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ZV-1と拡張性

ZV-1と拡張性と題して記事をまとめます。2020年6月にVLOGCAMとして発売されたZV-1を1年間利用して感じていること。さらには拡張性について紹介できればと考えています。

この記事はZV-1の購入を考えている方。ZV-1を利用していて同じ悩みを持っている方の参考になればと思います。

結論としては手軽にVlogを撮ることを考えている方はZV-1をお勧めします。また画角が気になる方はキズモショップから販売されているパーツの購入をお勧めします

【ZV-1】

ZV-1とはSONYから2020年6月に発売されたVLOGCAMです。Vlogという言葉を聞いたことがない方は、以前まとめた記事にした中で説明していますので、ご覧ください。

約1年利用していてのメリットデメリットも見えてきました。それらを下記に言語化していきたいと思います。僕自身は一眼レフカメラを利用したことはないです。日常的にiPhoneやGoProと並行してZV-1を利用した上での感想となります。

◆メリット

①コンパクトさ

まず第一にコンパクトさを上げたいと思います。

基本的には旅行を動画に残す目的でZV-1を持ち歩くため、比較的荷物が多いです。リュックとは別にキャリーケースを持っていることが基本です。そのため、ZV-1を片手で持って撮影することはかなり多い印象です。ZV-1自体はかなり軽いため、長時間でない限りは問題なく撮影できます。

②自撮りしやすさ

自撮りのしやすさについては二つの要素で成り立っています。

一つはバリアングル液晶がついていることです。液晶画面が横に出せる形のカメラになっていますので、自撮りがしやすくなっています。カメラの中では上に画面出せるものもあるのでポイントが高いです。使い勝手として液晶を横に出して自分がどのように映っているかを確認できます。

次に録画ランプです。

撮影時に撮影ランプは赤く光る仕様になっています。ランプ自体がカメラレンズの横にあるため、自撮りしながら録画されていることを確認できます。自撮り時にランプを確認することで撮影失敗することも減らせます。

③手軽さ

最後に手軽さです。

オートフォーカスや背景ボケの機能が標準でついていること。さらに難しいボタン操作なしに撮影開始することが可能です。そのため、この手軽さは病みつきになります。

また片手で撮影が簡単にできる点について『コンパクトさ』の中でも触れました。加えて、SONYから公式で販売されているシューティンググリップの利用でさらに手軽に撮影可能です。片手で撮影する場合、グリップのボタンを利用すれば手元で録画開始が可能です。またズームも可能ですし、カスタムボタンが割り当てられていることも大きいです。カスタウボタンにはよく使う機能をセットしておく事でより使いやすくなります。

このグリップにより一層片手での撮影を手軽にできます。

◆デメリット

①画角狭い

自撮りすることを考えると画角が狭い

公式では24-70mmという画角になっています。一般的には広角と言われる分類。しかしアクティブ手ぶれ補正をかけると少し画角が狭くなってしまうという仕様になっています。自撮り撮影したい場合は手を目一杯伸ばしてもやっと画角に収まるイメージです。動画編集をする際に動画の上下に黒い帯を入れようと考えるとより画角の狭さを感じます。映画のように上下に黒い帯を入れない場合はあまり関係ありません。

②暗所性能

夜景を撮影する際に暗所の弱さを感じる

ほとんどの方は日中に撮影する方が多いかもしれません。僕の場合は京浜工業地帯の夜景を見るクルージングツアーに行った時に強く感じました。個人的には薄暗い船内や工場の夜景を動画に収めようと思っていいました。しかし、どちらもあまり綺麗には映ってはいませんでした。

また編集時に明るさ調整等でリカバリできるかも挑戦しました。こちらも綺麗にはなりませんでした。動画編集のスキル不足というところは少なからずあるとは思います。しかし、もう少し撮影し動画が綺麗になればというのが本音です。

同じタイミングでiPhoneで撮影してみました。若干iPhoneのほうが綺麗に撮影できるかなと言った印象。おそらくナイトモードの機能があることで少しきれいに撮影できていたと考えています。

個人的にはフルサイズセンサーのカメラに挑戦することで解決するとは考えています。。カメラの性能を上げて暗所に強くするという作戦です。もちろんこれまで扱ったことがないフルサイズです。うまいこと撮影できるかは練習してみないとわからない部分もあります。

さらに写真であればシャッタースピードを落とすことで夜景を綺麗に撮影できるかもしれません。動画となるとシャッタースピードが変えられないので難しいです。

③望遠

どうしても望遠は画質が荒くなる

ZV-1はズーム機能を備えているため、2.7倍までズームすることができます。しかしズームをした場合、1倍で撮影しているところから引き伸ばす形でズームに見せているためか、画質が荒くなります。そのため、ズーム機能を使った撮影は綺麗な映像を残す観点では避けたほうがいいと考えています。

こちらも暗所性能同様にフルサイズセンサーのカメラを利用することで解決はします。レンズ交換式となるため望遠レンズで撮影するというのが一番良い方法と考えています。

【拡張性】

デメリットに挙げた画角問題に関しては唯一解決できる部分があります。しかもフルサイズセンサーのカメラに乗り換えることなくZV-1のままで解消可能です。

ZV-1にはSONY公式ではありませんが、サードパーティレンズを装着することによって画角を変更できます。レンズが装着可能にするためのキットはいくつか販売されています。その中でも一番のおすすめは、キズモショップで販売されているレンズとエクステンションチューブです。

キズモショップの二つのパーツを装着することで画角を広げることができます。アクティブ手ぶれ補正をかけた状態での自撮りをしても十分な画角を確保。また見た目も一眼レフカメラのようになる事も個人的には気に入っています。

さらにその他のキットでは両面テープを利用するものもあります。このエクステンションチューブはネジで取り付けるタイプなので、本体を汚す事なく取り付けが可能です。

加えて広角レンズとマクロレンズを合わせて利用するタイプの製品になっています。そのため、状況に合わせて二つのタイプのレンズを使い分けることができるという機能性も高評価のポイントです。

デメリットとしては一眼レフカメラのような見た目になること。まっさらのZV-1と比べると大きくなり、重くなってしまいます。手軽さやコンパクトさは若干落ちてしまう印象です。

【まとめ】

ZV-1だけでも十分Vlog撮影可能です。本格的な映像作成にをしたい方はレンズ交換式のカメラがお勧めです。

ただし、ZV-1を一眼レフに近い形に変身できるキットを利用することで、拡張することができます。予算を抑えて手軽に撮影することを考えている方ははこちらも視野に入れて検討していただければと思います。

とはいえ、僕自身も一眼レフへの挑戦を考えています。ZV-1で練習して色々試したのちに一眼レフへ切り替えることでより一層撮影レベルを上げられればと考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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