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「虹色の青春」に初めて手を出した時の思い出

こんにちは。こんばんは。
この記事をクリックしていただきありがとうございます。

このアカウントでは自分がときめきメモリアルをつい最近初めて遊んだ日から、2024年5月に立川で行われた30周年ライブに赴くまでの過程を、日記のように思い出しながら書いていくつもりです。
ときメモ関連ではこれまで2個ほどnoteを書きました。

前回、ときメモに登場する子の中で…いや、おそらくギャルゲーの中での最推しが虹野さんに決まるまでの思い出を語りました。

今回もその虹野さん絡みのお話です。

もう既に肩のあたりまでどっぷり沼に嵌っていますが、今回ついに頭の先まで浸かってしまい息ができなくなります。

KCEJ(コナミコンピュータエンタテイメントジャパン)

前回書いたnoteで今回書く内容についてのヒントを残していました。
それが、KCEJ(コナミコンピュータエンタテインメントジャパン)です。

あんな壊滅的なnoteを読んでここに辿り着いた方が億が一いらっしゃったときのために、まずはそのヒントについて説明させてください。

KCEJとは?

多くの名作ゲームを世に送り出したコナミですが、辿ってきた歴史は中々複雑です。

今でこそコナミのゲーム関係の事業はコナミグループ内のKDE(コナミデジタルエンタテイメント)が担っていますが、KDEが生まれたのは2006年です。

KDEが生まれる前、コナミのゲーム開発部門はいくつかの子会社として分散していました。

ときメモが発売した1994年の頃はまだでしたが1995年にKCET(コナミコンピュータエンタテイメント東京)が誕生し、ときメモ関係のゲームの多くはそのKCETで開発されるようになります。

ですが、全てのときメモ関連タイトルがKCETで生まれたわけではありません。
KCETの外にも、多くのメモラーの心に深く刻まれた名作を作った開発会社がありました。

その社名がKCEJ。コナミコンピュータエンタテイメントジャパンです。

KCEJ。小島組といえば分かるでしょうか。
小島プロダクションの方が分かりやすいかも。

そう。KCEJとは「メタルギアソリッド」の生みの親、小島秀夫'監督'のチームがかつて所属していた開発会社です。

そんなKCEJですが、その処女作はメタルギアソリッドではありません。ポリスノーツでもありません(ポリスノーツはKCEJ誕生以前の作品)。

実はKCEJ、なんとメタルギアの前にときメモを作っているんです。しかも2作も。
メタルギア以降も含めると合計で3つ作っていました。

逆に言えば、「ときメモ」「KCEJ」と揃えば3作品にまで絞れるということです。
そして「虹野沙希」も加えればどの作品のことを指しているかほとんど完全に特定できます。

これが前回KCEJをヒントにした理由です。

ときめきメモリアル ドラマシリーズ

これが今回語る作品のタイトルですが、実はこのシリーズ、ときメモを遊ぶ前から存在は知っていました。

中学生の頃から小島秀夫監督の作品を遊んできたのでスナッチャーやポリスノーツ、ZOEシリーズと同様メタルギア以外の監督の作品として、内容はともかく名前だけは頭に入っていました。

ただその頃は恋愛ゲームに興味が無く「本編もやったことないのにいきなり外伝っていうのは…」という感じで、手を出さずにいました。

しかし2024年2月。この頃には虹野さんの一挙手一投足に悶絶し、本編も5周ぐらいやっていました。

そしてなんと、シリーズ一作目は虹野さんがメインヒロイン…こんな贅沢ありますか?

かつて「ときメモ ドラマシリーズ」を敬遠していた理由は全て無くなっていた…いや寧ろやらせてくれというような感じだったので、ついに手を出すことに。

もう「他作品への造詣を深める為」とかそんな言い訳はしません。虹野さんが好きだから始めた。それだけです。

1997年 4月

今回は新品やダウンロード版を遊べないようなので、amazonで中古のソフトを購入してps3で遊ぶことに。

起動してコナミのps1のゲームでよく見たタイプのロゴが出た後、ps版本編でも聞いた「もっと!モット!ときめき」が新アニメーションと共に流れます。
また手の込んだものを…

