4/14 5レース

Q.皐月賞
◎ジャスティンミラノ
スタートダッシュは鈍いので、今回は差し競馬になる可能性が高い。それでも一番強いと見ている。2戦共にスローペースの2番手から抜け出す形だったが、頑丈な馬体と安定した大きなストライドで、十分な余力を残してゴール板を通過。ペースがペースなので全体時計は平凡だが、このメンバーの中でも体幹のレベルは一枚上。このサイズとしては硬いところも全然無いし、追えば追うほど他馬との差が出そうな印象。全体時計の負荷が上がったせいで、へこたれてしまうような底の浅い馬には見えない。リズムと押し上げるタイミング次第だが、速い時計の決着にも対応可能

個人的に切った馬を内から。メイショウタバルは首が高くて前肢の出が硬い走法。蹄の形状も含め、いわゆる「水掻きが付いている」と形容したくなるようなタイプなので、前走のような内前有利の重馬場でこそ最も輝ける。適性があったにしても強かったなーとは思うが、中山2000というコースの総合的な負荷を信用して、この馬は消す。③④⑥⑦も消し

ジャンタルマンタルは共同通信杯の時よりもスッキリした体つき。クラシック仕様の軽い馬体に仕上げてきた。それでも勝負処の加速の速さ、前走の直線半ばでも見られた早めの筋肉疲労は、米血っぽい淡白さを示すもの。タフな競馬になれば地力の面で一歩見劣る。そもそも、この馬が上位に残るようなスピードレースならジャスティンミラノの外差しは勝ち負けのところまで届き切っていないと思う。本命馬とのセット相性の悪さも敬遠材料

弥生賞のラップは、
12.5-10.7-12.0-12.8-12.4-12.2-12.1-11.7-11.4-12.0
コスモキュランダは1000m通過地点からジワッと動き、1:11秒〜1:22秒のあたりで捲り上げて行った。ちょうどペースが緩んだところで動いており、自身の踏んだラップも36.9→48.0→34.9だから全く無理が無い、燃費効率の良いペース配分だった事になる。弥生賞当日は外捲りが有利な馬場状態になっていた事もあり、頭数的にも前走楽→今回苦は避けられそうにない

ホープフルSの評価は様々な見方が可能だが、個人的には単純明快に「内を突いた馬が有利だった」と考えており、シンエンペラーは「上手く乗られた」の解釈。弥生賞も含め、この馬の近2走はそこまで重く見ていない。逆に大きな差もなさそうではあるが、オッズも考慮して消し。サンライズアースもコスモキュランダと似たような理由で消し。カチッとしすぎているダノンデザイル、不器用なタイプで苦戦必至のビザンチンドリームも消し。⑱も消し。ホウオウプロサンゲはオッズ的に残してもそう邪魔にはならないのだが、前走ほど楽にハナに行かせて貰えないだろうし、ハナ切れない形では好走イメージ皆無

馬券は◎ジャスティンミラノから残っているところ①⑤⑨⑩で考えており、最終的には三連単10点ぐらいに絞って買う

レガレイラ
ノーザンFが認めるスーパーホースであり、ホープフルSは着差以上の完勝。前走後の上積みも大きく、一番人気じゃなければ2頭軸でも良かったぐらい。敢えて不安点を探すなら、体力的なところで担保が薄い。ホープフルSは3コーナーで内に潜る形になっており、派手な差し切りだったわりにコースロス自体は大きくなかった。あのレースで3コーナーから外々を回していれば何のケチもつかなかったのだが、強いて言うならそのぐらいだろうか。基本はジャスティンミラノ1着固定、レガレイラだけ少し裏返す構想もあるが、いかんせん人気なので、最終的な点数やオッズと相談

前走もそうだったが、サンライズジパングはコーナーでバタバタして置かれるところがある。言うまでもなく中山2000mの勝負処は3〜4コーナーであり、そこでの掛かりっぷりが勝負を左右する。外枠なら勝負処でモタモタするイメージなので消そうと思っていたが、この枠なら腹を括って勝負は出来る。薄目に買う馬

京成杯で余していた脚の量ならアーバンシックが圧倒的に一番。この馬もコーナーでスッと動けないところがある。ギアが入ってからの伸び脚は確かなので「上手く助走がつけば」の注文付き。アーバンシックは適性的にダービーの方が良さそうな気はするので、これもサンライズジパングと同様、抑え気味で薄目に買うつもり

ミスタージーティーの適性はダービーよりも断然で皐月賞。ホープフルSも進路さえあれば勝ち負けになりそうな感じだったし、今回も内を捌ければ面白い存在に。馬体が減っているとの事だが、次走はともかく、今回に関してはそんなに割り引かなくても大丈夫では。買い目一点目の大本線はジャスティンミラノ→レガレイラ→ミスタージーティー

Q.アンタレスS
◎ミッキーヌチバナ
内へ寄せても、4コーナーは常に抜群の手応えで回ってくる。前走にしてもテンパイのところまでは行っていたが、結局は直線入口でパッチンを食らって和了れず終い

最近は調教でも自らハミを取って加速してくるし、間違いなく心身ともに今がピークの充実期。内に寄せて綺麗に捌ければ重賞を勝てる能力は持っており、適性的にも阪神1800がベスト。この枠順と並びなら2、3着で狙いたい

皐月賞デー。馬場の細かい特徴も見えてきたので、日曜日の記事は攻めて行きたいと思います。最後まで全力を尽くした買い目で、勝利を掴み取りましょう

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