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施設管理員が施工管理やメーカーエンジニアに負けないため意識すべきこと

私立大学電気科を卒業し、ビル管理の会社に勤めている。

転勤するのがどうしても嫌だったので、実家から通える近所の中小企業に就職した。

友達は施工管理だとか、メーカーの大企業へ就職をする人間が多かった。

転勤多そうだな…。


でも自分が成長する上で、企業規模なんて関係ない!

自分にしっかり向上心があれば立派なエンジニアになること、僕は可能だと考えている。


それに僕には去年取得した、あの電験三種があるんだ!

これがあればこわいものなんてない。

就職したらこの資格をフルに使って日本の高圧保安の仕事をバリバリやりたいと思っていた。

そしてもちろん仕事をする中で成長していきたいから、頑張るぞ!!


でも実際就職したらみんなやる気ないな…。

ネガティブで人間的に魅力的な人もいないし汗

そもそも電験三種を持っている人どころか、目指している人もいない。

電験三種を持っているのは70歳の人、1人だけ…?

これ、俺が入らなかったらどうしてたの??

選任の電気主任技術者、置けなくなっちゃってたじゃん。

聞いたことはあったけど、これが日本の実情なんだな…。

だから優秀な人材は大企業、施工管理やメーカーを目指すんだ。

自分の大学でも優秀な奴らはそんな進路を歩んでたな…。


失敗した。

せっかくの学歴が、新卒キップが…。

周囲は遊んでいるし、僕もそんなに頑張ったってしょうがないかな。

もうこれから仕事は適当にやってダラダラと楽しく生きていこう。

もうどうとでもなれーっ。



そんなあなたへ。

流されてしまってはだめですよ。

周囲とあなたとは関係ありません。

あなたがしっかりしていればいくらでも成長はできます。

証拠は僕のキャリアです。

大企業メーカーから転職し、現在は中小規模の施設管理の仕事をしています。

そんな中でも電験三種を取得し、そして今では電験二種を目指して勉強できております。


そんな僕から言わせていただくと、むしろ今の環境の方があなたはエンジニアとして成長しやすいと考えますね。

とりあえず今の環境で頑張るべきです。

ただ普通にやっていたら、だめでしょうね。

大企業と中小企業では周囲の人材や、教育システムや風土などに雲泥の差がありますから。

常識的に考えたら大企業の方がいいに決まっております。

だからこの記事を最後まで読んでいってください。

そうすれば施工管理やメーカーに就職した友人にも負けないと思います。

では、そのために日頃からどんなことを意識して仕事に取り組むべきか。

3つ挙げてみました。

では、下記からご覧ください。

仕事中に電験の勉強をすべき

「仕事中にやっちゃだめでしょ!?」

そんなことを思う人もいるかもしれません。

確かに実際過去僕が勤めていた大企業メーカーでもそんなやりとりありましたが。


その一例を挙げます。

過去にあったエピソードです。

職種は製品開発。

会社から取得要請された資格。

国家資格でもなく、もし転職したらなんの意味も持たないような資格。

その方は子供ができたばかりで、時間がないのでしょう。

仕事の合間をぬって、チラチラと参考書を眺めているようでした。

ですが、突然となりの席の40歳過ぎの名ばかり管理職。

「お前何やってるんだ!それ給料泥棒だぞ!?家でやれ!」

それを近くでみていた僕はドン引き。

「こんなしょうもない資格、しかも仕事に使う内容なんだから別にいいでしょ!? 本当にしょうもない会社だなー。」

そんなことを感じたこと、今でも覚えています。

エピソード以上です。


でもまあ今考えれば、この名ばかり管理職のいうことも一理あります。

だって東証一部上場の総合職ですから。

それなりの対価をいただいていますので、それなりの成果を出さねば他の一般職の方々に示しがつかないわけでございます。

だから職場にいるときはそこでしかできない、成果をあげる仕事をするべきではあります。


はい。