ゲームを最初から始めると名前の入力画面に。
2周目を遊ぶとき、人によっては名前入力のときのBGMで泣いちゃうかもしれないですね。
初見の人は何を言っているのか全く理解できないと思いますが…

名前を入れ終わると、また別のオープニングが。
どうやら最初のはドラマシリーズ共通のオープニングだったようです。

この文字から始まり、明るめな「もっとき」とはうって変わった落ち着いた印象のオープニングが流れます。

「息をつかせぬ楽しい青春」という面が強かった本編と異なる少し落ち着いた雰囲気が'ドラマ'シリーズの片鱗を感じさせてくれますね。

オープニングの最後
主人公が見上げる空に、このゲームのタイトルが虹と共にかかります。

虹色の青春

主人公は本編同様きらめき高校の学生。
ですが今回の物語の始まりは入学式からではなく2年目の4月18日から。そして物語の終わりは5月4日になります。

本編ではものの数分で終わってしまうような短い17日間。それが虹色の青春の全てです。

そして所属する部活も固定。
虹野さんがマネージャーをしているサッカー部に所属し、一年近くが経過しようとしています。

サッカー部マネージャーの虹野さん

あくまでマネージャーと部員としてですが、ある程度仲良くはあるようです。
部活前に雑談をする程度には。

そんな雑談の中で今日の部活についての話題が上がります。
どうやら今日は、引退した3年生レギュラーの穴を埋める新レギュラーが決まるそうです。

まだ補欠だった主人公にとっては運命の日。虹野さんも絶対レギュラーになれると励まします。

ですが部活開始後、レギュラーとして主人公の名前が呼ばれることはありませんでした。
しかも自分のポジションに1年の後輩が入るというなんともやるせない状況に。

こんな虚無感溢れる状況から17日後の対抗試合までにレギュラーになれるのか…

この青春の目標は伝説の樹の下での告白ではありません。
対抗試合の日まで努力を続け、レギュラーとしてフィールドに立つことです。

ここからの17日間は主人公にとってもそうですが、プレイヤーである自分にとっても決して忘れることができない思い出になりました。

全部語ると2万字ぐらいになりそうなので、特に印象に残ったエピソードをかい摘んで話そうと思います。

レギュラー発表の後

部活が終わり主人公も帰るのかなと思っていると…
なんと1人残ってボールを磨き始めました。
いや偉いな…

自分は絶対やらなかっただろうな…と思ったりもしたのですが、「ボールに触っていたかったから」という理由には少しシンパシーを感じました。
自分の場合はボールではないですけど、好きなものは機会を見つけてはずっと触っていたくなるものです。
本当にサッカーが好きだったら自分も磨いてたかもね。

せっせとボールを磨いていると、外から楽しげな談笑が聞こえてきます。
その声の主は虹野さんと…なんか頭にxの髪飾りをつけた茶髪の女の子でした。

バッテン髪飾りの子の名前は秋穂みのり。1年生で、最近サッカー部のマネージャーになった女の子です。
同じマネージャーなので虹野さんとも仲良し…いやただの先輩後輩では片付けられないぐらい、虹野さんにゾッコンっぽいです。
ほんとに虹野先輩大好き〜♡って感じです。

主人公に対しては…別にめちゃくちゃ嫌いというわけではなさそうですが、特に関心があるわけでもないようで。
まあ1年にレギュラーを取られたうだつの上がらない先輩ですからね。
補欠組その他大勢の内の1人だったんでしょう。

むしろ今日、選考落ちした主人公を虹野さんがやけに気にかけるので、自分と虹野先輩の会話を途切れさせた要注意人物としてブラックリストに入れらたかも…
ちょっと距離を感じます。

みのりちゃんは何も悪くない。いや何も悪くないからこそ、その率直な無関心寄りの態度が、これまでの努力を無意味に感じる気持ちを強くします。
こんな何もできない奴を気にかけてくれる虹野さんが特別なんだ…
ごめんね、気を使わせちゃって…

