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【デレマス】これからも私はウサミン星人【安部菜々】

2021年9月3日、アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(以下デレステ)がめでたく6周年を迎えました。

アイドルマスターシンデレラガールズ自体(以下デレマス)が2021年11月28日で10周年となります。いつの間にかデレマスの歴史の半分以上が、デレステと共に歩んだものとなったのですね。

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音ゲーだからなぁ…と尻込みしてサービス開始と同時に触らなかった結果、開幕で担当のイベントが開催され、無事イベントSRカードを取り逃した過去の私。お元気ですか?私は元気でチュウです。

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私自身もデレマスに触れてから7年、すなわち安部菜々さんと出会ってから7年経過したことになります。鮮明に覚えている第7回総選挙も、気が付けば3年前。3年も経てば赤緑から金銀まで進化します。金銀ではポケモンが100匹増えましたが、アイドルも個性の強い奴らが7人増えました。

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そう、3年前です。

3年前といえば私は

という記事を書きました。インターネット上に自分の文章を公開するという試みは記憶にある限りこれが初めてで、大変恥ずかしかったのを覚えています(Twitterはやっていましたが、あんなものは文章なんて崇高なものではないので除きます)。

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(恥ずかしがっている図)

恥を忍んででもこの記事をアップロードしてしまったのは、あらゆる手段を尽くしてでも安部菜々さんをシンデレラガールにしてあげたかったからです。

世間の隅に居たい、人間と関わりたくない、恥を晒したくない、という私本来の気質をかなぐり捨ててでも、私はこの人のために行動を起こさずにはいられませんでした。たかがソーシャルゲームの、たった1キャラクターに過ぎませんが、私にとってはそれほどまでに大切な女の子でした。

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あの日から3年経ちました。この記事は改めて、安部菜々さんに対する私の本音をメインに書いてみようと思います。予めご了承ください。

それでは本題に入りましょう。

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ウサミン星からやってきた、声優アイドルを目指す、永遠の17歳アイドル。安部菜々さんを最もシンプルに言い表すと概ねこうなるでしょうか。

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安部菜々さんというキャラクターそのものが、小倉優子さんや井上喜久子さんの影響を受けたものであるという暗黙の前提は、もはや説明するまでもないでしょう。(そういえば井上喜久子さんの娘さんである井上ほの花さんが、浅利七海役でデレマスに参戦してくださいました。喜ばしいことです。)

そういう意味において、安部菜々さんは所謂ネタキャラ、ギャグキャラである、という認識は間違ってないと思います。

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アイドルマスター全般において、ボケ要素の全く無いアイドルというものは存在しないでしょうが、安部菜々さんという人はとにかくその要素が強いです。時代錯誤なことを言っては、「あれ?17歳だよね…?」とツッコミを受け、アワアワと可愛らしく慌てる。ここまでテンプレ。

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私は「ギャグキャラとして見るな!」なんて窮屈なことは言いません。ある程度笑いを狙った設定であることは事実だと思いますし、笑われることを悪とは思いません。非常に美味しいポジションです。バラドルも立派なアイドルの道の一つですし。

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とはいえ、彼女はギャグ漫画に登場するような純度100%のネタキャラでは断じてありません。アイドルプロデュースゲームの登場人物ですから、背負った物語というものが当然があります。

安部菜々さんの場合、上述したウサミン星や永遠の17歳という設定は、実を言うと本人が憧れ、目指している理想のアイドル像そのものだったりします。

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安部菜々さんの根幹に触れるほどに、この人は変人でも猫かぶりでも演技屋でもなく、なんてことない至って普通の女の子なんだと再認識します。おとぎ話のお姫様に憧れ、魔法少女アニメのヒロインに憧れる、そんな普通の女の子が安部菜々さんのスタート地点でした。

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いつしかそれはアニメヒロインに命を吹き込む声優への憧れになり、声優アイドルへの憧れとなりました。形は少しずつ変化したかもしれませんが、根幹にあるものは同じ一つの夢です。きっと誰もが思い描く夢であり、誰もが大人になるにつれて、折り合いをつけて捨て去っていく夢でもあります。

安部菜々さんが普通でなかったのはたった一つだけ、この夢をどうしても捨て去ることができなかったことでした。

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上京し、メイドカフェでアルバイトをして生活費を稼ぎながら、自己プロデュースでインディーズアイドル活動を行う道を安部菜々さんは選びました。それから少なく見積もっても、5〜6年はこの生活を続けているはずです。

