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雨月物語

溝口監督の「雨月物語」をみた。
田中絹代さんの出演している映画を見ようと選んだ作品だったんだけど、京マチ子さんの演技に圧倒されて、2回見てしまった。
(田中絹代さんのFUN)
溝口監督の映画を観たのはこの作品が初めて!
噂通り悲運の女達が出てきて、時代と男に振り回されて散々な目に遭う、女の不遇さみたいなものが描かれてて、これが溝口節か〜…と洗礼
を受けた感じ。笑 ちょっと大袈裟?笑

どうしてこの映画についてわざわざ書いておきたかったのかというと、京マチ子さんの演技の繊細さを忘れないように留めておきたかったから!
無機質な表情、動き、能面にも見えそうな顔、と思いきや感情を爆発させる悲痛な声、低い声、歌声、舞…、、、
抑制された表情とともに感情を大きく揺らしながら発される声が今の映画シーンとは異なる人物像兼、場面すぎて身震いした。
もう、今にも夢に出そうなあのなんとも言えない表情…そして昔の人の眉毛の位置上すぎんか…
あの役をあんなふうに演じられるのは今日町子さんしかいないんだろうな…
こんな素晴らしい作品を手軽に手元で楽しむことができるなんて、大変に贅沢な時代に生まれたもんだ…
アマゾンプライム、すごい…。

内容についても色々書きたいけど、ネタバレしちゃいそうだから控えて胸に感想刻みます🧘‍♀️

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