ボール磨きも終わって今度こそ家に帰るのかなと思ったら…今度は誰もいない小さな神社の境内に。

二本の木の間にゴールネットを張って、フリーキックの練習をしているようです。

持ってきたらダメそうなものも障害物になります

レギュラー・補欠がある運動部の経験が無いので分からないのですが、部活中に補欠組がボールを触る機会ってそんなに無いんでしょうか。

もう学校の外の方がボールを蹴る機会が多そうですが、試合に出る為には部活で頑張るしかないですからね。
出たいなら辞めるわけにはいきません。
諦めずにボールを蹴り続けましょう。

自主練後はさすがに家に帰りました。
部活→ボール磨き→自主練と、サッカー漬けの1日でしたね。
平日はほぼこのルーティンで進みます。

就寝前に確認したカレンダーの過去の日付には×印が。
今日のレギュラー発表まで自分なりに頑張っていたんでしょうね。毎日、毎日…

きらめき高校サッカー部は、その年の最初の対抗試合のメンバーで冬のインターハイまでやっていくので、今日レギュラーから外れた主人公が今年、試合に出る確率はほとんど無さそうです。

頑張らないとどうしようもないのは分かりますが、不安を感じずにがむしゃらに頑張るというのはなかなか難しそうですね。

やり切れないですが主人公の心はまだギリギリ折れていないようで。
今日もカレンダーに×印をつけてから眠るようです。

神様 仏様 好雄様

次の日。
このドラマシリーズでも良き親友である早乙女好雄に声をかけられます。
主人公がレギュラーに選ばれなかったことを聞いて、励ましにきたそうです。

遊園地のチケットが4枚あるから、女の子2人誘って日曜日にダブルデートにでも行かないか?と。

そしてこの親友。虹野さんをもう誘っているとか(もう1人は如月未緒さん)。
あなたが神か?

なんか好雄の話を聞く限り、虹野さんも主人公が来ると聞いて誘いに乗ってくれたとか。
選考落ちしたからかな?
それで虹野さんとデートに行けるなんて!
補欠万歳!

主人公の方はどうか知りませんが、自分が感じた昨日のやり切れなさはもうどこかに飛んで行きました。

実際のデートもとても楽しかったです。
ジェットコースターに乗ったり、お化け屋敷で何故か好雄と手を繋いだり。
虹野さんと一緒に来た如月さんも思ったより楽しめたようで嬉しい限りです。

デートの最後は虹野さんと一緒に観覧車に乗りました。

今日は楽しかったとか、あんまり異性と遊びに行ったことないんだとかいう話もしますが、やはり同じ部活なのでレギュラー発表のときの話になります。

やっぱり主人公、虹野さんから見ても落ち込んでたようで。普段はデート等の誘いはお断りしている虹野さんですが、今日は落ち込んでいる主人公と話がしたくて来てくれたようです。

「期待持たせるようなこと言って悪かったなぁって、ずっと考えてた。実はね、今日はそれを言いにきたの。ごめんなさい。」

やっぱりいい子ですね。虹野さん。
ただ闇雲に応援してるだけじゃなくて、ちゃんとこっちを見ててくれてたんですね。
虹野さんが思い詰めることなんてないのに…
こっちが謝りたいです。

主人公にかけた言葉について謝罪はしましたが、それでも虹野さんは主人公がレギュラーになることを信じてくれているようです。

自分のためだけでなく、この子の期待に応えるためにも頑張ろう。
投げ出したくなる状況ですが、虹野さんの方を向いていたら前に進めそうな気がしてきました。
明日からも頑張れそうです。

2人だけの秘密

遊園地デート後の平日のある日。好雄からある情報が。

「虹野さん。今日で部活辞めるってよ。」

すぐ落ちが読めちゃいましたけどね。それを間に受けた主人公は情報元の如月さんに確認しに行きます。

「今日は備品の補充で参加できないということでしたよ。」

ものの数分で誤解が解けました。
みのりちゃんもデマに踊らされて困り果てていましたが、真相が分かって落ち着いたようです。

虹野先輩を追っかけてる者同士なので、今回のことでちょっとは仲良くなれるかなーと思っていたのですが、みのりちゃん自身のことや虹野さんのことは全く話すつもりが無いようです。
ガード硬いな…

