9/14 3レース

先週の中山芝は、中山競馬の長い歴史の中でも史上最速レベルで速かったですね
先週のラスト2Fは以下

2歳未勝利1600
11.5→11.3

2歳新馬2000
11.6→11.0

1勝クラス2000
11.7→11.6
※フナデの先行押し切り1:57.6 (33.9)

2歳1勝クラス1600
11.7→11.2

2勝クラス1200
11.0→11.2
※勝ち馬の上がり32.3

紫苑S2000
11.4→11.0

2歳未勝利2000
11.8→11.0

2歳新馬1600
11.5→10.8

1勝クラス1600
10.9→11.0

2勝クラス1800
10.8→11.0

3勝クラス1200
11.1→11.2

京王杯AH1600
11.2→10.9

サラブレッドはトップスピードの惰性で次の1ハロンを走る事が出来るので、例えば終盤に、

11.0→13.0

正しく走り切った場合、こういうラップになる事は有り得ない。ラスト1Fが11.0なら次のハロンも、ある程度はスピードを維持して走る事が出来たという計算が成り立つ

なので通常は、ラストのラップが速ければ余力と奥を見込む事が出来るんですが、見ての通り先週の中山に関しては一つ残らず全レースですからね…。当然ながら全てのレースにおいて大量の「脚余し」が発生している。先週の時計が全面的に信用ならないのは勿論として、復習作業は気をつけてやっておくこと

基本的に高速馬場は地力が問われないという形になるので、どちらかと言えば予想がしづらい傾向にあるんですが、ここまで異常に速ければ話は別。ジリッぽい欧州系のトップスピード不足は下げて、米血でスパッとキレるタイプを上げるだけでも結構な効率が出る。紫苑Sだとミアネーロやボンドガールは明らかに適性あり。エラトー、ホーエリートは明らかに適性なし。極端な馬場状態であればあるほど、それに合わせた予想が必要

こういう馬場の時、みんなが真っ先に狙うのは内前で、それはもちろん間違ってないんですが、

ここまで異常な高速馬場になってしまうと、何と言っても一番有利なのは「4コーナーの出口でトップスピードに持ってくること」。京王杯AHなんかは、いかにもそれに該当する形だったので、合わせて復習、理解度を深めておくよう促しておきます

3日間開催、頑張っていきましょう

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