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ときメモ30周年ライブのイブに指を突っ込んでいたときの話

こんにちは。こんばんは。

今回はnoteを始めるきっかけになったときメモ30周年ライブ…ではなく、そのイブに高田馬場のゲームセンター「ゲーセンミカド」で行われた「ときめきメモリアル〜おしえて Your heart〜」の大会に参加したときの日記になります。

いつもだらだらと長い記事を書いていますが、今回は1時間程度の大会の話なので短くまとめられるんじゃないかなと思います。

あんまり画像も無いので文章ばかりの窮屈な記事になってしまいましたが、お付き合いしていただければ幸いです。

ときめきメモリアル〜おしえて Your heart〜

このゲームを遊んだのは1回だけなのであまり多くは語れないのですが、簡単にどんなゲームか説明させて下さい。

一言で言うと「〜おしえて Your heart〜」はときメモのアーケード版です。

目的は本編同様、意中の女の子を落とすことです。3ヶ月に1回のデートで好感度を上げ、永遠に幸せな関係を目指します。

ここまでは本編と変わりません。ですが嬉しいことに、本編のように爆弾処理をする必要はありません。傷心度が存在しないので爆弾が発生しないのです。

代わりにこっちが傷心します。

女の子に悪い印象を与えるとこちらのライフが減り、0になるとゲームオーバーです。
どんなに好感度を稼いでたとしても終了となります。めめやろです。
なので、女の子に良い印象を与え続けなければなりません。

本編だけやったことがある人は「デートの選択肢ってそんなに難しい?」と思うかもしれません。実際、明らかにこれはダメだろという選択肢はあります。

ですが、喋る内容だけでデートの成否って決まりませんよね。あなたの気持ちを伝えなければ上手くいきませんし、伝えたいですよね。

ご安心ください。
この筐体、あなたの繊細な気持ちを汲んでくれるんです。
これが「おしえて Your heart」たる所以です。

操作盤の左側にはマウス型の装置が付いています。これに人差し指、中指、薬指を置くとあなたの心拍数と発汗量が測定されるのです。この特徴的なシステムから「指突っ込むやつ」の愛称で親しまれています。

そして、心拍数と発汗量のデータはあなたの心として解釈され、選択肢を選んだときに女の子に与える印象が変わってくるんです。
「映画面白かったね」と言ってもテンションが低ければ「嘘ついてない?」と言われて死んでしまいます。
嘘発見器みたいですね。

良さげな選択肢でも、センサー次第で大ダメージを受けることも。
そのため、女の子が伝説の木の下に来てくれるかどうかというより、こっちが伝説の木に辿り着けるかどうかが問題になってきます。

指突っ込むやつ 世界大会

そんな指突っ込むやつですが、現在稼働しているゲーセンは世界で唯一、高田馬場のゲーセンミカドだけです。

つまり、ここで大会を開けばそれは世界大会であり、ここでルールが作られればそれは世界大会レギュレーションになるのです。

その世界大会がときメモ30周年ライブの前日、2024/5/17に開催されることが決定しました。

自分はパズルゲームが苦手なので「対戦ぱずるだま」の方は敬遠していたのですが、指突っ込むやつなら出来そうと思っていたのでずっと遊ぶ機会を窺っていました。

大会後はフリープレイで遊べる時間もあるのですが、ライブ前夜という特別な日なので折角なら大会にも参加しようと思い立った訳です。

実際飛び込んでみると面白いことが幾つか起きました。ゲームの大会は初でしたが参加してよかったなと思います。

大会レポ

大会前

開始は20:00だったのですが、大会参加初で不安だったのか16:00頃にミカドに着きました。

階段で2階に上がりすぐ左を見ると…
確かにやつらはコインと指が突っ込まれるのを待っていました。

デモ画面には詩織や如月さん等見慣れた方々が映っています。

自宅の内と外はときメモの有無で分けられるほどリアルとは隔絶された物だったので、現実にときメモの何かが存在しているというのは何とも不思議な感覚でした。

詩織達が見つめる先、階段の正面にはyoutube配信用の機材が置かれています。あんまりに早く来てしまったのでエントリー用紙は置いていなかったような…
大会前に遊んでいいのか分からなかったので、仕方なく他のゲームで時間を潰すことに。

