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日本選手権の振り返り

4日間にわたって行われた日本選手権が終了しました。
DeNAアスレティックスエリートから出場した2選手は、
目標としていたパリオリンピック出場の目標を達成することはできず、
悔しい結果となりました。

結果報告

6月27日、男子1500m予選に出場した館澤亨次選手は、
安定感のある走りで3分45秒87の4着で決勝進出を決めました。
レース後も余裕があり、翌日の決勝に向けて期待感の高まるレースでした。

翌日に行われた男子1500m決勝では3分38秒94で3位に入りました。
最後のフィニッシュラインで身体をねじこむ姿は、観戦している者の
心を動かしました。

6月29日、男子800mに出場した薄田健太郎選手は、
1分50秒31で6着となり、決勝に進むことはできませんでした。

レースを振り返って

館澤亨次選手

私は男子1500mに出場し、結果は3位でした。
目標としていた優勝には届きませんでしたが、4年ぶりの表彰台に立つことができました。

今年の日本選手権はこれまでで一番良い状態で挑むことができ、
現状でできることをやり切ることができました。
それでも悔しさが残り、日を追うごとにその悔しさは増しています。
もっとやれることがあったのではないか、そして自分の可能性をまだ諦めきれない自分がいます。

だからこそ、もう一度挑戦したいという思いが強くなりました。
当初、世界を目指すのはパリオリンピックまでと考えていました。
陸上選手としてはもう若くないですし、これが最後の挑戦だと思っていました。
しかし、今回の大会で自分の気持ちを再確認し、世界の舞台への挑戦を諦めきれていないことに気づきました。

そのため、ロサンゼルスオリンピックまで挑戦を続けたいと思います。
今回の日本選手権を経て、その思いがさらに強まりました。
どこまで行けるかわかりませんが、自分の限界を感じるまで挑戦を続けたいと思います。

ここまで来られたのも、周りの支えや応援のおかげです。今後の挑戦には、これまで以上に皆さんの支えや応援が必要となります。引き続き応援していただけると嬉しいです。

今後とも何卒ご声援よろしくお願い致します!

薄田健太郎選手

今回の日本選手権は自分が思い描いていた結果とは程遠いものに終わってしまいました。
レースを振り返ってみると、自分が加速したいタイミングで接触をしてしまい、
800mの難しさを改めて感じさせられるレースとなりました。
この日本選手権を今シーズンの最重要レースとして位置付けていたために、
もう終わってしまったのか、もっとうまく走ることができたのではないか、
と悔しい気持ちが込み上げてきます。
ただ、去年は走ることができなかった日本一を決めるレースのヒリヒリ感は
最高に楽しかったです。
この悔しいレースは来年の僕が笑うために必要だったと言えるように、
自分の課題と向き合おうと思います。
来年の日本選手権は圧倒的な力をつけて帰ってきます。
たくさんの応援をいただき、力になりました。ありがとうございました!

次戦

館澤亨次選手

7/13 ホクレンディスタンスチャレンジ士別大会3000m

薄田健太郎選手

7/20 ホクレンディスタンスチャレンジ千歳大会800m

両選手とも、今大会の結果を受け止めて、
その視線は前に向けられています。
引き続きご声援のほど、よろしくお願いいたします。

写真提供 Agence SHOT様