英語学習の進め方(単語・計画編2)

やる内容を決めたら、次はいつ、どのように学習するか計画します。習慣化ループ、

合図(cue)
欲求(craving)
行動(response)
報酬(reward)

を念頭に計画します。

まずは、英語学習を始める合図(cue)を決めます。合図になるのは

-時間、場所
-状況(帰宅後、靴を脱いだらそのまま机に向かう、お風呂から上がったらやるなど、通勤電車にのったらなど)

この合図(cue)をきめないと、やると決心したこと自体忘れてしまうこともあります...。そして単語学習は基本毎日行います。

次は英語学習をやりたいと欲求(craving)を起こさせるよう、英語学習を魅力的にする工夫を考えます。

これ、なかなか難しいですよね...。机の上の学習は、成果がみえてくれば楽しいものなのですが、特に資格に向けての勉強などは退屈になりがちですね。ここでお勧めなのは自分がすでに行っている快の習慣と学習を組み合わせることです。例えば机の上での勉強を1時間やったらお風呂に入る、朝リスニング問題1回分解いたらコーヒーを入れて飲むなどなど。これを続けていって、勉強をやったあとの充実感+快の習慣の快適さがとってもやみつきになり、勉強しないと気持ち悪い、っとなるくらいが目標です。

他には好きな映画やYouTubeで英語学習したり、素早くフィードバックが受けられる仕組みを作ったり、といった方法も英語学習の魅力を増やす方法ですね。

次は行動(response)です。学習をするっという行動をできるだけ簡単にして、まずは何度も繰り返し行うことを優先します。初日から3時間やる!と計画しても、なかなか習慣付けできない場合が多いです。まずは短い時間でもいいのでやることを目標とします。また、学習に適した環境を整えることも大切です。学習の準備をするの時間がかかるようだと、ついつい他の楽な行動へ引っ張られてしまいます(スマホをいじってしまうなど)。どうしたら自分が誘惑に負けず英語学習に取り組めるか、システムを作っていきます。このことについてはまた次の実行編で詳しく書きたいと思います。

最後は報酬(reward)。英語学習によって得られる報酬には英語力向上によるものが多いと思います。英語で会話ができた、仕事で英語を使って交渉ができた、映画の英語が聞き取れた、英語を話す友達ができた、などなど。ただこれらはすべて学習後瞬間的に与えられるものではなく、遅れてやってくるものです。そしてここが英語学習の習慣化の難しさでもあります。人間の脳は今すぐ得られる報酬をより魅力的に感じるようにできています。遅れてくる報酬にはあまり興味がわかないのです。よくカレンダーに×印をつけるとか、学習時間を記録するのがいい、と言われるのは、学習が終わった後の記録する、という行動が満足感という報酬を強調してくれるからです。ああ!今日も勉強頑張った!私えらい!っというプラスの感情を、脳が報酬として記憶することによって、またその行動をしたいと脳が思うようになるのです。また、私が奨励するdeliberate practiceの原理を使っての学習法では、細かく課題を分け、積極的に現在の英語力を測っていきます。英語学習の最高の喜びは成長感。その報酬をより頻繁に感じられるように学習計画を練っていきます。


次回は実行・修正編、deliberate practiceの理論について、うまくできなかった時の対応について少しお話ししたいと思います。

短くまとめるというのは、こんなに大変なものか...
休みの日に1記事上げるのを目標、時々あきらめたくなりますが、習慣化のコツを使って頑張っていきたいと思います。スキやフォローしてくれる方、本当にありがとうございます。最高の報酬です(^^)

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