時間をかけた割には下手なんですが、格ゲーをやっていたので「スパ2X」や「スト3 3rd」でcpuと遊んでいました。

ボコボコでした…
いや自分パッド勢だから…
コントローラーあったら余裕だから…

Tホークのコンドルダイブが一生落とせなかったり、リュウを使ってるのに何故かディージェイに弾撃ちで負けてたりすると、いつの間にやら
エントリー用紙が用意されています。

券売機で大会参加券(300円)を購入し、エントリー用紙にリングネーム(本名)と愛する伴侶である虹野さんの名前を記入しました。
世界大会では、病める時も健やかなる時もセンサーの調子が悪い時も、1人の女性と手を繋いで歩んでいかねばならんのです。

開幕

しばらくすると少しずつ人が集まり、最終的に滑り込み参加なども含めて16人の選手がエントリーしました。

現実に存在するメモラーを見たのはこれが初めてでしたね。もしかしたらネット上にしかいないバーチャルな存在なのではと思ってました。
まあ、次の日には100倍以上の数のメモラーに遭遇するわけですが…

そして開始時刻の20:00となり、司会者様がルール説明をしようと口を開きました。その瞬間、1人の選手がさも当然のように美樹原さんの告白シーンを披露します。
やはりライブ前日の大会は一味違いますね。

美樹原さんとの熱々っぷりを全員で鑑賞した後、今度こそルール説明が始まりました。

  1. 2人同時にスタートしてより長く生き残った方が勝者

  2. ダブルk.o.の場合、両者失格となる

  3. 1人の女の子と一生添い遂げる(2年目からしか登場しない美樹原さんと優美ちゃんを除く)

  4. 本名で遊ぶ(?)

ここまではいつもの世界大会ルールなのですが、今日はライブ前日。素敵な追加ルールがございます。

なんと…

今回はタダで好きな子を選べるんです!

このルールが発表されたとき、惜しみない拍手が司会者様に贈られましたとさ…

…はい。
いつもは指名料(1000円)を徴収しているのです。
無料の場合はランダムとなります。

おそらく、女の子によって攻略難度に差があるので、指名するキャラの偏りを防ぐための措置なんだと思います。
愛する人との険しい道よりも、ただ易き道を愛する人もいるんです。

無料で指名できる日も時々あるのですが、本当に惚れた女か確認するために厳格な審査が設けられます。

ですが今回はライブ前夜祭。こんな日に大会に参加する方々ですからキャラ愛でふるいにかける必要なんて無いんです。

実際、司会者様が「明日のライブ参加する人ー?」と聞いたら16人全員が元気に手を挙げていましたね。

死屍累々

ルール説明も終わり、筐体の設定も完了。ついに世界大会が始まります。
大会の模様はミカドの公式チャンネルに残っているのでぜひご覧ください。チェックだ!チェック!

難易度はhardest。1発の小パンで、格ゲー史上最悪のクソキャラの1人、ストZERO3のV豪鬼のオリコンばりに体力が減ります。

多くのメモラーが愛する人を傷つけたショックで再起不能になりますが、ついに自分にも迎えが来ます。

その日は2台ある内、1台のセンサーが不調でした。しかし大会中その事実をあまり理解してなかった自分は、イマイチな方のマシンを対戦相手に押し付けてしまいました。あの時の対戦相手様、本当に申し訳ありません。

勿論自分は虹野さんと共にスタート。最初の動物園デートではわりと良い印象を与えることができ「やっぱり俺と虹野さんの相性はバッチリだな!」と勝利を確信していました。

次は海デートだったのですが、見知らぬ女性のパンチラで鼻血を出してしまいます。

何も知らない優しい虹野さんは心配してくれますが、ここで選択肢が。

「あの子のパンツで興奮した。」
「どうも日射病らしい。」

自分の前に虹野さんとデートしていた方は「どうも日射病らしい。」で果てていました。
しかし、だからといって「あの子のパンツで興奮した。」なんて選べません。最悪すぎます。

しょうがないので、自分と虹野さんとの相性を信じて「どうも日射病らしい。」を選んだのですが。

「へぇ、本当?怪しいよ。」

(首をブンブン!)

