映画を観た記録95 2024年6月2日     フリッツ・ラング『地獄への逆襲』

Amazon Prime Videoでフリッツ・ラング『地獄の逆襲』を観る。
本作は、負けた南軍の立場で描いている。
北軍は、鉄道会社という資本家の手先であるという設定である。
ジェシー・ジェームズは、その鉄道会社に殺され、兄のフランクは、ジェシーを殺したボブへ復讐しようとしている。
兄・フランクを演じているのはヘンリー・フォンダ。
後半が法廷劇になるので、『12人の怒れる男たち』はここからヒントを得たのか、と勝手に私は考えた。
見どころは、新聞社主のお転婆娘を演じたジーン・ティアニーである。ジーン・ティアニーというか、役の設定が「自立する女」なのである。
ハリウッド映画もまた、今の映画より面白く感じられるのはなぜなのだろうか。ノスタルジーな気分で言っているのではなく、何かが違うのである。

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