スクーターの買い換えを決意しました

神社めぐりの足で使っていた、相棒スクーターの買い換えを決意しました。
下取りでサヨナラする前に、どんなスクーターだったのかまとめておきたいと思います。

相棒はスズキのスウィッシュという125ccのスクーターです。
リミテッドバージョンといって、いろんなオプションが付いていました。グリップガード、グリップヒーター、シートヒーター、USBソケットと、なんでも付いている「てんこ盛り」スクーターです。

これまで、この相棒と共に神社めぐりをしてきました。

スウィッシュ　リミテッド
2BJ-DV12B
最高出力　6.9kW 〈9.4PS〉 / 7,000rpm
最大トルク 10N・m 〈1.0kgf・m〉 / 6,000rpm

■スウィッシュのいいところ

都内の道って意外とクルマが飛ばしています。さらに幹線道路にもなれば大型トラックもビュンビュン飛ばしています。小さいバイクでゆっくり走っているとすぐ真横を抜かされたりしてけっこう怖い思いをします。
スピードの出ない原付バイクで赤信号で先頭になってしまったりするとドキドキです。
信号が青になって発進するとき、後続車に迷惑をかけていないかバックミラーがすごく気になって気になって。

でもスウィッシュの発進加速は鋭くて、信号での先頭待ちの不安も一切なし。
一般道ではクルマと一緒に走るのに全く困らない加速をするし、小回りはできるし、都内最強の移動手段といえます。

「通勤快速」の異名は伊達じゃありません。

シート下の荷物スペースも大きくて、ヘルメット、雨具を入れてもまだゆとりがあります。

また、夏にはすっかり忘れていますが、秋冬にはグリップやシートに仕込まれている電熱線が実にありがたい。
ワークマンで買った電熱ベストと合わせたら怖いものなしです。

■ちょっと困ったところ

一つには価格。
もう手元にあるのだから価格は関係ないでしょ、と思いますよね。
でもいつか手放すと思う　と、値落ち幅は少ない方がありがたい。
いま、コロナで新車の流通が滞っていることもあって、人気車の中古はすぐに乗ることができるため新車より高かったりします。
我が相棒はどうか。
同じsuzukiのアドレス125というスクーターが同じ馬力だけどスウィッシュより10万円以上安く売られています。スウィッシュはパーツなどでいろいろ高級路線に振ってはいるものの、原付二種でこの価格差は痛かったのでしょう。いわゆる不人気車となりました。不人気車はいくら出来はよくても値落ち幅が大きくなりがちです。
下取り価格が大きく下がるのでとても痛いです。

もう一つには小径タイヤ。
スウィッシュのタイヤは前後10インチというすごく小さなものです。
一般的なスクーターは12~14インチが多く、スーパーカブでは17インチです。
小さいタイヤは小回りがきいたり、加速面で有利だったりします。
その一方で、安定性の面で不利になりがちです。
suzukiでもしっかり設計上の対策をしていて、ネガティブな面を押さえ込んでいました。交差点でハンドルが切れ込みすぎたり、カーブで倒れ過ぎたりということはありません。
しかし、荒れた舗装が怖い。舗装したてのキレイな道路ならば問題ありませんが、段差や穴のあいた荒れた舗装の古い道ではいつ転ぶかという不安がありました。
あぜ道を走るスーパーカブのタイヤが大きいのにも意味があるんですね。

最大の困りごとは高速に乗れないこと。
天気のいい休日に郊外でノンビリ走るのは、最高の気分転換になります。
でもね、帰り道はつらいのです。
休日の午後に上り車線を走っていれば、だんだんクルマも増えてくるし、信号の数も増えてすぐ止まるし、尻は痛くなってくるし、できれば「どこでもドア」で帰りたい気分。
そんなときには高速道路。景色もなにも面白くないけど、びよ〜んと一定速で走っていれば家に着いてしまう。
だけどスウィッシュは悲しいかな125cc。高速道路には乗れないのです。
パワー的には80km/h程度で走るのは楽勝だと思いますけど、休日の後半、腰や尻の痛みと相談しながら下道で帰るしかない。
ほら、私アラフィフのおっさんですから、体力的にラクしたいのです。
いざというときに高速で帰る事ができるなら、もうすこし遠くまで行ってみようかな、もうすこし郊外を堪能してから帰ろうかな、と思えるんですが･･･

■買い換えを決意

そんなわけで、いろいろな神社に連れて行ってくれた相棒との別れを決めました。
少しでも価値が残っているうちに手放す方がいいという判断でもあります。

あらためて書いておくと、スウィッシュはとてもいいスクーターです。
速いし、軽いし、すり抜けだって（ホントはよくないけど）スイスイ。

ただ、私の乗り方（というか体力？）と合わなかったのです。
反射神経がもっと良ければ道の凸凹も軽くいなせるだろうし、下道の帰りも体力があれば余裕で帰ってこられるでしょう。

相棒はそれなりに点検やオイル交換、手入れもしていて、我ながら状態は極上だと思います。次のいいオーナーに当たりますように祈念してお別れしようと思います。

ドナドナドナ〜子牛を乗せて〜♪

最後まで読んでいただき、ありがとうございます！

#バイク #suzuki #スウィッシュ #神社めぐり