みのりちゃん、虹野さんのことを聞こうとすると一瞬でこうなります

「ちょっとした賑やかしイベントか。なるほどね。」

そう思ってこの日の特殊イベントは終わりだと思っていたのですが、夜の自主練で予想外の展開になります。こっちは不意打ちでした。

その日の部活は上手くいかず、課題をこなせなかったので神社で復習していると

備品の買い出しの帰りだったようです。こんな遅くまでお疲れ様です。

恥ずかしいところを見られちゃいました。レギュラーでもないのにこんな遅くまで練習してるなんて…

「恥ずかしくなんてないよ。」

そんな虹野さんの言葉で、主人公の中の不安や苦しさが堰を切ったように溢れ出します。

小学生の頃は少年野球の4番バッターになるぐらい、運動に自信があったこと。
高校生に上がって同じ学年の部員がレギュラーになっているのを見て、その自信も無くなってしまったこと。

好雄にも話したことがないような悩みを虹野さんに打ち明けました。

「得意だと思っていたことがそうでもなかった」とか「他の人に出来ることが自分には出来ない」というような苦しみ。自分も運動ではないですが似たようなものを感じていました。
自分の場合、彼と違って努力が足りないだけなのかもしれないですが。

「好きこそ物の上手なれ」って言葉がありますよね。
それに従えば何事も上達しない自分は好きですらないのかな、とかそんなことを思っていた時代がありました。
主人公もそんな風に思っていたりするのかな。

そんな主人公の話を聞いた虹野さん。
泣き出してしまいます。

多分主人公もそうだったと思いますが自分にも思いっきり沁みましたね。虹野さんの涙。

好きなこととか関係なく人生は続くので忘れていましたが、しっかり古傷は残っていたようです。
「自分が苦しみを感じるなんて烏滸がましい」と思って仕舞い込んでいただけだったようです。

虹野さんがいなかったら、仕舞い込んでいたことも忘れていたかもしれません。
自分が同情されるべき人間かは分かりません。いやそもそも同情されていないのですが。
それでも、錯覚だとしても、寄り添ってくれる人がいるように感じられて嬉しかったです。
その気持ちだけは確実です。

他の人が嬉しそうだったら一緒に笑ってくれて、辛そうだったら一緒に泣いてくれる。
虹野さんのそういう所が大好きです。

お互いに悩みやら涙やらを吐き出した後、2つほど約束をします。
1つはこの自主練は2人だけの秘密にすること。
そしてもう1つは、レギュラーになるまで頑張ること。

高校生だとちょっと恥ずかしい気もしますが指切りもしました。青春ドラマですね。

この日から虹野さんは主人公の自主練に毎日付き合ってくれるようになりました。

ライバル

1人で孤独に積み重ねてきた努力を初めて認めてくれる人が現れました。

ですが嬉しいことに、主人公を応援してくれる人が身近にもう1人出てきます。

部活後、誰もいなくなったグラウンドでフリーキックの練習をしていると、少し意外な人の声がします。

「すっごーい!」

まさかみのりちゃんから主人公を褒める言葉が出てくるなんて…
虹野さんに励まされるのも嬉しいですが、みのりちゃんに褒められると本当に上達したような感じがします。
この子、結構はっきり言うので。

どうやらみのりちゃん。マネージャーの仕事で遅くまで学校に残っていたようです。
大変ですね、マネージャーって。一体何をモチベーションに頑張るんですかね。本当に虹野さんみたいに誰かを応援するのが好きとかじゃないと厳しい気がします。

