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リアムのソロ近況について

どうも、
de la chickのたけおです。

なんの脈略もなく書き始めます…



リアムの2022年リリースのアルバムに先駆けて公開された新曲です。
⬇︎

結論から言うと、酷いです。

理由はハッキリしていて、後ほど書きます。


リアムは今、英国に置いて90'sリバイバルのアイコンとしてフロントランナーをひた走り、ライブにおける集客数の勢いはとどまる事を知らない。
それはソロ第1作『As You Were』が、ありとあらゆる要素に置いて"正解"だった事により、奇跡的とも言えるステップを踏んで乗車したジェットコースターが今も稼働し続けているからだ。

しかし、その状況と反比例する様に、2ndアルバム『Why Me?Why Not』以降、発表される新曲のクオリティは下降線を辿る一方だ。

これは僕の主観的な感想だろうか?

いや、それは事実だ。

リード曲はフックへの構成、アレンジも含め「Wall Of Glass」の劣化版としか言いようがないような楽曲を連発するだけ。

そして、その他楽曲は…

なぜ、楽曲のクオリティが下降線を辿っているのか

推測の域より、ちょっとだけ踏み込めている自負がある感覚でその答えを言うと、

"リアムが自信を取り戻した(戻してしまった)から"

である。

どういこと?

説明します。

oasis解散後、リアムはBeady Eyeで本人が想像していたとはあまりにもかけ離れた現実に直面した。セールスは当然ながら、リアムの唯一の特権である"アイコン"としての消費期限すら切れてしまったような状況。
それに反して、解散後の兄、ノエルは絶好調だった(彼のリアムより深刻な下降線については、長くなるので、またの機会に…)。

そんな、打ちひしがれた状況からスタートしたリアムのソロのプロジェクト。
パートナーのデビーに支えられながら、失意の中で模索しながら見つけた答えは、意外でもあり、必然だった。
それは、

"ソングライターの起用"

これは、リアムにとって、バンドメンバー以外と言う点で初の試みであり、新しい扉を開く決断だった。

そしてこの決断にリアムが踏み切れたのは、間違いなく、彼は当時、

"自信を失っていた"

からである。

"俺が作り歌えばクソ最高だろ"

そんな幻想に囚われていた彼のアイデンティティが崩れ、

"クソ、どーすりゃいいんだ?"

そんなパラノイアから導き出した答え。

そして、彼のエゴや根本的なソングライティング能力の限界から解き放たれた1stアルバムは多彩な楽曲に彩られた作品となった。
これが、完全なる"正解"だった。

藁をも縋る的な状況で踏み切った決断(想像するに、デビーの存在は大きい)が正解だった事は結果が証明する。
1stアルバムは多くの古参oasisファンにとどまらず、oasisリアルタイム世代を親に持つ子供達にも届いたのだ。

1stのサクセスでリアムのキャリアは再びクランクインした。

しかし、である。

自信がもたらす弊害

自信を奪われたリアムは1st album『As You Were』の頃、単純に"聞く耳"を持っていたのだろう。
特に(今回のコラムの論点)、"ソングライティング"と言う点でリアムは上記の「聞く耳」を持っていた。

が、その1stアルバムの成功により、彼は再び、無意識のうちに自我に目覚めたのだろう。

"俺が作り歌えばクソ最高"PART2、である。

そして、成功で変化したのはリアムだけでなく、彼の周りのプロデューサー、コライトチームも同様に意識が変わってしまったのだろう。

恐らく今、デビー及びプロデューサー達は、
「成功したアイコン、リアム」のアイデアを必要以上に聞いてしまっている状況なのは容易に想像できる。
リアムのソングライターとしての限界は既に知っているはずなのに…。


リアム「なあ、クソビッグなロックンロールソングが出来たぜ!スタジアムがぶっ飛ぶやつだ」

プロデューサー「まじっすか!うわ、やべーっすわ!」

そんな声が聞こえてきそうな楽曲、とともに発表された2ndアルバム。

あの失意の中、聞く耳を持ち、謙虚な心で、ソングライターチーム優先で作った1stの楽曲群りあからは想像も出来ない、劣化版『Lyla』なサウンドスタイル。

⬇︎一応、ノエル作『Lyla』:リアムが大好きなビッグなスタジアムロックでありつつ、キャッチーなメロディ。リアムには到底作れる代物ではない。



そして、冒頭のリアムの新曲『C"mon You Know』だ。


まとめ

とにかく、

リアムは復活はしている。
oasisの楽曲を惜しげもなく披露するライブも大盛況だ。

ただ、

ソロアーティスト、リアム・ギャラガーとしての存在価値を保つためには、現状の制作環境、プロダクションでは既に限界がきている。

1stの頃のような気持ちを再び持って、「ソングライティング」という迷宮に立ち向かう姿を見せなければ、今後、リアムのライブで新曲に歓声が沸く事は無いだろう。

まあ、

「oasis楽曲さえ歌えばこっちのもん」とリアムが思っているなら、
この文全て、余計なお世話なのだが。


たけお


#oasis
#liamgallagher
#noelgallagher

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