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三相モーターと単相200V→三相のインバーター

中華の三相インバーターで中古の産業用三相モーター1kwが駆動テストができました。
【法規解釈追記】動力契約の三相エアコンをつける際は2kW以上でないとダメ という不思議な電気設備の技術基準がありますが、150wくらいの三相モーター駆動の切削クーラントポンプは住宅敷地に置くとアウトなのか…

2行目が大事

2行目に「住宅電路(電気機械器具内の電路を除く…」とあるので三相インバーターは電気機械器具のキャビネット内に設置し、機械内配線で完結させたり配線管やジャンクションボックスに収めるのが大事なのかも。このあとの第143条二に2kW未満の器具のことが書いてあるようですが読み取りにくい【追記ここまで】

卓上旋盤やフライスでググっても国産インバーターを使った情報ばかり(記事が古い?)、機械工作を趣味にしてる年齢層が高いため、10年とか経つともう現役でなく情報は昔のままアップデートが無いような感じがします。
そういうちょっと前の情報を読むと特別な知識やスキルが要るような書き方をしてて、理解不足の当方みたいな輩がインバーターで三相モーター動かすのできる気がしなかったのですが、卓上旋盤のDCモータートルク不足を解消すべく三相モーター化に踏み切ることにしました。多分今やらなかったら自分はこのまま年老いて死ぬだけだろうし。
1.5kwモーターが本命なんだけど、20キロ軽く超える重量で失敗に終わると体力的につらいので1kwでテスト、中華インバーターは1.5kwでも余裕がある2.2kwを注文して昨日届き今日仮配線してテストしたらあっさり動いて肩すかし食らった気持ち。難しくない。

電源は単相200Vですので、100Vから昇圧が要らず楽です。CT1というタイプですが、BT1との違いはよくわかりませんでした。

画像1

ミノムシクリップでスイッチと可変抵抗を仮配線し、インバーターパネルを操作し設定変更で外部スイッチでのコントロールを選択、加減速速度を速く(プリセットは15秒→3-5秒くらい)にしました。マニュアルの英語がヒドくちょい試行錯誤は必要でした。

端子台左から200V入力、緑赤白がモーター、端子ブロック左3本が正逆切り替えスイッチ(ON/OFF/ON)、赤白黒が可変抵抗(赤が5V黒が0V、最適抵抗値は2-10kΩ)。

画像2

これだけだと電源スイッチがないので、一つ前の画像左下の電磁開閉器とトグルスイッチをつけます。あと正逆切り替えに画像のシーソースイッチを使うのはあんまりな。

ケースに入れて、卓上旋盤のDCモーターを外してテキトーなL字ブラケットを製作し、ちょうど良い長さのVベルトをつけるだけ。ケースは配線さえキチンと固定できれば本体はプラでもよさげ(家庭用分電盤はプラですよね)

まとめ

単相200Vから三相200Vインバーターでのモーター調速は回すだけなら割とかんたんにできます。