とりあえずお互い部室に用事があるので一緒に向かいます。
いつものボール磨きを始めると、みのりちゃんが主人公にこんなことを聞いてきました。

まあ やっぱり聞かれますよね

みのりちゃんの質問に対しては自分で答えを選べるんですが、なんて答えたらいいのか自分には分からなかったです。

ボールに触っていたいから、という理由だと絶対点数稼ぎではないのですが、自分じゃ殆ど蹴れないボールを磨いているのは誰かのためなんじゃないかなと思ったり。

そうなるともしかしたら点数稼ぎなのかな?とか考えたりして、どっちつかずな感じでした。

上手く答えられませんでしたが、取り敢えず初めてみのりちゃんに自分のことを聞かれたような気がします。

質問されるぐらい理解し難い習慣があってよかったですね。
みのりちゃんの点数稼ぎのためにやってたのかもね、ボール磨き。

とにかくみのりちゃん、明日から余裕があればボール磨きを手伝ってくれるようです。
共に虹野さんを追いかけるライバルであることに変わりはないようですが。

部活直後はみのりちゃんとボール磨き。そしてその後は神社で虹野さんと自主練。
レギュラーになれそうな気配はありませんが、かなり虹色の青春っぽくなってきましたね。

みのりちゃんは自分のことを話してくれるようになりました。
話題は趣味とか色々ですが、共通の話題といえばやっぱり虹野さんのことです。
虹野さんのどんな所が好きなのかという話題になると、みのりちゃんは少し意外なことを口にします。

「実をいうと私、最初は虹野先輩のことあんまり好きじゃなかったんですよ。」

「人のためになにかしてあげるなんて、なんか点数稼いでいるみたいで。」

理由を聞いてみると分からなくもないのですが、みのりちゃんがそんなことを言うなんて思ってもいませんでした。
点数稼ぎですか。だから主人公にボール磨きのこと質問したんですかね。

そんな虹野さんへの印象が180度変わったのは、マネージャーが50人(!)近くいる部員全員の弁当を用意することになったとき、らしいです。

さすがに思うところがあったのか、なんのためにこんなことしてるんですか?と虹野さんに聞いたようです。

そしたら虹野さん

「自分がやりたいからやってるだけよ。」

「なんでも一生懸命な人が好きだから、そういう人を見ると何か力になってあげられないかなってすごく思う。」

こんなことを言ったらしいです。
容易に想像できますね。

みのりちゃんはそれを聞いてすごく感動したとか。分かるわぁ。
人の力になれるってことそのものが見返りって凄いですよね。

みのりちゃんも素敵だと思いますよ。
元々理解できない人の行動に感動できるなんて、中々できる事ではないと思います。

そこから虹野さんにゾッコンだとか。今は一生懸命な人、大好きらしいです。
なんの見返りもないボール磨きをしても引かれなかったのは、虹野さんのお陰だったんですね。

「先輩も…結構いい線いってますよ。」

んん?ちょっと引っ掛かりましたね。
虹色クリアした皆さんはどう思いますか?
少なくとも嫌われてはないようです。

虹野さんにはちょっと言えませんね。

これもう付き合ってるよね

一方、虹野さんとは夜練以外でも会う機会が増えていきました。
休日には一緒に遊びに行くことも。
買い物に付き合って欲しいとか、サッカーの練習のためとか口実は様々ですが…
まあデートです。

本編では速くて1分ぐらいで終わってしまうデートですが、ここはドラマシリーズ。
本編で摂取できるときめきが10倍ぐらいに濃縮されていました。これが十数時間続きます。

思い出すと自然にニヤけてしまうような最高に幸せな時間でした。本当にありがとうございます。
個人的に特にやばかった場面を何個かピックアップして書きます。

喫茶店にて

2人で喫茶店に入って、虹野さんはパフェを注文しました。

主人公が食べたそうに見てると、一口もらえることに。
多分スプーンが1つなので間接キスじゃないかとか思いながらいただきます。

そして次は虹野さんがパフェを食べるのですが…

「あ!…//」

気付いたみたいです。顔が真っ赤です。

いや、このイベントやばいですね。動悸もニヤニヤも止まりません。
気付いた後の「ううん!何でもない…。」の声もまた…

というか間接キスで引かれない、むしろ赤面されるってことは両想いなんじゃないですかね。
早く付き合えばいいのに。

ウェディングドレス

2人でブティックに行くと、ショーウィンドウに入ったウェディングドレスが目に入ります。

商品ではないので普通試着は出来ないのですが、虹野さんのスタイルが店長の目に留まり、「店長のお眼鏡に合う服のコーディネートを見つけることができれば試着してもいい」ということになります。

