8/3 3レース

Q.新潟3
これもパドック気配が大きな判断材料になる新馬戦なので前日予想は無し。馬っぷり自慢の素材が揃っているのでパドックは本当に楽しみ。有力馬の予備知識を簡単に触れておきたいと思います

レイナデアルシーラ
2月時点で、NF空港の坂路ではトップクラスの動き。攻め駆けする事は分かっていた馬。四肢の形状に難があり、右前の外向もある。その辺りはPOG資料にも同様の記述があるので要参照

調教の動きはやっぱり抜群で、

助手 7/17 栗坂 稍 馬なり余力
52.2 38.0 25.5 13.1
ウインコンパス(新馬)一杯に0.1秒先着

17日に関しては併走馬に合わせる形で最後まで余力十分。レポートには「この馬のペースで行っていればラストは12秒台前半が出る脚色だった」との事なので、

51.5−12.4

このぐらいの時計が出る脚力は見込んでおいて良いのだろう

4月にゲート試験合格後、やはり脚元に疲れが出てしまったので無理せず放牧へ出た経緯。しがらきの方で3ヶ月ぐらい乗り込んできたので、息の方は出来ている可能性が高いように思える。内枠に入ってしまったが、ゲートも速いとの事。脚元も含め、素材感は後述する馬達より若干見劣るものの、半姉がダート重賞を制した血統的な背景、しがらきの調整技術に対する信頼度など、根拠となるものはハッキリある

シンビリーブ
先週、森厩舎からデビューした外国産馬が(2.1.0.0)
中でも最も高額で、最も調教で動けている真打ちが本馬になる。この勢いに乗る手もあるが、ビュアーの調教動画を確認してもらうと、姿勢を低くした沈むようなフォームである事が分かると思う

ストライドが深くて跳びが大きいので距離は1800で良いと思うが、ダート中距離の新馬戦で好走する馬は姿勢を起こして走る馬が多く、伸び切ったフォームの馬は後半の踏ん張りが甘くなる傾向がある

姿勢の低い馬が全部来ないという訳ではないので、鞍上が上体を引き起こしながら、終始良い手応えで走り切れれば好走のイメージもある。何より、セリ当時の馬体は圧巻で、歩きにかったるさも全然無かった。POG資料にある通り血統的にも早熟傾向

クラリネットソナタ
春先の時点で完成度抜群だった社台Fの評判馬。6/2の新馬戦を予定していたが、レース直前にフレグモーネで回避した経緯

上野翔 5/23 美坂 良 強め
54.2 39.4 25.3 12.0

5/23の坂路調教は非常に根拠の強い内容になっていて、当時の馬場でこの時計は平凡な2歳馬に計測出来るものではない。出走していれば人気サイド確実だったと思う

芝適性を見切った訳ではないが、仕掛けてからの反応に思っていたほど鋭さが無く、その反面、持続力のある粘りの良さが感じられるという事で、デビュー戦はダート1800を選択する事になった

チムニートップス
牧場ではスピードタイプだと聞いていたが、入厩後の調教ではTapitの悪いところが全開…。物見が目立ち、見るからに集中力が欠けている。ここ2週はズブくて追い通し、突っ張り気味の走りで反応が鈍い。厩舎からも「促しながらで自分から進んで行かない。慣れが必要」とのコメントが出ている。かなりの好調教馬が揃ったレースだけに、穴馬という立場になると思う

但し、めちゃくちゃ好馬体で素材感はトップクラス

調教に関してもズブいだけであり、終いまで疲れを示すようなモーションは一切見せていない。パドック気配も含めて判断したいところだが、一応、実戦で一変する可能性は含んでいる。確約や勝算までは全然立たないが、Pulpit系には調教ズブくて実戦でスイッチが入るような馬も結構いる

パドックでは、ある程度気合いが乗っていた方が良い。この馬に関しては行儀よく歩いているよりも、うるさいぐらいの方が買い気を誘う

当面は1日3レースで更新していきたいと思います。今週も頑張っていきましょう!

ここから先は

6,421字

¥ 150

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?