「もういいよ…それが止まったら着替えようよ」

(悪い印象を与えちゃったかな)

ライフが一気に0に。
まさか中パンで10割とは…
後ろの方から「あー!」というような声が聞こえてきます。

こうして俺の高校生活半年間は幕を閉じた…
思えば何もしてないような気がするな…

戦いの果てに

海行かば鼻血漬く屍 山行かば雪漬く屍

数多の犠牲の末、たった1人の優勝者がパートナーである詩織と共に立っていました。

優勝決定後のウイニングランも好調で、告白チャンスが訪れます。
このゲームでは連続でデートが上手くいくと、伝説の木とか関係なく自分から告白できるんです。

大会では生き残った時間が勝敗を分けるので途中告白は無しなのですが、もう勝敗を分け合う相手もいません。

「俺と付き合ってほしいんだ」

優勝者様の分身は詩織に告白します。

詩織「は…い…//」

\うぉー!/

草葉の陰から見守るメモラー方から三国一の幸せ者さんへ、盛大な拍手と歓声が贈られました。

「指突っ込むやつでしか見れないシチュエーションで詩織と結ばれる」

ライブ前夜の指突っ込むやつ大会に相応しい素敵な締めだったと思います。

想い人は違っても、ゲームの最初はみんな詩織から始まったんですから。
全員が集まったとき、最後にまとめるのはやっぱり詩織なんですよね。

指を突っ込むのはほどほどに〜過ちを二度と繰り返さないために〜

反省会です。

小指を使えれば指切りから「出会えて良かった」まで繋げられる虹野さん。人差し指、中指、薬指を使う場合はどうすればいいのでしょう。
今回のプレイから攻略wikiなどを参考に考えてみました。

このnoteにも唯一無二と言っていいほどのスペシャリスト様がいらっしゃるので、指突っ込むのに興味がある方は是非探してみて下さい。
読んでいてとても面白い記事ですし、すぐに見つけられると思います。

まずセンサーの調整についてですが、心拍数と発汗量を自在に変えられる人間なんていませんよね。
いたらすぐ紐緒さんに実験動物として目を付けられてしまいます。

ですが全くのお祈りというわけではなく、指の置き方次第である程度調整はできるようです。心拍数は厳しいですが発汗量は結構微調整できるとか。

とは言っても、この調整で全ての女の子を容易に落とせるわけではありません。用意されている選択肢によって攻略難易度に差が出てきます。館林さんについてはそもそもワンコインでの攻略は不可能です。

幸運なことに、虹野さんについては判定:大(テンション高め)で良い印象を与えられる選択肢が多く、難易度は(指突っ込むやつの中では)かなり低い方らしいです。

自分がk.o.された海デートでも、判定:大で良い印象を与えられる選択肢があったのですが…

「あの子のパンツで興奮した」

が正解らしいです。

…?

ついでに言うと、あの時の自分の判定は中(テンション普通)だったのですが、それでもパンツに興奮していた方がダメージが少ないようです。

意味が分かりません…嘘をつくのは良くないってことなんでしょうか?

「どうも日射病らしい」で良い印象を与えられる時もあるらしいですが、後の選択肢も考えるとやはりパンツに大興奮するのが正解らしいです。虹野さんを差し置いて

この選択肢とテンションで一体全体どうやって好感度が上がるんでしょうか。また指を突っ込んで確認したいです。

ライブに備えて

今回はここで終わります。

この大会については、ライブ日記を書くときに前日譚として軽く触れる程度にしようと思ったのですが、軽くで済ますには長すぎたので独立した記事にしました。

ライブについては素晴らしいイラストやライブレポが溢れているのですが、大会についてはあまり書いている人がいないんですよね。
まあ、あの場にいた選手は16人だけなので当たり前と言えば当たり前なんですけど。

流通量が少ないと言う意味で、この記事にも需要があればいいなあと思います。

次回は流石にライブの話が出来そうです。どれくらいの分量になるかは分かりませんが、書き始めることはできるでしょう。

まずは物販です。ライブ初参加なのでペンライトは絶対必要ですし、出演者のメッセージが収められたパンフレットは是が非でも手に入れたいです。無かったら泣いちゃいます。

明日のライブに備えて今回は早めに切り上げましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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