店長
この年のトレンドは緑だったらしいが、コーディネートに選ぶ服は緑じゃなくてもいい

ちょっとしたミニゲームですが、これをクリアすると約束通り虹野さんがウェディングドレスを着ることに。本人はちょっと恥ずかしそうですが。

虹野さん in ウェディングドレス
ドレス姿そのものも可愛いけど
少し恥ずかしそうな表情もいいですね

次にウェディングドレスを着るときは隣で見ていたいですね。

呼び方

ゲーム中、虹野さんの呼び方を変えることができます。「虹野」とか「沙希ちゃん」とか。

勝手に決めることはできないのでお伺いを立てるのですが、かなり親密になった状態で「沙希」って呼んでいい?と聞くと

「え…」

「あ…やっぱり調子に乗ってたかな。」

「ううん、いいの。…そう呼んで。」

はあ…可愛いなあ。
好きな人の嬉しそうな声を聞くとこっちも幸せな気分になります。

やっぱり声がすごくいいというか。虹野さんの性格や言動に菅原祥子さんの声と演技がピッタリハマっているというか。

この後も呼び方を戻せますし自分はゲーム外では虹野さんと呼んでいるのですが、あんまりに嬉しそうな反応をされたので戻すことが出来ず、ずっと「沙希」呼びでしたね。

好きな人にそう呼んでって言われたらしょうがないよね。沙希…。

伝説の樹

毎晩沙希と会っているわけですが、ずっとボールを蹴り続けているわけにはいかないので、雑談もします。
好きな子と毎晩おしゃべりできるなんて…これで運を使い果たしたからレギュラーになれないのでは?

人や学校の話など話題は様々ですが、ある晩、きらめき高校名物の伝説の樹についての話になります。

どうやら沙希、卒業式の日に樹の下で告白するつもりらしいです。

今のところ、好雄ぐらいしかセリフがある男子が登場していないので相手は多分主人公だと思います。
しかし「それって俺?」と聞いて「違うよ」なんて言われたら立ち直れないので、「そ、それって誰?き、気になるなー」と恐る恐る聞いてみると

「…本当に知りたい?」

「うん…かなり。」

「…卒業式の日に教えてあげる。」

はわわわ…

これもう告白してるようなもんじゃないか…!

本編で実際の告白シーンは見たのですが、それよりもドキドキしましたね。

これから卒業式まであと何回こんなやりとりがあるんですかね。心臓発作で倒れずに1999年3月1日を迎えられるのでしょうか?

声が聞きたくて

昼もイチャイチャ、夜もイチャイチャ

そしてなんと、寝る前も…

家には電話があるので、寝る前に色々な人とお話しできます。
みのりちゃんに電話すると溢れんばかりの元気を分けてもらえたりします。

随分みのりちゃんと仲良くなったもんだ

そして勿論、沙希にも電話できます。
その日行ったデートのこととか差し入れの弁当のこととか電話する度に話題が変わります。

しかし1番胸が苦しくなったのは、むしろ何も話題が無かった時で…

「あ…私、沙希です…//」(この時点で可愛い)

「特に用事ってわけじゃないんだけど…声が聞きたくて。」

「うん…私も。」

「あのさ…」

「うん…」

「えーと…」

「うん…」

「なにもないな…」

「ふふふ…ううん、いいよ。…またいつでも電話して?」

用がなくても話したいなんて好き以外にありますか?
声が聞きたくてって言って「私も…」って返してくれる沙希が愛おしくて…苦しい。
ため息が出ますね。

"ドラマシリーズ"なので…

結局、昼から寝るまでずっとこんな調子です。
ゲーム中、しんみりする時間もありましたがそれ以外の殆どの時間はこんな幸せで溢れています。こんな素敵な幸せが続けばいいのに。

ですがドラマという文字がタイトルに入っているので、やっぱり最後の方には「転」があるわけです。

勿論この終盤の展開についても語りたいのですが、クリア後の感想なども含めると1万5000字を超えそうなので一回区切ろうと思います。

もしここまで呼んでいただいた方が万が一いらっしゃいましたら…本当にありがとうございます。

自分にとって本当に大切なゲームだったので結構迷いながら書いたのですが、それが原因でいつも以上に読みづらかったと思います。

ここまで辿り着いた方いらっしゃいましたら、何かしら反応を残していただけると嬉しいです。
このゲームの主人公ではないですが、誰かに認められるというのは本当に大きな力になります。

次回も大好きな虹野さんの話なので、少しでも良いものに出来るように尽力します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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