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LINE謎「Diversity」のあとがき

LINE謎「Diversity」をプレイしていただきありがとうございます!

この記事はあとがきです。まだプレイされてない方はこちらのリンクからどうぞ!

以下、ネタバレ防止の空白を挟んで本文です!









ちゃんとエンディング回収した?






テーマ

このLINE謎は、「何かを気にするあまり、目的を見失う」をテーマに作成しました。

デバッグという目的を見失わなかった人は、2つ目のエンディングにたどりつけましたね。

最近は謎解きに限らず、多方面に配慮を……みたいなのをよく見かけると思います。それ自体はすごく良いことなんですが、それによって元の良さが失われていたり、当初の目的とズレていたりすると、それ必要あったのかなあとモヤモヤすることがあったりなかったり。

配慮すること自体は良いことなので、ちゃんと目的と照らし合わせていい落とし所を見つけるのが大事だよね!ってことが言いたくてこのLINE謎を作りました。なんかメッセージ性強いLINE謎になってしまいました。

そんなわけで構造とオチも考えて、プレイヤーも目的を見失っていたよね、という作りにしました。ちゃんと気づいて1発で裏エンドに行った人ももしかするといるかもしれませんね。

依頼者の部長さんも、どうやら謎が解ける人だったみたいです。「部長」と聞いて、謎解きに疎いおじさんを想像した人もいるんじゃないでしょうか。最近よく聞くアンコンシャスバイアスってやつです。

ヒントについて

最初は全部ヒントをつけようかと思っていました。しかしこのメタ構造みたいな設定ゆえに、ヒントの内容は元々の謎に対する文章しか記すことができず(そうじゃないと世界観の外からのヒントにするしかない)、かえってややこしくなりそうなので泣く泣く実装をやめました……

配慮の配慮

このLINE謎ですが、一歩間違うと意図とは違う伝わり方をしたり不快になったりする方も出るんじゃないかとかなり不安でした。そういう方がいたら申し訳ありません。

別にそういう風潮をバカにしたいわけじゃないんだよって言うのが伝わるように、表現はかなり考えました。裏ゴールにたどり着かないと意図が全部伝わらないなと思ったので、これで終わりじゃないんだよという匂わせも強めにしました。

出しても誤解ないものになっているか、デバッグも含めたジャッジを何名かの方にしてもらいました。結構いい着地点になったと思います、ありがとうございました!

結果、言いたいことは割と表現できたかなと思っていますが、どうだったでしょうか?企業や団体には作りづらい、個人ならではのものにはなったかなと思います。配慮って結局線引きの問題ですごい難しいので、企業や団体で制作している方々は本当にすごいと思います。いつも楽しませてもらってます。

もしこれで燃えたら、この記事ごとぜーんぶ消して無かったことにします。。、

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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