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昔も書きましたが、この人は強い意思を持って前だけを見て歩いてきた鉄の人ではありません。いつまでもメジャーデビューできない自分。現実的な道を行く同年代の女性たち。家族からの電話。地下ライブハウスから減っていく客を見るたびに、諦めるという選択肢が何度でも頭を過ぎったはずです。

それでも彼女は諦めることができませんでした。

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デレマスの正史ではプロデューサーによってようやくアイドルへの道が開けるのですが、それがなければおそらく本当の意味で終わりを迎えるその時まで、夢に縋り続けられるでしょう。ある意味では強く、ある意味ではとても弱い人です。

その強さと弱さがこそが、安部菜々さんの最も輝かしい魅力であると私は思っています。190人もいればアイドルそのものへこだわりのあるアイドル、努力家のアイドルはいますが、安部菜々さん特有の魅力はここにあります。

『ウサミン』という夢に誰よりも強く憧れ、こだわり、諦めたくても諦めることができない人。

夢のためには努力を惜しまない強さと、将来が見えないほど不安でも夢を捨てられない弱さを併せ持つ人。

そして夢が叶ったことを本気で喜んで、アイドルを心の底から楽しんでくれる人。

私の見つけた担当アイドルは、そんな至って普通で最高に魅力的な女の子でした。

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だからこそ、この人に夢の頂上を見てほしかったし、その魅力をできる限り多くの人に知ってほしかった。好きになれ!なんて押し付けがましいことは思っていませんでしたが、私の記事を読んで「おもしれー女」くらいには認知してほしかった、というのは素直な本音です。他人に何かを紹介することの難しさにかち合い、心が折れそうになった良い経験でもあります。

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第7回総選挙の思い出話を少しすると、第7回だから勝てるっしょ〜という自信は欠片もありませんでした。語呂合わせ的に大衆を味方につけられる最大のチャンスが第7回とは思っていましたし、第7回が本番という気持ちが全くなかったわけではありません。

ですが直前の第6回で、それまで何だかんだ常連だったトップ10から溢れた、というのは私に限らず安部菜々Pにとってはショックが大きいものでした。普段界隈から距離をおいている私ですら、慢心が過ぎたのではないか?というピリピリした空気を今でも覚えています。この1年間はこの人のために捧げると決意した瞬間でもありました。

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なので記事を書きました。絵は描けない。動画も作れない。人脈もない。アイデアもない。けど文字は書ける。ならば書かないことは妥協になるし、決意を裏切ることになると思って無理をして書きました。

私の言葉が具体的にどのくらい彼女の夢に貢献できたかはわかりませんが、大勢に大した影響はなかったでしょう。けれどあの記事は書いてよかったと思います。自己満足ですが、この人のために何かができたという誇りは実は結構あります。ごめんなさい。

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あの記事を書いてから約2ヶ月後、安部菜々さんが7代目シンデレラガールに選ばれました。すべての安部菜々P、そして安部菜々さんに投票してくださった方々には感謝してもしきれません。

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Trust meはこれまでの安部菜々さん楽曲にはなかったクールを全面に押し出した希少な曲で、しかもラップ内蔵という。これからも立ち止まらずに挑戦していくという思いが感じられました。菜々ラップがかっこ可愛くて好きです。

君への詩は逆に王道のど真ん中を行く柔らかなバラードソングでした。憧れと不安が半分でという歌詞はまさしく安部菜々さんを歌ったもので感動しました。綿毛と風という関係性も的確で好きです。

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無重力シャトルは本当に大切で、デレマスでは一番好きな曲になりました。ゆず様には一生足を向けて寝れません。こんなに明るくて切ない私の好きな曲調で、しかも宇宙をテーマにした曲を安部菜々さんに歌わせてもらってありがとうございます。好きです。

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シンデレラガールは確かにデレマスにおいて一つのゴールと言えるかもしれません。夢を追いかけた少女の物語は、夢を叶えてハッピーエンドなのかもしれません。 

でもきっと安部菜々さんは安部菜々さんですから、きっと終わりが来るその瞬間まで、笑いながら歌い続けてくれるはずだと私は確信しています。せっかく叶えた夢から簡単に降りてきてくれるような、そんな人だったらとっくの昔に諦めていますよね?

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というわけでデレステ運営さんにはとりあえずかっこいい男装執事服SSRをお願いします。ルミ&トーコも待ってます。

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最後になります。拙いうえにやたらと長い文章になってしまいました。謹んでお詫び申し上げます。

私はこれからもずっとウサミン星人であり続けます。安部菜々さんも、これからもずっとウサミンであり続けてください。夢を叶えた貴方が、夢の先で描く光景を、これからも私に見せていただけると嬉しいです。

ウサミン星より、心からの愛を込めて。

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