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幅狭下送り(フィードドッグ)と針板を作るべ

441クローンミシンでエッジに近いところを縫ってると問題になるのは、幅が9ミリもあるスロット内で下送りが落ち込んだとき革が斜めになることです。まあ針が刺さるタイミングで下送りはせりあがってきて水平になってるんですけど、革が厚いとまだ下送りがせりあがる前に刺さることになり結果として斜めに針が入ります。水平釜総合送り平ミシンでも6ミリくらいあるんで同じことが起こります。
で441用の幅狭スロットの製品を買おうとして決済に苦戦したんですが、在庫無しのようですしもう自分でつくるべ、と。↓値段も送料込み3万円するし

決済ができず、在庫も無いのは革ミシンディーラーのfacebookグループで生じたいざこざに巻き込まれてるとかではないかと思います。アメリカの441クローン革ミシンディーラーのうち茶色陣営が「そんなの使いものになるかよ」と言い出したらしい。まあ確かに細糸が使える革針が21番のSナイフしかないし、ただの見当外れなケチ付けではなさげ。グループに入ってないので詳細知りません

ゼロから作るのでなく部品の改造。これは以前ギザの下送りを溶接で埋めたものです。針孔を小さくし、幅を半分以下に詰め、針板スロットをそれに合わせた幅に詰める加工。

針板は溶接盛りして削ろうかと当初考えたんですが、使うのはステンレスなので盛った後でキレイに削るのは大変、ステンレス板を調達しプラズマでスロットを切ります。そしてスロット部を切り落としたこの部品と合体溶接すれば手間がずいぶん省けます。