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02.きらきら任期付き研究者 (32歳,がん) の青春語り

どうもDEKAMIです.
昨年夏にがん (悪性リンパ腫) にり患して,最近頭蓋内に再発がみつかりました.比較できる十分なnのあるデータは自力では見つけられなかったのですが,主治医によると来月に予定している自家幹細胞移植をして,1年生きれる確率が5割くらいだそうです.他にも,CAR-T療法 (キムリア) も予定しているので,それよりは少し長いぐらいの余命でしょうか.死にそう!やばい.

本ブログは,「死んじゃった後に文章残ってると,子供に 『お父さんならこういうと思うよ~』 と言えるのでいい」ということなので,第二回は子どもに読んでもらうことも意識して,『青春自分語り』してみます.

みなさん青春してますか?

私はしています.
青春って10代ってイメージ,大学の学部くらいまでの気もするけど,私にとって研究生活もそこそこ青春って感じです.
猪突猛進気味に,なんか湧き上がるものを燃やしながら走っているような感覚.
これは青春でしょう.

んで,最近は死にそうになったので,SNSで書いたり,友達に頼んで,DEKAMI死にそうで入院生活さみしい,っていうのを広めて貰いました.
したら小中高の同級生中心にたくさん連絡もらえました.
15年ぶりとかなのに,めちゃ心配してくれてるのが伝わってくるメッセージくれたり,楽しく電話してくれたり.
特に隙間時間みつけて継続的に連絡してくれる人もいて,昔に戻ったみたいでとても喜んでいます.
同級生以外にも先輩 (ドクターの時の助教とかポスドクの人)と研究の話できたのも元気でました.

先日短期退院した時は東京から名古屋までたくさんの人が会いに来てくれて,うれしかったです.ずっと集まってなかった高校の部活のメンバーも来てくれたのが,個人的には印象深かったです.実は仲悪くなかったんだね,俺ら.キャプテンが行方不明なだけで.

病気になってわかったんですけど,みんな私のこと好きっぽい.そして,時々めちゃ好きなやつもいてくれる.特に大学の友人にはずっと助けてもらってたし,私,めちゃくちゃ友人に恵まれているのを日々実感しています.んで,彼ら彼女らがこんなに私のことを気にかけてくれるのは,きっとみんなといい青春を送れたからだと思います.10代20代の答え合わせができたみたいで,人生の満足度が大アップです.わたしもみんなのことだいすき.

私は人格者ではないですし,特別人を惹きつけるカリスマみたいなのもないです.
思い返してみても,自分がやっていたのは,おもしろそうなことには手を挙げる,おもしろそうなことを思いついたときは仲間を集めてやってみる,勉強なり部活なり,遊びの球技大会でも目の前のやることには本気でやったってことでしょうか?あとはその過程で出会った人たちを頼るとか?ほんとに特別なことはなにもしてないし,わたしが特別なわけでもない.
高校までの友人にはなんか楽しそうにしてるヤツ,大学の友人には好き勝手やってるヤツだと思われているはずです.
でもそれが,いい青春だったんだと思います.

久しぶりの友人も含めて,話してみたら結婚したり,こどもができていたりします.
そしたら新しくやりたいことがでてきました.

わたし,友人らのこどもの叔父さんになりたい!

小さいときは遊んでくれたり,ちょっと大きくなったら人生相談のってくれたり,節目節目でお祝いしてくれるおじさん.(私にはいなかったけど...)
元気になったらおしかけ叔父さん活動をがんばろうと思います.

ほんで,私の友人たちには息子の叔父さん叔母さんになってもらいたい.

私がいなくなった後に、友達が10人くらい私の息子の叔父さん叔母さんになってくれたら、それはそれで面白い子に育つと思います.
なので,次回の短期退院からは積極的に叔父さん叔母さん募集活動もしていこうと思います.

最近友人が言っていたとても好きな表現があって,青春ってこういうことなんだと思います.

毎日,毎日を,毎日していこー!



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