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EDUTRIP in 韓国 2017 Report#1

今日から韓国教育視察ツアーが始まりました。
今回は6名の参加者、同行スタッフ1名、現地コーディネーター8名。学生、教員、NPOのスタッフ、研究者など多様な顔ぶれで関空を出発。

コーディネーターのチョウ・ミスさんとホテルで合流し、今回のツアーの行程を確認し、現在の韓国やソウルの状況などを教えてもらいました。
大統領弾劾の話、市民活動の歴史、若者の政治参加等について説明がありました。

夕方から訪ねた1つ目の訪問先・ミンドゥルレは、教育に関する出版社の活動を通じて、代案学校の活動を展開するところです。出版社の代表のヒョン・ビョンホさんには、90年代後半から始まった教育運動のこと、「学校を相対化しよう」という声かけから韓国の代案学校やホームスクールが始まったことを聞きました。ご自身がミンドゥルレを始めたきっかけを、「自分が受けた教育への怒り、それを子ども達に引き継ぎたくないから」と語られたのが印象的でした。

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代案学校「空間ミンドゥルレ」の代表のキム・ギョンオクさんからは、韓国の代案学校と日本のフリースクールとの違い、学校に行かずにミンドゥルレの本を読んで出版社を訪ねてきた高校生と共に代案学校を作った経緯、それから現在空間ミンドゥルレがどんな取り組みをしているかについて、また、一般の高校の生徒が1年間ギャップイヤーのようなかたちで在籍校を離れ、代案学校で学ぶことができるオデッセイ学校というプログラムのはなしから、韓国の高校段階の学校教育制度の現状や課題について話していただきました。
韓国で市民活動から教育に関わる人たちが、何を見て、何を問題だと捉え、韓国の教育がどの様な流れの中にあるのか、これまで断片的だった知識を整理することができました。


明日は、市民活動団体や社会的企業が集まっているイノベーションパークという場所を訪れ、その中のいくつかの団体の活動を視察します!またご報告します(^^)


(2017/9/11)