8/31 1レース

Q.先週日曜日の新潟3。④より⑨の方が良い、という点が分からない

パドックと調教欄の字面だけでも理詰めは可能

スカイダイバー
調教を行っているのは5:08朝イチの高速馬場
6ハ85程度
14日は馬場の6分どころ、終い重点で仕掛けて12.4しか出ないのは厳しめ。21日の方も併走馬にオイデオイデされてる状態で、14→12.7→12.3。実質2ハロン
前走も、さほどキツくないペースの40秒通過時点でバテている。パドックでも筋力不足

ベストヒューマ
調教を行っているのは5:24と5:27。スカイダイバーよりも馬場が荒れてきた時間帯
追い切りは6ハ83.4。終いの3ハロンを12秒台で纏めており、併せたグラスフェロー(脚色一杯)もそこまで弱い馬ではなく、一定の負荷は掛かっている
ちょっとコトコトしているが、パーツが太い体型で1000は合いそう

あらゆる面でスカイダイバーよりは良い。結果的には不要だったが、このオッズなら100円単位で押さえておいて損にはならないところ

キャリアの豊富な馬、強い馬同士のレースでここまでやる必要はないが、キャリアの浅い馬同士、低レベルのレースにおいては細かい予習作業が非常に大事。予習の量が予想精度や収支に直結する傾向があります

Q.札幌2歳S
重賞レベルで担保となるような時計を持った馬が皆無。勝ちっぷりが派手だったマテンロウサン、アスクシュタインの前走(ちょうど同日)も、

マテンロウサン
1:49.3 (35.2)
アスクシュタイン
1:49.2 (35.0)

同週の2歳未勝利が1:49.4 (34.9)、同週やや低レベルだった2勝級が1:48.0 (36.0)。因みに、このレースを回避したキングスコールの新馬戦が1:47.8(34.8)なので、時計価値としては薄い

マテンロウサン
12.8 12.3 12.3 11.5 11.7 12.3 12.3 12.0 12.1

コスモス賞
12.8 12.4 12.2 12.4 12.5 11.9 11.8 11.5 11.7

どちらも燃費の悪い高速ラップが無く、時計の中身としても特筆すべきところは無いという数字になっている。あくまでも「時計平凡の余力十分」であり、扱いとしては上昇度、余力といった判断のつきにくい曖昧な部分をどれだけ見るかによる

この2頭に限らず、殆どの出走馬が前走比でステップアップしてくる事になるので、近走内容をどれだけ細かく調べたところで机上の予想根拠は脆弱。こういうレースの馬券をダラダラ手広く買うのは嫌なので、

◎マジックサンズ
◯ファイアンクランツ

馬券は◎◯のワン・ツーに絞った三連単2〜4点でいく予定。ファイアンクランツは精神的に危ういところがあるのでパドック気配を要確認

因みに、血統構成も違うのでたまたまなのだが、この2頭は腰の角度とクッションの反発力が良く似ている。静止画の立ち姿においても、特に球節から下、繋ぎの形状に関しては「芝で活躍する馬に良くある長さと角度」なので、頭に入れておいても損はないと思います。パーツの形状そのものに絶対的な正解は無いんですけど、無難というか。このぐらいがちょうどいいという感覚で大丈夫


台風の影響で馬場状態も不明瞭。中京、新潟に関しては開催自体が不確かなので、土曜日の記事は手抜きの無料記事にしておきます

もしも強いトラックバイアスが出るようならビッグチャンス到来なので、いち早く馬場を把握して即勝負に行けるよう準備はしておきましょう。開催も進んで馬場も荒れてきたタイミングなので、降雨があれば馬券的には面白いですね

土曜日の記事は様子見にしましたが、日曜日は通常運転でいけると思います。今週も頑張っていきましょう

札幌2
いつも書いているが、この時期の2歳馬にとってダート1700という条件は過酷。土曜日だと新潟の2レースなんかは更に低レベルで全体的に怪しい感じになっているが、大半は体力不足でバテる事になる

好調教馬やスピードタイプのスタミナ切れは勿論のこと、「未知の部分」に関しては総じて疑ってかかった方が良い。その辺りの原理は、この記事でも一時期徹底的にやってきた冬場の中山ダート1800に通ずるので、そちらを参照。既に適性と基礎体力が担保されている馬に関しては信頼度が高く、地味で堅実なところを狙っていく事で高い収支が見込めるカテゴリになっている

◎アローオブライト
◯ジーティートゥルー

7/20ナチュラルライズ組は、勝ち馬から3〜4秒離された7着あたりまで素材感の良い馬が揃っていた。2着ベルベルコンパス、4着ソラノキャンバス、7着ハヤテノツバサが次走しっかり走れている事からもメンバーレベルは確か

アローオブライトとジーティートゥルーは性質的にも共通点が多く、どちらも少し背中が緩く、攻め馬でも反応が鈍くてワンペース。四輪駆動のパワータイプ、トモの容量があって左右の安定した走り、ダート中距離向きのバテにくさが持ち味。ここは配当妙味も十分あるので、2頭同時に馬券になる形を狙ってみたい。体力的にシッカリしている反面、強すぎるという心配もないので、2着3着が狙いの真ん中になる

