研究をどう生かすかばかり考えるFラン理系大学生向け 研究内容はそこまで重要ではない

ニッチだけどとても高度な卒業研究に着手している。

この研究に関してだったら誰にも負けないぞ!


でも問題がある。

それはニッチ過ぎてこの研究をしている企業が日本に3社しかない。

この3社の試験をもし落ちたら…。

もう終わりだ。


Fランだから文系就職も無理だろうし…。


心配だー。




そんなあなたへ。

別に学生時代の研究内容は必ずしも活かす必要はありませんよ。


ですが、それではあなたの技術的長所、生かせませんね。

ではどうやって内定を得ればいいのか。


まずそのためには企業が学生のどういう所をみているか、何を期待して新卒採用するのか確認した方がいいですよね。

では、説明していきます。

研究内容の知識に関して企業はそこまでみていない

たかだか1年間学生が着手した研究の知識。

企業はそんな興味ありません。

正直、修士課程卒でもそこまで興味ないかと思いますよ。

中途採用でしたら話は別ですが。


新卒総合職入社ですと、将来的な幹部候補として採用になります。

数10年先を見越していますから、大学1年間の知識を重視するということはまずありえません。

では何を見ているのか。

説明していきます。

企業が理系なあなたに期待しているものとは

理系大学生って、どうしても最後の卒業研究の内容にプライドを持って、それが自分の代名詞という位に思ってしまうものなんですよね。

ですが、企業はあなたに対してもっと他の部分に期待していますよ。

主に下記2点となります。

工学的基礎知識

研究内容よりもこちらの方が重視されるかと思います。


基礎があれば後は入社してから伸ばすことが出来ます。

基礎は重要です。

定年まで時間がありますので基礎だけあれば成長可能性は無限大です。


企業によっても異なりますが、学科があなたの一番の特徴を表す表現になることもあります。

自己紹介で「電気科卒の佐藤です」などの様にです。

このような場面で研究内容を言うことはほぼないかと思いますよ。

では次です。

論理的思考

工学的基礎知識と並んでこちらも強く期待されているかと思います。


こちらに関しては研究や実験での経験を期待されています。

仮説を立て、数値を用いて比較実験し実験を進める経験の多い理系は、この論理的思考力が高いと考えられています。


これらは全ての仕事においても共通して役立つものです。

誰も知らない、ほとんどの場面で用いられないニッチな技術的知識、あなたは自慢したいかも知れませんが、周囲はさほど興味ありません。

残念ですが。



以上から、企業が理系なあなたのどういうところをみて採用しようとしているのかわかりましたね。

では次に実際にどのようにすれば採用して貰えるのか、考えていきましょう。


特にアピールする必要はありません

アピールしないと採用されないじゃん!

と思うかもしれません。


大丈夫です。採用されます。

なぜかというと、あなたが国の認めた大学という機関のカリキュラムを全うしているからです。


そんなのでいいの?と思うでしょう。


いいんです。

面接という短い時間で全て確認するのも現実的でないですしね。


まあもし興味あればペーパー試験で問われることもあるかもしれませんが。



これらからわかると思いますが、あなたの理系大学の勉強にそこまで期待していないのでしょう。


「まあ、一応大学出てればだいたいわかるだろうなー」

くらいの認識であなたをみているかと思います。



ではどこを見てあなたの採用可否を判断しているのか。

見ていきましょう。

対話能力と雰囲気で判断

しっかり自己PRが言えて、志望動機が言えて…。

そういうあたり前のところで企業が採用可否を判断しています。


…本当に工学的基礎知識と論理的思考ってアピールしないの??って感じますよね。


「アピールをせずにアピールする」

これが正解かと思います。


何を言っているかというと、

いちいち何年も勉強したことをくどくど説明しても長いですし、飽きちゃいますし、聞きたくなくなってしまいます。

だから説明せずにわかってもらうんです。


どうやってか、といいますと、

普通の自己アピールや志望動機をより論理的により情熱的に伝えましょう。


そうすれば

・大学の工学的な勉強もしっかりやって、知識も十分ばっちりだろうな

・研究もしっかりやって、論理的思考は高いレベルのものがあるだろうな

と勝手に思ってくれるかと思います。

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