることができず電験関係の発信もするようになりました。
これは自分のモチベーション維持にも大きく影響を与えました。
特にtwitter。
悪いこと言いませんので、あなたもぜひやった方がいいです。
勉強の話に戻ります。
とにもかくにも電験合格動画。
この年はしっかり演習動画にも取り組みました。
特に暗記のプリントについてはスマホ内にPDF化保存し、いつでも見れるようにしました。
法規科目に関しては1問の配点が高く、ちょっとしたミスが命取りです。
なので1度覚えた内容も繰り返し何度も頭に刻みつけました。
それを証拠にこの年、<や>にイコールがつくかつかないか、それだけで不正解に繋がる問題もありました。
実際そんなに細かいことで合否に結びつけるのもどうかと思いますが…。
仕事のあとはエクセルシオールで19時から21時まで勉強です。
とはいえ毎日では出費がかさむので図書館の日もあります。
でもメンタルの維持にはエクセルシオールのソイラテは必須なのです。
また勉強中のツイートもメンタル維持には効果的でした。
電験合格先生の勉強資料はとても観やすくこれまたメンタル維持には効果抜群でした。
参考書はメンタルがやられるので程々にしてました。
もうしっかり店員さんには顔を覚えて頂きました。
勧められてスマホの会員にもなりました。
ポイントがつくんです。
はい結果です。
無事合格致しました泣!!!
ではあなたの合格を祈っています。
それでは。
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