アローオブライトの方を上に取った理由は前走VTRを確認しながら。ジーティートゥルーと比べて、まず1コーナーまでのスムーズさが全然違う。向正面、3〜4コーナーの手応えと行きっぷりはジーティートゥルーよりアローオブライトの方が遥かに上。モレポプラーノがヨレてきた影響で、直線半ばで進路を内に切り替えての流れ込み。道中のロスや余した脚はアローオブライトの方があったように見える

ちなみに、持ち時計だけならロードスカイブルーの前走1:48.8(38.2)の方が2頭よりも少し上だが、殆どの競走馬はデビュー戦→2戦目で大きくパフォーマンスを上げてくる。競馬を一度使って強い負荷を掛けた分、馬体の水っぽさが抜け、心肺機能の強化、緩さの解消があるのが普通。この2頭の場合は素材感も良かったので、コンマ何秒の持ち時計差は深刻に捉える必要なし。今回はきっちり逆転出来る

後記↓

札幌2
◎アローオブライト
◯ジーティートゥルー

半数以上はダート1700というタフな条件でマトモに走り切れない体力不足の馬達なので、仮に良化が無くとも◎◯が上の方に来るのは間違いないのだが…

パドックでは両馬共に一度使って歩様が良化。今日は特にアローオブライトの踏み込みが深く、馬体も無駄肉が落ちて絶好の気配。前日に書いた通り、今日はアローオブライトの方が先着すると見て、三連単のひな型は以下の3通り
⑫→⑬→◯
⑫→◯→⑬
◯→⑫→⑬

紐選び。圧倒的横幅、素材感が突き抜けているのはルクソールカフェ。前走時の本馬場調教でチャックネイトに先着。堀師が「兄カフェファラオよりメリハリの利いた走りが出来る」とコメントした事からも評判になっていたが、競馬では砂を被って首を振って自滅。脚の使い方を見ると、正直ワンターン外枠とか、そういう条件の方が合っていると思うが、マトモに走れば少なくとも1〜2秒は詰めてくるだろうし、ひと叩きでどのぐらい中身が変わってくるか。再度内目の枠で自滅するかどうかの立場なので、3着は買わない。1着がメイン、2着はその半額程度。全買い目の中で、④→⑫→⑬を最も厚く買う事になる。具体的には資金の3割弱を投入

ロードスカイブルーもそうだが、ウインブライトという種馬はオールフォーゲランから来るジェイドロバリーの影響が強く出ているので、特にダート1700には適性のある馬が多い。ダート調教ですいすい動いていたドーバーブライトはクッションも硬いので買い目を充てておくべきだろう。ロードスカイブルーは3着限定で、⑫→⑬→②は少し厚めに。距離延長で期待薄だが、モーニングスターの3着目も小銭程度で押さえる。アルデフォックスは前走時、重たい函館Wで馬場の外々回って65.9。初戦は芝のハイレベル戦で全く動けなかったが、この中だと比較的、適性と地脚の担保された類。絞るなら④⑧⑩のうち1頭を頑張って消しても良いが、ここは当てておく感じで全残しにしてみた(思考停止とも言う)

ミヤマイルスの前走は手応えよく先頭に立って大失速。あの負け方だと、芝適性がどうこうというよりも完全にバテている。パドックでは胴詰まりで腹目がボテッとしており、調教は前走時と同様に終い重点で負荷の低いところ。人気している馬の中で、この馬だけはハッキリと体力不足のケがあった

⑫→⑬→②⑧⑩⑨
⑫→④⑧⑩→⑬
④⑧⑩→⑫→⑬

アローオブライトは外に浮いて掛かり気味になっていたが、今日は思っていた以上に馬が良くなっていた。空港さんのPOG資料でもまずまずの評価になっていた馬で、現場が良く仕上げていると春先の聞き取り時に感心していたのが思い出深い

△アドマイヤアロー
現場の仕事に拍手。馬体のバランスは思い通りに調整出来ていて、質感も滑らか。少し口向きに課題はあるが動きも概ね良い。乗り込みながら落ち着きが出てくる等、心身共に充実著しい1頭。元々の期待値は高くなかったが、今の感じなら結構楽しめるんじゃないか

ルクソールカフェも佐々木が上手く誘導して、2戦目で素材の良さを出してきたが、残念ながらジーティートゥルーがハナ差足りず個人的な馬券は台風に吹っ飛ばされていった形

正直、戦前から3着と同じぐらい4着になりそうな気がしていたので、いよいよもって4連単の発売が待たれるとしか言いようがない。大野は完璧に乗ってくれたので何の文句もないが、このぐらいの着差は運不運の誤差。予想は悪くなかったと思う

ちなみに、前日で軽く触れた新潟2レースの方は勝ち時計1:58.6 (39.4)。先週の1勝クラスより6秒も遅い時計だった。このテのレースはシッカリ予習して、適性と体力が担保されている馬を狙えば特にワリが良い。冬場の中山1800特集の時にもやったが、トータルでは必ず黒字になる、努力が報われやすいカテゴリ。ジーティートゥルーの3着を買ってハナ差負け食らった僕みたいな可哀想な方も、これに懲りず引き続きコツコツやっていきましょう

札幌2歳Sはあんまり理論的な予想になっていないので、そっちの復習欄は省略させて頂きまして、本日の更新は以上です

札幌の芝は想定よりタフな馬場状態になっているので、個人的な馬券はマジックサンズの1着固定、ファイアンクランツ2着固定、買い目をガチガチに固めた三連単1〜2点でいく事になると思います。この後の競馬も全力投球で頑張っていきましょう!

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