ということはです。

東証一部上場の総合職でなく、かつ仕事にとても大きな意味をもたらす資格の関連の勉強ならいい、ということになります。

屁理屈ではございませんw


そしてまた、東証一部上場の総合職と中小施設管理の一社員との境遇の違いですが…。

まあはっきり言って、責任のレベルも全く異なりますね。

なのでちょっとくらい適当に仕事してもなんの問題もありません。

そもそもしっかりやるというほどの仕事なんてございませんので。

また、施設管理の仕事。

基本的に納期がございません。

施設を管理する仕事ですので、永続的に仕事は続きます。


過去先輩に「納期のない仕事なんてないんだよ?常に仕事の納期を意識しよう。」と、そんなことを言われた経験がございます。

もちろん仕事内容が違うというのはありますが…。

転職した時に「あるじゃん、先輩汗」。

そんなことを強く感じましたね。


そんなこともあり、仕事中には時間もメンタルも余裕があります。

それならそこで勉強時間を積み上げておいて少しずつ成長してしまいましょう、っていう話です。


ホワイトワークではあまり仕事中での休憩をとるという習慣はありません。

基本的に座っているわけですからね。

ですがブルーワークでは基本的に仕事の合間で大きめの休憩をとります。

なのでそのタイミングは自分の時間をとりやすいです。

そこで参考書なり過去問を確認することで、給料をもらいながら自己啓発ができるわけです。

電験三種の内容の確認だとか、電験二種への挑戦の勉強だとか。

成長へのアプローチ方法は無限大です。


それでは2つ目の内容。

下記ご覧ください。

ルーチンワークはサボれ

1つ目とは違って、完全に会社への反逆のような表現ではありますが。

ルーチンワーク。

これ、僕が一番嫌いな言葉です。

これって完全なる労働なわけです。

資本主義社会にとって労働とは「搾取される」と同義です。


世の作業員はこのルーチンワークを楽で割りのいいものと考える思考があります。

ですが、あなたの場合は違います。

作業員は作業員でも電気主任技術者なわけですから。

いかに労働の時間を有益にするかを意識せねばなりません。


理想は新しい仕事の立ち上がりだけの参加。

残りはある程度の指示だけして、他の人間に全てふる。

本来電気主任技術者の仕事ってそうあるべきだとは思いますが。

中小の施設管理の仕事だと実際はそううまくはいきません。

水道直したり、床の掃除したり、蛍光灯かえたり。

それ含めての管理仕事なので文句はいえませんが。

なるべくならサボりましょう。

スキルはあがりませんので。


それでは次で最後です。

下記ご覧ください。

成長に対して労力が見合わない仕事からは逃げろ

ルーチンワークの話と似ていますが。

労力と見合わない仕事。

僕が思う代表的なものとして、


・過度な社内外折衝

・過度な日程調整

・過度なクオリティを求められる書類作成

これらがあります。

一見ビジネスマンとして必要な能力であるとは感じます。

ですがこれって大企業のエリートサラリーマンくらいしかあまり強くもとめられないんですよね。

そんなこともあってか僕の大企業への転職に関しては社内外折衝の能力を強くアピールしたものです…。

ですが、中小企業でましてやエンジニアの仕事、ましてや電気主任技術者がそんなせこい仕事をする必要はないと思うのです。

僕は電気主任技術者ならそのあたりの仕事は周囲の事務屋さんに任せて技術的な仕事を、スキルの向上する仕事を率先してしていくべきと思うのですよね。


人生には限りがありますし、業務時間にも限りがあります。

あなたに有益な仕事を取捨選択することで、最短ルートで成長していきましょう。



内容は以上となります。

いかがでしたか?

お話しした少しのことを意識するだけで、大きな成長に繋がるかと思います。

実際僕も意識している内容となります。

ご参考にしていただければ幸いです。

それでは。

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