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2023 0728 「骨の音」を講談で。

神田愛山先生の独演会@らくごカフェ

骨の音(結城昌治原作)を講談で。
冒頭で、「八月や六日九日十五日」という有名な俳句が~と話に入られた。日付を聴けば1945年のということはわかりますが、句そのものは知らず、検索しながら帰りました。(超有名だった。。。)

自分は怪談とは思わないし怪談としてやっていなかったけれど、怖いとおっしゃるお客様がいるから怪談と呼んでいる的なことをおっしゃってました。

この元部隊長は戦争だから酷い人間だったわけでもなく、戦争がなくてもきっと酷い人だったのだろう、ただ戦争がさらに助長させたのだろうとか。

最後の場面の愛山先生の語りを聴きながら、主人公の姿、その後ろに全滅した部隊の人たちの思いを背負っているさまを思い浮かべて聴きました。

軍隊の世界で上官から「死守しろ」と言われることと、普段私たちが会話で使う「死守したい」の意味は全く意味の違うもので、比喩とはいえ、そこに思いを馳せると使いづらい言葉と思いました。

勝手な希望、愛山先生から田辺いちかさんにこのお話継いでいただけたらうれしいなと思ってしまった。


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