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プラズマCNCフレームをレーザー彫刻機から流用動画のその後/THC考

わりかし視聴回数の多いローコストプラズマCNC動画から2つ選択。動画上げっぱなしでフォローなしってのなんとかならんのかという。

この英国人の動画見てわたしは自分のプラズマカッターをCNC化しました。「XYの2軸でZは玉キャスターでイケる」ってのは真似しましたがウソです。「EMIはarruinoベースのコントロール基板をテーブルから離せばイケる」んだそうです。わたしのは高周波スタートのプラズマではなかったのでEMI発生はなく、なんも対策していません。

「このフレームをもうちょい大型化したのを製作して建屋板金の仕事に活用するべ」とキラキラ抱負を語っていますが、その後現在まで2年ほどプラズマ方面なにもやっていません。詐欺師の語り口

この方も同様の構成、EMIで止まるようで何か対策したようですね。手前左にある制御基板arduinoの箱を樹脂のステーで電気的に浮かせたり。ちゃんと見て紹介しろよ、と言われそうですが理由があります。わたしこの方の他の動画は結構視聴してて事実、つまり流行りに乗っかっていっちょ作ってみただけで、もっとまともなCNCプラズマを使ってるのを知ってるから。

プラズマCNCは今もひんぱんにクルマいじりに使っていますがこの動画アップされる直前に、ガレージ全焼して↑の機械は跡形なく消え去ったのもあり、故障してる市販のプラズマテーブルを提供してもらい、壊した制御系を捨てMach3基板、ブローバックパイロットアーク機を動かしています。

そしてこの夏、カナダ製のしっかり作られているテーブルを購入したようです。こちらもSheetcamにMachなのは同じ。

動画見て参考にするのはいいけれど、その後ちゃんと活用できてるのか確認するのは大事。CNCプラズマは「作った動いた褒めろ」で終わるのが多すぎ、難しいから。わたしのもアーク途切れ対策途中のまま半年ほど触っていないし。

前回記事の100ミリ×100ミリの薄板に特化した機械でない限り、Z軸コントロールはできたほうが良いです。

そしてTHCですが、プロモでなく、買って使ってみて調子よかったし、セラーのレスポンスがとても良いから紹介しますって動画。フレームは小型の自作、レーザー彫刻機流用でなくしっかりしてます。

このTHC、うちにありますがまだ使っていません。セラーのレスポンスが良いのはほんとうで、これより古いTHCを使っていてそれが故障した動画をアップしたらメール来て「動画上げる必要ない」と故障基板と、上のTHCを提供してくれました。
インプレ動画アップしてよってのが無償提供の条件と言われてたのをいま思い出しました、故障基板の入替えやっただけで満足しててですね。

THCはカット電圧からトーチ高をフィードバック制御する仕組みですが、その電圧は必ずしもワークとトーチ先端の距離に比例しないので難しいんですよ。正確にはプラズマアークとワークとの距離で電圧は決まるようで、ゆっくりな速度でトーチを動かしてるとアークの下のワークが吹き飛ばされてしまい底のほうにしか残ってないから実質ワークが遠いのと同じ、電圧が高くなります。
いつも同じ板厚、カット速度設定が終了してるのならTHCは便利ですけど、薄板、厚板とっかえひっかえ切っててTHCに任せっぱなしってのは無理。

中国製激安プラズマカッターに的を絞った動画の数なら世界一、NZの「イーハーッ!」の蛍光色シャツヒゲ爺の動画はみないほうがいいです。制作動機が不明、今はもう視聴者登録20万超えなので、ヒゲ爺も動画編集してる人もたぶん食えてる。

プラズマカッターのインプレ連発はやめたみたい

この数か月でTemuで買った工具のインプレに転換したようです。この人も上から降りてくるシナリオを演じるアクターYouTuberだったということで。